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ドラえもん+オリジナル (あらすじ)
作者: 破壊神  (総ページ数: 26ページ)
関連タグ: 2次創作 ドラえもん+オリジナル 野比夫妻が空気 怒りと憎しみ ダークネスクイーン 砕かれた日常 
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10~ 20~

*11*

渓谷を抜けると、後は一直線のなだらかな道になっており、底から下へ降りると、森に入って暫く行くと、看板が有った。

その時、長老様から貰った宝石が、ある一点を示していた。

まるで、そこに仲間がいる事を知らせようとするかの様だ。
「この先に仲間が?」
と美穂が言うと、音光も興味津々で宝石を覗くと、そこには1人の王女風の女性が映っていた。
「なんか、王女様っぽくないか?」
と、豊が言うと、理沙が言うと。
「もしかして、自分から何かをしたいんじゃなしら? ほら、この世界って魔王がいたんでしょ? それなら、恐らく王の間に王女が居れば、魔王を倒した者に娘を授けようって言うかもしれない。だったら、自分の足で世界を見て回り、出来れば仲間を増やして、何かしたいんじゃないかしら?」
「……」
「どうしたの?」
「あ、あなた顔に似合わず、クールな事言うのね~」
「そう?」
「とにかく行くよ。この線に向かって走りな!」
と言うと、馬は線を中心にして走り、森を抜けると、そこには様々な人達がいたが、何か事情が有りそうだ」

皆どこか暗い顔をしており、中には、片足がない子供までいた。
「一体何が……」
と豊が言うと、音光が言う。
「もしかして、あの魔王、現実世界を制圧する為に、部下を置いて行ったんじゃない?」
その言葉には、ラマースも同意見だった。
「私も同意見だよ! あの魔王、絶対に何かやらかすと思ってたけど、まさか、こんなひどい事をしているとは思わなかったけどね」
「とにかく、城に入ろう」
「よっし!」
と、馬車を走らせラマースは城に入る途中で止まった。

こう言った城では、たびたび通行証の提出を求められる可能性があるのだ。
「まずいな~私等通行証……」
「なくても行けますよ?」
「え? 前まではいりましたが、今は、魔王軍による避難民達を出来る限り受け入れる為、通行証制度が廃止されたんです」
「あ、そうだったんですか」
「ですが、最近は魔王は既に現実世界へ行ったという情報は入りましたが、奴等の部下のせいで、大変な事になっているんですよ」
それを聞いた皆は馬車と荷台を預けてから、城下町に入ると、皆はとりあえず、仲間となる者を捜した。

すると、光りは城の方から続いている。
だが、流石に何もなければ城に入るのは無理だ。

皆が困っていると、ラマースが1つだけ、有る案を思いついた。

それは、自分の召喚獣で、城の中を撮影するというのだ。
「でも、大丈夫なの?」
「やって見なきゃ分からない。だろ? 豊」
「なはは~まさか俺が取材用に作った小型カメラがこんなとこで役立つとはな~」
と、苦笑しながら言うと、すぐさあその召喚獣にカメラを設置し、放った。
その召喚獣ソキアは、中くらいのとりで、小型カメラの重さを考え、この鳥にしたのだ。

しかもご丁寧に、ちゃんとつける位置まで計算に入れていた。

そして、ソキアはまず庭をあ見てみると、王女の様な女性が1人、剣術の修行をしているのが見えた。
「あら? あの感じからして、女の人だから、お姫様か女王様かしら?」
と美穂の言葉に音光が、
「女王はないでしょ? ねえ、ソキアのカメラ、ズームして」
「ホイホイと」
と、豊はキーをタイプし、ズームにすると、若さから見て、やはり、感じ的には、王女って言った感じだったが、ここで引っかかりがある。
普通剣術を習うなら、王子のハズなのに、王子ではなく、王女がしていたのを見て、皆は疑問を持った。
「あれ? なあ、なんで女の方なんだ? 普通剣術って言ったら、男だろ?」
とラマースが言うと、皆も同意見だった。

決着がついて終わった為、少し止まれる様な植え込みにソキアを止まらせ、カメラの位置を変えた。

そして、やはり戦っていたのは、王女で、カワイイ顔をしているやはり、王女が姿を現した。
「うっひゃ~! メチャクチャカワイイ……」
「ズガーン!!!」
と、美穂、音光、ラマースからのトリプルハンマーを喰らう事になってしまい、挙句皆に見られるという超カッコ悪い所を見られてしまった。
「な、なにすんだよ~~~~~」
「アンタどこ見てんのよ」
「今の完全、あそこ見てたでしょ? このドスケベ男!」
と、言う皆に理沙は若干呆れていた。
「あ、アハハハハハ」
と、理沙は呆れ笑いをするしかなかった。

