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ドラえもん+オリジナル (あらすじ)
作者: 破壊神  (総ページ数: 26ページ)
関連タグ: 2次創作 ドラえもん+オリジナル 野比夫妻が空気 怒りと憎しみ ダークネスクイーン 砕かれた日常 
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10~ 20~

*24*

 ついに 最後の火ぶたが切って落とされた。

光りが集まり、それが闇の力を小さくしていく。

だが、ダークネスクイーンも負けてはおらず、さっきの2人には邪魔をされたが、皆の心を見抜いて離れた。
「フン! そうだ! これで全てが終わる。そして、私の理想郷を作り直してやる。もう、興味を持つなと言われずに済む。本当の自分でいられる。もうこんな世界何かゴメンだ!!」

と、彼女の中から、凄まじいダークパワーが生まれて行く。

そして、運命の時が来た。

皆のパワーが最高潮に達した時、皆は叫ぶ。
「ウルトラシャイニングバスター!!!」
と、凄まじい光が彼女に直撃しようとするが、彼女はそれを全身のダークパワーで受け止めた。
「フン! お前達の光り等、全て打ち消してくれるわ――――――――――!!!」
と、彼女のパワーは、感情によって上がっていく。

もう、このパワーは。あの2人でも無理だ! 
だが、皆は信じていた。

彼等が奴を倒す事を!
「しつこい!!」
と、その力を、一気に跳ね返そうとしていた。

それに気づいたのは祐也だった。
「皆に、これ以上酷い事をしないで!! この人達は、僕の友達!! 消させない! この世界も現実の世界も確かに半分は僕の責任。でも、これ以上壊したら、ほんとに君に残っている、心まで壊れちゃう。ダメだよ壊しちゃ。君は確かに今までたくさん辛い目に遭って来た。でも、生まれ直せば、また別の未来が有る! もうその肉体は、ダークパワーしかない。お願い。僕の言葉を!」
「うるさい!!」
「うわ!」
と、光りが1つ消えると、今だとばかりに、ダークネスパワーを弓矢に変えて言った。
「皆そろえって地獄へ落ちろ――――――――――!!!」
と、矢が発射されると、それが地上に落ちそうになった時、祐也は、自分の体をバリアの代わりにした。
「もう、皆を傷つけさせない。
「皆は僕を受け入れてくれた。最初は怖かったけど、皆は僕に合わせてくれた。お友達になってくれた。
本当に嬉しかったよ。なのに、そんな皆に僕は何もできないなんて嫌だ!」
と、光りの剣をまた上に向け、彼は力を出そうとすると、美穂が先陣を切って、祐也にパワーを送る。
「これしかできないけど、やらないよりマシよ!」
「そうよ。私達は、その為に修行して強くなった」
と、音光が言い、豊も
「そうだ。ここで負けてちゃ男が廃る!」
「私も体は弱いけど、何もしないよりはマシ! 魔導書よ! 今こそ私に力を貸して! ダークネスパワーを、消し去る力を!」
と言うと魔導書がパラパラとめくれ、あるページで止まり、それを祐也にむけると、その本の光は祐也に流れる。

すると、今度はイルミが、
「私の夢は魔法使い。これまで一生懸命に練習してきた。だから、私の力を分けてあげる。あいつを倒す力をあなたに!」
次にラマースが、光りのドラゴン、飛竜を召喚した。
「乗んな。こいつは光属性最強の龍だ。こうなったら、至近距離から行くよ。そして使ってくれ。私の力を!」
そして、最後に、レミアが、
「私は今まで、自分は何もできないと思っていました。そして私は剣術しかありません。でも、その剣術もこの世が破滅すればおわってしまう。どうか私の力も使ってください。
すると、しずかが、私もちっぽけな光しか貰ってないけど、何もしないよりはマシだわ。どうか私の力も使って!」
「僕もあの人を生み出した要因な気がする。だからその責任を取る為にも、僕のパワーも使ってくれ!」
「2人共……ありがとう」

すると祐也は白い光の塊になり、それを、空間警察隊が見ており、状況が流れて来る。
「ダークネスクイーン。ダークパワーを上げようとしています。杖に彼女の力が集まっています。
「分かった。時間がない我々も、あの子に力を!」
と、3人の力も混ざり、ついに飛竜も口から光のビームを発射し、皆の思いを受け取った祐也は翼が生え、彼女の元へ飛んでいく。
「チィ! ならばこの杖で、お前を殺す――――――――――!!!」
と、彼女がそれを構えるが、飛竜がそれを邪魔して、皆の思い受け取ったそのソードは限界近くまでパワーを溜めている。

ここで決めなければアウトだ!
「ここで決める。みんなの思いの全てを、シャイニングソードブレイカー!!!」
と、彼が振り下ろした剣は、見事にダークネスクイーンを捕え、ついに彼女は消滅しようとした時、彼は、消えそうな彼女の手を取った。
「消えさせない。もう1度やり直そう。それが、僕と君の使命、みたいな物だから……」
「と、彼が持っていると、皆が彼の周りに集まった。
彼女を生まれ変わらせ、もう1度やり直す様にしたのだ。今までの記憶を全て消し、彼女がもう一度生きられる世界にする為に。

