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＊紹介文／目次＊





六月の花嫁は幸せになれると言う
今日は私の結婚式
花婿さんは勿論カッコいい人なのだけれども
私には他に好きな人が居た
私の幼馴染だ
ウエディングドレスに身を包み
式は盛り上がる

「貴方はこの方を妻にする事を誓いますか？」

「はい」

「貴方はこの方を夫にする事を誓いますか？」

「私は…」

私が言葉を言いかけた時、会場の扉が急に開かれた

「待って下さい！」

そこに現れたのは私の幼馴染だった
一斉に皆の視線が幼馴染へと向けられる

「え？」

「なんだね君は！式の最中だぞ！」

「姫華は俺のなんです」

「何言ってるんだ君急に現れて来て姫華は僕の花嫁だよねぇ？姫華」

「私は…ごめんなさいやっぱり貴方とは一緒になれない」

「え？姫華？」

「私が好きなのはこの人だからごめんなさい」

私は、花婿から離れ
幼馴染の方に駆け寄って抱きしめた

「貴方が好きです」

「俺も姫華が好きです」

お互いの気持ちを知り
自然と笑顔になった
どうかこの人と永遠に幸せになれますように
いつのまにか周りで拍手喝采
花婿は困った感じだった
結婚式はこうして無事終わったのであった



おわり