完結小説図書館
<< 小説一覧に戻る
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*4*
第二章 その1 おつかい
さて、月日がたち、どんべとひかりは8歳になりました。
どんべ「ひかり、おはよう」ひかり「おはよう」
ひかり「おばあさん、この服、飽きたわ」おばあさん「そうね、でも新しい着物を買うお金もないわ、我慢しなさい」おじいさん「おお、ちょうどいいわい。最近コスプレパーティーにいって、セーラー服を買って来たんだ。さあ、着てみなさい。」おばあさん「こんなロリコンはおいといて、朝ごはんにしましょ。どんべ、ひかり。」おじいさん「ロリコンじゃないのに〜(泣)」おばあさん「そういえば、この機織り部屋で女の人が機織りしていたのに気づいたわ。開けてみましょ。」
お菊さん「見てしまいましたね、おばあさん…私はお菊。どんべとひかりをずっと育てていました。ここに単物を置いていきます。どんべ、ひかり。ちゃんとおじいさんとおばあさんの言うことを聞くのよ。それでは、さようなら…」そういうと、お菊さんは鶴の姿に変わり、空へと飛んでいきました…ひかり「お菊さん…」どんべ「おっかさ〜ん…行かないで…」おばあさん「この単物、どうしましょう。」おじいさん「そうだ。隣村の一体さんの所に渡せば、お金になるぞ。」おばあさん「それもそうですね。じゃあどんべとひかりに頼みましょ。どんべ、ひかり。この単物を隣村の一体さんの所に持っていっておいで。」ひかり「はーい。」
第二章 その2に続く!
PR