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＊紹介文／目次＊

数年前
小学五年生の女の子夢ちゃんが行方不明になった
今も見つかっていない
夢ちゃんは明るく元気な子だった
親と警察は今も探している
とある少女も

10～ 20～

＊18＊

目を覚ますと、自分の部屋に居た
ベッドに寝転んでいるままだった
「夢か」
手を上げながら鈴子が言った
ピンポーン
チャイムの音が鳴った
「ハーイ」
母親が出た
「鈴子ー
　降りて来なさい」
母親が言った
「ハーイ」
鈴子は素早く階段を降りた
そこには私服姿のメガネをかけた青年が居た
高校生くらいの大きさだ
鈴子はその人物を知っていた
夢の兄、野水明人だった
「明人さん何か用ですか？」
鈴子が言った
「ラーメン食べに行きませんか？」
「ラーメン・・ですか？」
鈴子が言った
「僕の驕りです
　気分転換にどうですか？」
明人が笑顔で言った