完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

パンプキン王子の冒険【完結!】
作者: モンブラン博士  (総ページ数: 144ページ)
関連タグ:
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~

*34*

(あなたは、ホワイトくん)

たしかにラブリの目下にはホワイトくんがいます(ラブリは今、空中浮遊している状態です)。

「すみません、ラブリさん。弾が当たると危ないので、少しどいてくれませんか?」

(えっ?)

すると、驚いたことにホワイトくんが白色の小さなモデルガンを取り出したのです。

「天国に行こうとしない幽霊は、ぼくが天国にいかせてあげる!」

いきなりホワイトくんはゆるりちゃんに向かって銃を乱射し始めました。

何も出ていないように感じられましたが、実はピンクの光線が発射されていたのです。

(何するのよぉ)

「ぼくはエンゼル星人。地球では天使っていう存在だよっ!」

ホワイトくんは白い羽を背中から生やし、金色の輪が頭に浮かんだ姿になると猛スピードで舞い上がりゆるりちゃんに突進していきました。

「天国にいかないなら、存在を消すけど、いいよね?」

(えーっ、いやよ、そんなの・・・)

「答えは決まってる!」

そう言って、再び、銃を乱射し始める、ホワイトくん。

「クククク・・・逃げろ逃げろ。どんなに逃げてもぼくの『魂吸収銃』からは・・・」

(いつの間に目の前にきたのぉ)

「逃れられないのさ!!」

カチッ、キュン!

ゆるりちゃんはあっという間に銃口に吸収されてしまいました。

「フフフフフ、さて、次は・・・・」

冷酷な表情で銃口を今度はラブリに向けました。

「きみの番だ!」

33 < 34 > 35