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――放課後ロックンロール。ヒステリック姉さん再び。
作者: チョコ★ ◆.zuTcWIMPg  (総ページ数: 112ページ)
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「はいどうぞお、たくさん食べてねえ」
あたしはテーブルにピーマンづくしの料理をならべた。

いるかは殺される寸前の豚みたいな目つきをしていた。

ぐくっとつばをのみピーマンを口の中にふくんだ。

あれ、食べるんだ。と内心がっかりしたけどそれはつかの間だった。
「ひょっひょ、ひょいれひってくふへ〜(ちょっとトイレいってくるね)」
ピーマンを口につめたいるかはハムスターみたいなほっぺをしてトイレへ行った。

数分後

「はあ、すっきりしたあ」
ニッコニコで出てきたいるかの口にはもうピーマンはありませんでした。

こいつ、


トイレにピーマン流したな。


「あっそういえばあああ」
あたしは話を切り出した。

自然にどすのきいた声が出る。


「今日、トイレの配水管の点検なのよねえ。
なんかさあ?変なものとか流してるのが最近ニュースになったから
な・に・か流してたらつかまっちゃうんだよね。




警察に」

いるかの顔が青ざめた。

あたしは笑いをこらえるのがやっとでした。

「そ…それって…ぴ、ピーマンでも?」
いるかの声は震えてました。


ちょっとかわいそうなかな。

と思ったけどトイレへ走っていったいるかの背中を見てあたしは
鼻血出してわらったよ、まじで。

いるかは本当いじられキャラだな。かわいそ((いじるお前が悪いんじゃね?!byチョコ★

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