しかもこの騒ぎで皆が集まってしまい、ついには王が姿を見せるハメになった。
「国王様!」
「国王様!」
と、皆がざわつくと、国王がこっちに来るのをしって、皆は慌てて、町の人達と同じ態度を慌てて取るが、時すでに遅しで、さっきの騒動を見てしまった為来たのだった。
「ゴホン! お前達は何者だ!」
「あ、え、え~っとここに、仲間を捜しに来ました」
「仲間? 何の仲間だ?」
「と王様が言うと、長老様からの宝石が光り、矢張り、王女のいる方へ伸びているのを感じて、王が向かうと、やはり、王女を指していた」
「やっぱり!あの王女様が仲間になるみたい……ですけど……」
と言うと、王は少し考えた末、城の王の前通し、話を聞く事にした。
だが、旅つつきだったのだが、ラマースは少し疑問を持った。

それは、魔王の部下が全然攻めて来ないのだ。
「……」
「どうしたの? ラマース」
「おかしく思わないか? この城につくまで、全然魔王軍にあってないんだ。普通なら、怖がらせる為に、攻撃してくるもんだろ? それが全くなくて、ここまですんなり行けたのが、どうも引っ掛かるんだ。それに、こっちの世界では、スマホは使えないから、無論、現実世界がどうなったか分からないし……」
と言っていると、これには音光も疑問を持った。
普通の魔王なら攻撃してきていい時期なのに全然来ない。
そして、理沙の体調も崩れない。

ラマースは何か嫌な予感を感じていた。
そして、皆は着替えると、王の間へ通されるが、もちろん武器や持っている物は全部外された。
「国王の間には壁や天井などに立派な絵が描かれ、ホントに王の間に見えた。

そして、さっきの剣士姿の王女から、ドレスを着た普通の王女姿に戻った彼女もおり、隣の椅子には、王子が座っていた。
「よく来たな。して、お前達は、数人を除けば、少し違う感じがする。もしやと思うが、異世界か?」
これには皆はギクっとなった。

もしも異世界だとバレればここから出られなくなる可能性も有ったからだ。
困っていると、また宝石が反応し、王女にを指していた。
「やはりか! お前達にとっては。我が娘レミアの力を、必要としている。多少彼女には、退屈させぬように、幼少時から、魔法学の本を読ませてはいたが、彼女は活発で、特に剣士の腕は確かだと言っておこう。
見たのだろ? 彼女との闘いを」
「はい。あの力は凄かった。カメラ越しに見えていましたが、あの力は、魔王軍を倒す為には必要な力なんです。どうか、王女の力を、私達に貸した欲しいのです」
と、ラマースが言うと、王女は 言った。
「分かりました。私は以前から思っていました。私が剣術や魔法の本を読むのは好きでしたが、もう好きだからという範囲を超えねばならぬと思い、ずっと剣の練習をしてきました。魔法の方は、残念ながら無理ですが、剣技なら力を貸せます」
と、言うと、彼女が服の一部を外すと、パサリとドレスが脱げ、祖押谷は既に出発の準備を整えていた。
「レミア。お前……お兄様。勝手なご無礼をお許し下さい。でも、王子は王家を告げるけど、王女である私は、何も出来ない。だから、この国を頼みます。私は魔王、ジャガルタ・スティを討為の仲間が欲しくて、占いしに占ってもらった所、向こうから来るという結果がでて、半分は信じていませんでしたが、あなた方が来た事で、ようやく勇気が出ました。国王様。私はこの者達と共に戦う事を誓います。
彼女のその目を見た時、本気だとわかった。
「分かった。皆にあれを」
「了解!」
と持って来たのは宝箱で、それを開けてみると、最新式の防具や服、魔導書に杖まで入っており、王女の剣にはルーン文字まで 刻まれていた。
「ウヒャ~こりゃ本物だぜ!」
と、豊が言うと、早速魔法使い系の服を着ると、特殊な鉱物で出来た物を身に着けた。

そして、美穂の方は、完全に武道具になっており、ジャンプも動きも早くなっており、さっきより、早く動ける様になっていた 
す、すごい。まるで吸い付くみたいになってる。すごいよこれ!」
音光の方は、軽く触れる様になり、それにルーンの文字が刻まれていて、火や水、雷の力をも持っていた。
「うっわ~~~~~~こりゃ使い所間違えると怖いカモ……」
理沙の魔導書も最新になり、魔導書が勝手に教えてくれるようになっていた。
「すごいこれ。欲しい事、したい事、全部これが してくれる。私の思った事が、全て反映されている。ラマースは不思議な何かを感じていた。まるで、それが、なにかを呼びたがっているかの様だ。

そして肝心のイルミの手元にまるで吸い付くかのような小さな杖が彼女の手に収まった。
「私が、使って良いの? 本当に?」
と、彼女は不安がりながも、なんとかしたいとは思っている。でも、以前彼女は有る失敗をしていた。

それはとある夜中に、有る魔法の勉強をしていた。

それは川の水を操る方法を勉強したくて、試したくてやった事だった。

だが、それが失敗して、大きな水の渦になってしまって大騒ぎを起こしてしまってからと言うもの、彼女は1人はぐれて暮らしていた。
でも、彼女は諦めなかった。

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