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*23*
「黒の読姫!こちらに来い」バドリックは地下室の入り口あたりから声をかけている。「お呼びがかかったのですよ。行ってくるのです」ダリアンは希望を失っているかのように元気がない声で言った。「ダリアン!」ヒューイは立ち上がったダリアンのスカートの裾を握り「君は大丈夫なのか?」ダリアンはそれに対し二秒くらいの間をあけてから「是」と答えた。ヒューイの質問は体のことなのか。それとも書架のことなのか。ダリアンはわかっているかのようにバドリックたちの方へ向かっていた。バドリック達はヒューイに銃口を向け動けないようにしていた。バドリックとその手下とダリアンはヒューイのいる地下室を後にした
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