そして、光りが消えると、日が差していた。
「お~光りだ~!」
「あの者達。づいにやりよったか!」
と、皆が喜ぶが彼等には、これからやるべき事が有った。

それは、現実世界と幻想世界の復興と、子供達に植え付けられた根の方は、両方が居なくなっ為、消滅していた。
皆は協力して町を直していく。

そして、それから数か月経ったある日、現実世界の皆は帰る事になり、皆は見送りに来ていた。

今回は、空間管理局が船を出してくれる事になり、皆は梯子の前に立つと、皆は彼等に用意した、プレゼントを渡し、皆は着替えると、ホントに素敵な感じになった。
そして、皆はある場所を見た。

それは、さっきまで戦っていた、ダークネスクイーンが赤ん坊になった姿で、彼女は幻想世界で生きる事になり、事実情魔王もエインガーヘイトレイドも、ダークネスクイーンもいなくなった為、本当の平和な日々がやって来て、なんとレミアが王女の姿に戻っていた
「レミア。あなた」
「城はお兄様が継ぐけど。私は剣士になるわ。ずっと憧れていた。強い人、誰かを守れル人を。皆もカッコ良かったわ。道中気を付けてね」
「はい」
「すると、ラマースも召喚したてのフレイプニールでやってきた
「やっと呼び出せるようになったよ。もっと色んな者を召喚出来る様になりたいからさ。皆気をつけてな」
と、ラマースが糸を引いた。
イルミが引っ張られて来て、ラマースが捕まえる。
「ほら、もうお別れになるんだ。ちゃんと挨拶!」
「あ、あの。私楽しかった。大変だったけど。やっぱり楽しかった ホントは、もっと一緒にいたいけど、それはもう叶わない……」
「そんじゃ「記念撮影でもするか? 良いよな? 時間あるだろ~?」
「OKだ! 俺が撮ってやるよ」
「サンキュー」

そして、みんなで記念撮影が終わると、ついに船は皆を乗せて、現実世界に帰って行った。

現実世界の方は、どうにか回復したかのように見えたが、まだまだ復興の方が進んでいない所もあり、幸い美穂達の所は殆ど直っており、無事に皆は元の生活に戻れたが、のび太の通っていた学校はなくなり、皆はバラバラにされ、スネ夫とジャイアンは、奴隷がなくなり、やっと自由だと思っていたら、今度は母親からの怒りがぶつけられ、逃げようとしたスネ夫は、刑務所に入れられる事になり、番号で呼ばれ、屈辱的な日々が待っていた。もう、何も何も感じず、本当におかしくなってしまいそうで、野比家も骨川家も売り地になり、唯一無事だったのは、しずかの家と出木杉の家だけだった。
そして、2人は、そこから新しい学校へ転校する事になり、ドラえもん達は、1度未来に帰った。
祐也の方は養護施設に入って、普通に元気そうにし、たまに、しずか達が遊びに来てくれ、
幻想世界のダークネスクイーンだった者は、生まれ変わり、ラシーヌ城で育てられている。まだまだ赤ちゃんで、世話も大変だが、それでも、彼女が生まれ変わった事は素直に嬉しかった。

そして、それから未来の世界では、少しずつだが変わり始めていた。

あの事件のせいで、しずかと出木杉は結婚して幸福な毎日を送り、祐也は、会社員として頑張るさなか、それを支える女性が見つかり、無事に生活していた。

そして、スネ夫は、未来の世界には居らず、ジャイアンは、店を妻と共に頑張っていた。

一方のび太の息子になるはずだったセワシは、両親を殺人事件で殺され、いつも怯えて生活していたが、司法取引で名前を変えられ、別の親の元で暮す事になり、まもなく犯人も捕まった。

こうして、未来はたくさん変わってしまったが、無事に暗黒の力は、永遠に消え去り、
幻想世界でも、皆は幸福に暮し、レミアの兄は立派な国王となり、ラマースは正式に召喚士として認めてもらえ、イルミは本当に立派な魔法使いとなっていた。そして、王女の予定だったレミアは剣士として体調職に就き、生まれ変わった彼女は王女となっていた。

そして、ダークネスクイーンだったあの女の子は、今からでも、国王を支えようと、勉強にいそしんでいた。

幻想世界の未来も変わり、本当に平和な道へと歩み出していた。
一方の空間管理局のあの3人は特殊班に配属される運びとなり、暗黒パワーの数値を計ったりと、忙しそうにしていた。

でも、皆は今回の事は心配していなかった。
あの事件のお陰で、色々な人と、交流を深める事が出来たからだ。

こうしてすべてが終わり、新しい未来に続こうとしていた。
FIN

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