完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

【NL・パロディ】ONE PIECE 【短編集】
作者： おれんじたると@大野瑠香　　（総ページ数： 13ページ）
関連タグ：
 >>「紹介文／目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10～

＊12＊

ビビちゃんが心配そうな顔をしてじっとこっちを見てくる。

ーズキッ

またあの痛みだ。
「と、トニー君呼んできましょうか？！ちょっと顔色悪すぎますよ！！」
「い、いや、、大丈夫だよ、、、。ははは、ちょっと寝不足かな？」
ビビちゃんはまだ心配そうな顔をしている。
、、、そういえば、ビビちゃんがここに来たってことは、
きっと、ビビちゃんにも用があったはずだよね、、、？
「それより、、、ビビちゃんは何か用があったんじゃないの？」
「あぁ、たいした用じゃないんですけど、、、。
少しお水を貰おうと思って、、、。」
「あ、ああ。なんか止めちゃってごめんね？」
早く、早く、、、この場を離れないと、、、
「え？ああ、別にいいんですよ！
ただサンジさんの顔色があまり良くないから、、、。
サンジさん、あんまり無理しないでくださいね？」
にこっと笑うとビビちゃんはキッチンの中に入っていった。
「ビビちゃん心配してくれてありがとう」
おれはビビちゃんの顔も見ずにそう言ってキッチンを出た。

倉庫に着いてもズキズキとまだおれの胸あたりは痛かった。
ただ痛みは少し収まってきたようだ。
大体、この痛みは何なんだよ？
胸を刺されるような、針でつつかれるような、、、。
この痛みが恋の痛みならまだ分かるのに。

『ビビちゃんに惚れている。』

それが分からない程おれは馬鹿じゃない。

だが、\\

11　＜　12　＞　13