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*紹介文/目次*
登場人物
主人公藤原由美:彼氏居ない暦17年男子の苦手な女子高校生である
友達吉村明美:誰にでも話しかける明るい性格彼氏持ち
高原仁:見た目はチャラい感じ女子にモテる
〜恋彼〜
「おーはよっ由美!」
と、登校中友達の明美が話しかけて来たそれに、私も返事を返す。
「おはよ、明美。」
「宿題したー?」
「したよ。」
「おー偉い!」
私の名前は藤原由美彼氏居ない暦17年の女子高校生だ
なぜかと言うと男子が苦手なのだクラスの男子さえまともに話をした事がない
学校へ着き明美と二人クラスに入る
「ぎゃははは!」
早速苦手な男子の声だ
「もう、男子ふざけすぎ!」
と明美が男子に言う
「悪い」
と男子それに謝るもう馬鹿でかい声とか全てが苦手だ
先生とかの前では優等生で通ってる私、いまだに男子との距離は縮まらない
自分の席に着くと後ろ背中から指でツンツンとくる
後ろへ振り向くとこのクラスで女子にモテモテの男子、高原仁が居た
「悪い、由美宿題忘れたから写させてくんね?」
「良いけど…、今度は自分でやってきてね」
「サンキュー!助かる」
一応話はするが苦手なのであるどこがってあのチャラい感じとか
だけど、笑顔でお礼を言ってくれるもんだからそう悪い気はしなかった
授業が終わり、休み時間明美と屋上へ行った
「へー!由美、仁と喋ったんだ!進歩したね。前は話すら出来なかったのに!」
「そーでした?」
「そうだったよ!」
私とは正反対で誰にでも話せる明美が羨ましかった明美には彼氏も居る
すごく優しい人らしいそれから何時間かしてお昼時間
購買に行列が出来る
「由美早くー!パン売り切れるよー?」
「待ってー明美今行くー」
とお目当てのパンを取ろうとしたら私の手が誰かの手と重なった
高原仁だ、よりにもよって同じパンを選んでしまったらしい、私はすかさず遠慮する
「仁君どうぞ!」
「いやお前がこれ欲しいなら俺別のでいいよ。」
「いえ、どうぞ」
「いいって」
「いいよ」
「俺もいいよ」
これじゃ、らちがあかないので私は別のを選んだ
「これにするから私!」
「いいのか?それで」
「うん」
話してる間にそのパンは売り切れてしまった
「じゃ、俺もこれでいいや」
選んだのはまたも同じパンだったその後明美と二人購買を離れた
「凄い行列だったねー由美」
「本当に」
人気の高い購買だそれからしばらくして下校時間
明美と私は二人で帰っていた途中分かれ道
「じゃ、またねー!」
「またねー」
私は早く家に帰る為足早になっていった
それからして誰かが私を追って来ているのに気づく
私は怖くなって走ったしかしその足音は此方に近づいて来た
逃げる事なん時間たっただろうか周りは暗くなっており
ここがどこなのかよく見れば歌舞伎町逃げる事に必死になって
あせって道を間違えたらしい
「そんな!」
後ろを振り返れば先ほど追って来た連中
「お嬢さんかわいいね!俺らと遊ばない?」
5,6人ほど居る女一人じゃ無理だ
「ほんとだー」
「やめて、離して下さい!」
ただでさえ男子苦手なのにこれはヤバイ
「抵抗すると殺すよー?」
とか言ってくるヤバイ、本当ヤバイなんなのこいつら
彼氏居ない暦17年、男に絡まれ殺されるのか私の人生最悪だー
そんな時ふと聞き覚えのある声が聞こえた
「そいつ嫌がってんじゃん!離してやりなよお兄さん達」
よく見るとそいつはクラスメイトの高原仁なんでこんな所に?!
というかなんでスーツ?!疑問はいっぱい浮かんできたが
今はそれ所ではなかった
「た…助けてー!」
「はいはい」
そういうと急に私の手から先ほどの連中が離れた仁が5、6人相手に殴っていた
喧嘩強かったのかと私は驚きとさっきの恐怖でいっぱいだった
「ちくしょう!覚えてろよ!」
と先ほどの連中お決まりの捨て台詞を吐くと足早に去っていった
誰も覚えたくないよ残された私と仁二人
「大丈夫か?」
仁は優しく私に声をかけてきてくれた先ほどの恐怖から一変私は心底安心した
「助けてくれて、ありがとう」
「おう、困ってたみたいだし」
「仁って優しいんだね!」
私がそういうと驚いたようだ
「お前もな、お人よし!」
それから二人で笑った先ほどの恐怖が嘘みたいだ
「俺の働いてる店の前で何事かと思ったぞ!」
「え?働いてる店って?」
「ここセシルはホストクラブ、ホストやってんだ俺」
私は、仁がホストであった事に驚いた
「えええええええええ!!」
「驚きすぎだろう由美」
つづく
今後とも宜しくお願いします。><