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【銀魂】 曇天に咲き誇る花
作者: シルバー  (総ページ数: 20ページ)
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10~

*9*

第5訓  知っていいことと悪いことがあるんだよぉーー
こちらは祭りの入り口神社付近。
「ハイハイ。並んでくださーい。顔チェックさしてもらいまーす。」
忙しそうに働いている真選組の中で、
1番隊隊長沖田総悟、副長土方十四郎、局長近藤勲はテントの中にいた。
「ったく、人多いな。」
「そうですねい。ところで近藤さん。この検問はどいつをさがしてんですかぃ。」
「俺にも教えてくれ。隊士どもに聞いても局長に聞いてくれとしかいわんのでな。」
「そうでさあ。超危険人物って?」
「ああ。いってなかったか?あっそうか。お前ら、見回りだったもんな。すまん。」

           ドン


近藤さんが手に持っていたもの。それは、分厚くたくさんの資料が入っているファイルだった。
「これは・・。」
と、土方はファイルを見た。今までは事件ごとだったのに、
事件の名前は書いておらず、ただ・・・



「呪い子」





としか書いていなかった。
「呪い子。あれは、作り話じゃなかったのか?」
「なんですかぁ。呪い子って。きいたことないでサァ。」
「まあな、普通は事件ごとでまとめるんだが・・。そいつは、生きているということが世間に知れ渡っただけで、一つの事件だからな。」
そう言い。2人にファイルの中を確認しておけと言い残してテントの外へ行ってしまった。


            パラ

          
ファイルの中の一番始めのページには1人の少女の写真。
次のページには、呪い子とは・・。と、たくさんのことが書いてあった。
「しっかしここまでしますか?真選組は攘夷浪士を取り締まっているのに。こんな女を?意味が分かりませんよ。」
          パラ
「なるほどな、16歳にして数々の村を滅ぼしたか。」
「女一人にですかい?つかまえてどうすんですかい?」
「上が捕まえろとしか言わんのでな。しかし、うらでは・宇宙海賊春雨がかかわっているという情報もある。」
いつの間にかいた近藤はそういった。
「局長ーー1人妙なやつが・・」
「ザキ今いく。行くぞトシ、総悟。」
      ・・・・

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