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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 57ページ)
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*33*
七夜
「えっと………誰?」
「ああ………すみません、名前を言ってませんでしたね」
ダンテ
「私の名はダンテ、この辺りにある………暗滅教の神父をやっています」
璃音
「あ、あんめつ………?」
四柳
「こんな所にまで宗教か………相変わらず訳の分からない世界だ」
四柳
「いやむしろ、こんな不条理だからこそ神にもすがりたくなるというわけか」
ダンテ
「そのようですね、暗滅教の噂を聞き付け入信する者は少なくありませんし」
七夜
「…………」
ダンテ
「それで…………何故私を見ているんです?」
七夜
「ああ、俺人を覚える時は特徴からって教えられたからな………忘れないように」
ダンテ
「………それはそれは」
七夜
「ダンテ………その暗滅教って近くにあるのか?」
四柳
「おい、七夜」
七夜
「入信するわけじゃねーよ……でもなんか……あまりにも絶望的だから神様にでも祈っておきてーんだ」
ダンテ
「こちらです、案内しますよ」
七夜
「すまねーな」
……………
ダンテ
「………あまり見ないでください、私の体珍しいですか?」
七夜
「まあ、珍しいっちゃ珍しいからな………日本人じゃないみたいだけどどこ出身?」
ダンテ
「デスギアです」
七夜
「デスギア?………外国なんだよな?知ってるか?」
璃音
「いや、聞いたことないでありますね…………」
ダンテ
「それは当然ですよ、ここにありませんから」
四柳
「どういう事だ?」
ダンテ
「だって私…………宇宙から来ましたから」
ガシッ
七夜
「おい離してくれよ動きにくいぞ」
璃音
「七夜さん!!七夜さん!!今すぐ撤退するであります!!」
荒金
「やべーよあいつ!!完全にイカれちまってんだろ!!ついていったら何されるか分かんねーぞ!!」
七夜
「失礼だろ!!」
四柳
「…………案外、冗談じゃないかもしれないぞ」
四柳が指さした先には………真っ黒な神殿があった
七夜
「もしかしてあれが?」
ダンテ
「はい、暗滅教の本部です」
荒金
「すっげー………」
七夜
「………」