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作者: Leru (総ページ数: 19ページ)
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*6*
No.2 今までとは、、?
相も変わらず今日もお兄ちゃんと一緒に登校した。
お兄ちゃんはやっぱり優しい。
「叶は最近どう?学校楽しい?」
言葉が詰まる。
「叶?」
『えっと、うん。最近イベント無いから普通の日常過ぎる、、。』
「、、、まあせやな~。
生徒会役員としてなんかイベントできひんか言ってみるわー」
『ありがとう。お兄ちゃん。』
学校に着いた。
「ほなまた帰るときな~」
手を振るお兄ちゃん。私も手を振る。
『今日も‘お兄ちゃんのために’がんばるか。』
教室に入ろうとしたとき、だれかにぶつかられた。
mb「ごめん」『うん。平気』
自分の席に座る。
と、頭が痛くなってきた。
気が遠のいていく。
?「aに、にさん、霧谷さん⁉大丈夫?」
『ぅあ?ご、ごめん』
k「大丈夫?僕はケイタ。様子がおかしいから気になったんだけど、、、」
『すみません。大丈夫です。』
k「大丈夫、気にしないで。それより、具合悪い?
保健室行こ?」
『大,じょう、b』
あれ、気が遠のいて、、、
バタッ
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何か聞こえる、、?
「もっと、頑張ったら?」これでも努力して、頑張ってるんだよ?
「なんで響君はできるのに、叶ちゃんはできないの?」お兄ちゃんにできたら、私にも出来るの?
「こりゃ、天地の差だな。」私とお兄ちゃんは違うよ?
「大丈夫⁉霧谷さん⁉」
『あ、れぇ?』
k「良かった。目が覚めたんだね。霧谷さん倒れちゃうし、しかもうなされてるし、
本当に心配したんだよ。」
k「えっ、どうしたの?」
気づけば私は泣いていた。
『ありがとう。ケイタ君。』
k「えっと、どういたしまして、、? 急になんで泣いてるの?」
『いや、、久しぶりにやさしい言葉をもらった気がして、、。
、、ぁ。い、今のは気にしないで。』
『わぁ!』
急になでられた。
k「今までよく頑張ったんだね。」
違う。頑張ってたけど、成果は出てないから。優しくしないで。
k「今は泣いていいよ。今までお疲れ様。」
『ありがとう。』
k「霧谷さんのことが好きだよ。
僕が絶対守るから。」