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*紹介文/目次*
◆完結お知らせ◆
2013/8/22、逆ギレマスカット、ついに完結いたしました!
これまで読んでくださったみなさん、コメントをくださったみなさん、ありがとうございました!
■プチ&重要お知らせ■>>196
大地のイラスト…描いてみました!
ほとんど落書きのような状態です(笑
とりあえず大地、的な←
上の参照からいけます
感想くれると泣きます。批判であろうと泣きます。(笑
◆夏休み企画 開催◆
夏休み企画では、人物たちが、海に行く物語を
【特別編】として書いていきたいと思います♪( ´▽`)
そして、追加です。夏祭りにも行きたいと思います!
海に行く&夏祭りに行くメンバーは>>112です♪
よろしくお願いします!
【夏休み特別企画】
〜海編〜
>>117&>>120
〜夏祭り編〜
>>230
はじめましての方は、はじめまして!
知っている方はこんにちはこんばんは(*゚v゚*)
冬の雫ともうします( ´▽`)
∩(´∀`∩) プチ注意〜 (∩´∀`)∩
☆作者、小説始めてまだ二ヶ月です。(マジで)
…それだけです。
★お客様&代表作です!
☆シア様【白銀の巫女姫】
一番にコメントくれたお客様!本当に感謝です(泣 作品も面白いので、ぜひご覧ください♪とてもありがたいコメントばかりです!作品は、素晴らしい文才がぎっしり詰まってます!!
☆どんどこ丸。様【噂によるとあの怪物くんのウィンクは世界で一番怖いらしい。】
はじめましてでした!更新していない時点で二番目にコメントくれたお客様です(泣 ありがとうございましたm(_ _)m
作品はとにかく面白いです!!
☆秋桜様【君とあの時あの場所で〜三ヶ月の恋物語】
コメントは欠かさずくれました!感謝の一言に尽きます(泣 大地推しだそうで、とても嬉しかったです!文才がやばいので、ぜひぜひご覧あれ*\\\\(^o^)/*
☆湖珀様【甘い恋の予感*】
はじめましてでした!ファンと言ってくださって、とても嬉しかったです!面白い、という言葉も、ありがたいです!ありがとうございました!!
☆千妃様【丸桑荘の天川さん。】
作品素晴らしいです!ぜひ見るべきです!コメントも、ありがたい言葉をたくさんくれました(泣 舞透推しだそうです!ありがとうございました(*´ー`)ゞ
☆音栗音様
はじめましてでした!指摘をしてくださった上に、それでも面白いとまで言ってくれた優しいお方です!ありがとうございましたm(_ _)m
☆凛様【眠りにつけば。】
はじめましてでした!とても嬉しくなるコメントをたくさんくれました(泣 作品も素晴らしいので、ぜひ見るべきです!意外に脇役好きだそうです(笑 ありがとうございました!
☆ばなな様【私と生徒会長と犬男子と…etc】
はじめましてでした!「萌える」と珍しい感想を言ってくださったお客様!意外な言葉に、とても嬉しかったです♪作品は、とにかくドッキュン(?)します!
☆あるゴマ様【幼なじみから恋人までの距離】
作品素晴らしいです!ぜひ見るべき!初めて弥生推しと言ってくださったお客様です(泣 コメントありがとうございましたm(_ _)m
☆みなみ様【花火がはじけたその夜】
はじめましてでした!「グレート」という一言が、今でも忘れられません…(泣 どうもありがとうございました!
☆修羅様【I wish your happiness 最初で最後の恋を】
リク依頼・相談掲示板で、依頼したときに来てくださいました!わざわざコメントも入れてもらえて、とても嬉しかったです!これからよろしくお願いします(泣
☆はるた様【なりふりかまってられないのです】
はじめましてでした!前々から読んでくれてたそうで……(嬉泣 コメントくださってとても嬉しかったです!花ちゃん推しとのこと!これからよろしくお願いしますm(_ _)m
☆水無月様【キズナ〜十二人の集いし者達〜】
はじめましてでした!一気読みをしてくださったそうです(嬉泣 可哀想な大地と、面白い舞透推しとのことです!コメントくださって、とても嬉しかったです♪これからよろしくお願いしますm(_ _)m
☆橘様
はじめましてでした!この作品を「小説」と認めてくれたお方です(泣 とても嬉しかったです。ありがとうございました!
☆ちゅちゅんがちゅん様【俺っ子と僕っ子と平凡な私】
はじめましてでした!こんな小説を面白いと言ってくださり、さらに花推しだそうです!!この方の作品は…とにかく笑えますよ(笑 ありがとうございました!
☆春歌様【まるで磁石】
はじめましてでした!まさかこの方からコメントを貰えるとは……(嬉泣 ありがとうございましたm(_ _)m作品見ましたが、とても素晴らしいですよ!必見です!これからよろしくお願いします!
☆夕衣様【真実の妖精王国】
はじめましてでした!なんと一気読みしてくださったそうです(嬉泣 作品、すごいですよもう。フェアリーがめっちゃ可愛いです(*≧艸≦)ありがとうございましたm(_ _)mこれからよろしくお願いします!
☆和泉様【こちら藤沢家四兄弟】
はじめましてでした!もう一言目から泣けてきました。(笑 大地推しだそうです!大地ホント何あんた主役じゃないでしょうに…(-。-; コメントありがとうございましたm(_ _)mこれからよろしくお願いします!
☆三崎 芽衣さん
はじめましてでした!前々から気になってくださったそうです(嬉泣 やっぱり全読み難しいですよね…。コメントありがとうございました!これからよろしくお願いします!
