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暴走族な彼。 ≪完結≫
作者: みるく  (総ページ数: 39ページ)
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10~ 20~ 30~

*27*

〜番外編〜花ちゃんの居なくなった夜2

(カオリsibe)

数「カオリ...」

数が不安そうにウチの名前を呼ぶ。

花ちゃん....。

絶対無事でいてけぇのぉ...。

翔「わし、ちぃと外出るわ」

突然、翔さんは誰の返事も聞かず一人で外に行ってしまった。


数「あいつ...一人で探す気なんじゃ..っ!」

カ「っ!」

数の言った言葉に耳を疑った。

翔さんがまさかこんなに”女の子”の事で必死になるなんて思いもしなかった。

きっと、翔さんもあの無邪気な花ちゃんを見つけたいんじゃ...。


カ「数。ウチらもぼちぼち行こうかのぉ」

数「ふっ。翔だけじゃ心配じゃしのぉ」

数も分かってくれたみたいじゃ。

二人で外に出た。

ドアを開ければ寒い風が吹く。

こんな寒い日に、服一枚で辺りを走りまわっとる翔さん。

翔「どこに、おるんじゃぁ!!...っ!」

泣きそうな声で叫ぶ翔さん。

きっと、今の翔さんの心の声。


カ「しょうーさーん!」

数「ったく、分かりやすい奴じゃ。」

翔さんはウチらの姿を見つけると涙を出しながらキラキラ目を輝かせていた。

翔「数、カオリ...ひんっ..あっ..りがと。」

カ「ちょっ。翔さん泣かないでよぉ」

号泣してる翔さん。

よっぽど花ちゃんが大事なんじゃね。

数「翔、はよ泣きやめや。わしはあっち探してくるけぇ。」

そう言い数はあっちへ行ってしもぉた。


ふふっ。

でも、見えたよ数。

ああ言ったあと、ちょーっとだけ顔を赤くしたの。

あれが数なりの慰め方なんじゃね//

そんな数も大好きじゃよ。/////

カ「ふふっ。じゃぁ、翔さん。ウチもあの辺り捜してくるけぇ」

翔「あ、ああ。わしもあそこらへん探してみるわい」

こうしてうちと翔さんはわかれた。


カ「花ちゃんー!!」

大声で呼んでるけど、なんの声もない。

カ「花ちゃん!はなちゃっ...ん。」

花ちゃん。お願い。はやく戻ってきて...。


ピピピ

そんな時、電話がなった。

カ「また理子さんじゃ。」

今度はなんじゃろ?なんて思いながら電話に出た。

理「カオリ!花ちゃんまだ見つかってないんじゃけぇ。一回ウチん家集まるか」

カ「え、理子さんち集まるんですか!」

理「とにかく、はよ来んさいよ。」

ブチっ

一方的に切られた電話はただ静かに夜の道に響いていた。

カ「数と翔さん呼ばないと」

理子さんがそう言うなら仕方ない。

だって理子さんはウチの憧れの人で信頼できる人だから。

急いで二人の所へ行った。


カ「数っ!」

数「カオリ、どうしたんじゃ」

カ「急きょ、理子さん家に集合じゃ」

数「は!?」

話についていけない数の手を握って翔さんの所へ急いだ。

藤本建設を出て何時間経ったんじゃろ。

なんて考えてたら前に一番必死に花ちゃんを捜しとる翔さん。

翔さんは必死すぎてウチらの存在に気づいてない。(笑)

カ「翔さんっ!」

翔「っうわぁ!な、なんじゃぁ。カオリと数か」

数「わしは、カオリに無理やり連れて来られたんじゃ。」

予想以上の翔さんのびっくりした顔。(笑)

理子さんの事を話すと、数とは違い簡単に分かってくれた。

                   つづく...

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