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名探偵コナン夢物語 過去編2
作者: らいち。  (総ページ数: 6ページ)
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*3*


4.酷くない(?)話。


「あれ…。ここ、どこ…?」
「び、Bちゃぁ〜ん!!」

空がラベンダー色に変わり始めたころ、
Bは目を覚ました。

何が何だか分からない、という顔のBに、
Aは思い切り抱きついた。
その瞳からは、ボロボロと涙がこぼれている。

「ん? Cじゃないか。どうしてここに?」

Bは相変わらずきょとんとして、キーホルダーを拾うCに尋ねた。

「Bちゃん、どこまで覚えてる?」
「どこまでったって…。 多分、謝ったあと…かな?」
「やっぱり。」

Cは短いため息をつき、
Bの目線に合うようにしゃがんで
十字架のキーホルダーを目の前に持ってきた。

「今日、何の日か分かる?」

続けてCが尋ねた。

「あ!そうか!」

と、Aが声をあげる。


そう。
13日の金曜日だったのさ。


帝丹小が建つずっと前、
同じようなことがあったらしい。



まぁ、
詳しいことはもみ消されちゃってんだけど、
分かったかな。

簡単に言うと、
Bは『悪魔にとりつかれてた』ってことだよ。

つまり、
Aを殺そうとしたのは悪魔だった っていうオチ。



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