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罪人魚[完結]
作者: 花園霊暗  (総ページ数: 13ページ)
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10~

*11*

私はまた、ナイフをポケットの中に隠した。
すると、あの者が私の元へやって来て
「そういえば、髪がストレートで黒くて、目の茶色い女性、見なかった?」
たぶん、あの女の事だろう。
私は、結構分かりやすく行動で質問をした。
「え?何で探しているかって?君と僕だけの秘密だよ」
何とか通じたみたい。でも……………………………………………………………
「実は、あの人にプロポーズをしようと思ってね…」
(な…あの女のどこが良いってのよ)
私は、怒りと憎しみでいっぱいになった。
そして私は、あの者をバルコニーに連れ出した。
「おいおい、いきなりなんだい?」
(そんなにあの女が好きなら、同じところで、一緒にしてあげる!!!)
私は、ターゲットをあの者に変え、今度はあの者にナイフを降り下ろす。
そして、海へ落とす。
(私を裏切った罰だと思いなさい!!!)

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