☆月詠さん【私の歌声を、聞いて……】
はじめましてでした!一気読み出来るなんて凄いですね…(泣 切ない気持ちの大地が好き、という意見に、なぜか感動しました(*≧艸≦)本当にありがとうございます!
上記の作品、ぜひご覧ください♪
★人物紹介>>47 & >>92
★目次
☆プロローグ この下です
☆1 >>5 & >>15
☆2>>20 & >>26
☆3>>30 & >>34
☆4>>41 & >>46
☆5>>50 & >>57
☆6>>66 & >>79
☆7>>83 & >>93
☆8>>98 & >>102
☆9>>107&>>130
☆10>>141
☆11>>160
☆12>>168
☆13>>171
☆14>>181
☆15>>189
☆15.5>>203
☆16>>210
☆17(最終話)>>234
☆【secret track -ヤヨイ-】>>53
☆【secret track -マスカ-】>>73
☆【secret track -ダイチ-】>>148
★プロローグ
オレの名前は、鬼灯 舞透(ホオズキ マスカ)。
一見取って付けたような名前だが、これは本名だ。
もう一度いいます、これは本名なんだ!
この変な名前のせいで、昔からあだ名は結構ヒドかった。
だからオレは───この名前が嫌いで、改名したいと願う日々が続いていた。
───でも、ある日。
この名前を直に侮辱してくる、小生意気な女が現れた。
『逆ギレマスカット』
10~
*3*
1来たる、マスカットの敵
わたし、姫島 花です。
高校中退して───今なんと、東京から電車でド田舎までやって来ちゃいました!
今わたしがいるのは、その田舎の高校らしき建造物の前。
今日からわたし、この高校に入ることになったんです!
───と、いうわけで。
田舎での高校生活、第一歩目です!
★☆★
「よろしくお願いします」
そう言って礼をすると、教室の中にいる人たちはパチパチとやわらかな拍手をしてくれた。
───自分だけに注目が向くのは、悪い気はしない。
むしろ気持ちがよくて、わたしはずっとここに立っていたいとまで思っていた。
「席 座ろうかー」
…でも、やっぱり先生はこういうよね。
わたしは「はい」と大人しい優等生を“演じ”て、指定された席に座った。
「よろしくー」
「あ、よろしく。なにちゃんだっけ?」
「(…イラッ)……姫島 花です」
「姫ちゃんね、今日から隣同士じゃん!ヤッタ」
「……はぁ…」
ちょっとチャラめの男子は、名前は宮本 大地というらしい。チャラいのに、なんて平凡な名前なんだ。
これからこいつが横の席だなんて、少し落胆した。
「俺のこと、イケメン大地くんでいいからね」
「イケメン、必要ですか」
「一番大事だろ!メインだよ、メイン」
「…………」
…やっぱりこの男、チャラい。
わたしの嫌いなタイプに当てはまりそうだ。
嫌いなタイプは、わたしの優等生の演技をジャマする人間。
「よろしく、大地」
「イケメンは?」
「ナイ」
きっぱりとそう言って、視線を逆に移してみた。
───そこには、机と椅子だけ。
位置からして多分男子だろうが、一応大地に「こっちの人って休み?」ときいてみた。
「ああ、休みみたい。こいつ、頭だけはいいのにいっつも休むか遅刻するかすんだよ。絶対大学受からないね」
「あんたは受けられすらしないでしょ」
「あ、この髪?」
大地がそう言って、自分の髪を触る。
───騒ぐほどでもない、綺麗な金髪だ。
「ココ校則とかないわけ」
「あるわけないじゃん、田舎だよ?」
「…そういう問題か…?」
まあよく考えてみれば色々おかしいのだが、そこはそこで面倒くさかったのでスルーした。
そして、話を戻す。
「不登校の名前は?」
「えー…教えられない」
「はァ?なんで」
「なんでってそれは……───」
大地がそう言いかけた瞬間、教室の扉がガタンと音を立てて勢いよく開いた。
わたしはびっくりして、大地の方に向けていた視線を素早く扉の方へと向ける。
「…ほ、鬼灯!遅刻だぞ!」
「うるせぇ」
少し反応が遅れて それを隠すように怒る先生にその男子生徒はそう言い放つと、ずかずかとこっちへ近づいてきた。
わたしはもちろん目を丸くして、その“鬼灯”とやらを目で追う。
すると鬼灯はわたしの横の、あの席へと 荒々しく座った。
「……ひゅー、マスちゃんこえー…」
「宮本、オレ今イラついてんだわ」
「え、あ…ごめん」
「おう」
……何というか、その男子生徒はとにかく威圧感みたいなものが凄かった。
しかも、わたしの横ということに驚き。
こいつが頭いいって…?ありえない。
「ね、怖いだろ。あれがマスちゃん」
「マスちゃん?」
ヒソヒソと、大地がそう言う。
外見に似合わない意外な名前に、わたしはつい大きめの声でそう反応してしまった。
───すると、ギロっと鬼灯から睨まれた。
獣に睨まれたようで、わたしは体が固まってしまう。
鬼灯はそんなわたしを少しの間 見て、そして次には興味のなさそうにふいっと顔を戻した。
……こ、こわっ……!
「…マスちゃんていうのは、あだ名だよ。本名は……」
そう言いかけた瞬間、今度はチャイムが大地の言葉を遮った。
───鬼灯に遮られたりチャイムに遮られたり───大変なヤツだ。
「…宮本、お前こっちこい」
「…え、えぇっ!?」
チャイムが終わった途端 鬼灯は立ち上がると、あっという間に大地を引っ張って教室から出てしまった…───
……今日、すごくハイスピードで事が進んでいったような気がするのは気のせいだろうか…。