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*29*
彩月
「出た、なんでも数百年に一回、邪悪たる怪物が現れるそうな」
マリオ
「それがディザスターってオチじゃないだろうな」
「天鱗はその前にそれらと立ち向かい救った英雄の子孫らしいから違うかも」
マリオ
「でもさっきから魔王みたいなムーブしてんだけどこいつ」
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「そ、そんな‥‥‥!!お前が俺の家族を殺したのか!」
「災厄から免れる為の致し方ない犠牲なのだ!」
「なら‥‥‥‥こいつも」
ディザスター
『ん?』
ディザスター
『ああ、オレに助けてなんてほざいた虫けらか』
ディザスター
『あいつは五月蝿いからオレが踏み潰したぞ』
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マリオ
「クソっっ!!せっかくシリアスな展開してるのにこいつの災厄ムーブのせいで感情移入出来ねぇ!」
音牟
「仇!仇そっちにいるよ今すぐ倒して!」
彩月
「味方が可哀想になってきた」
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「ぐわあああああああ!!」
ディザスター
『さて、この街も‥‥‥別れるとしよう』
「ありがとうございます!」
「今度来たらお礼します!」
ディザスター
「今度、か‥‥‥‥」
チュドーーン!!
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マリオ
「別れた街を消し飛ばすのやめろや!!」
彩月
「ディケイドよりよっぽど世界の破壊者してる」
音牟
「もしかしてラスボスまでこんな調子なのかな」
彩月
「とりあえずトゥルーエンド見たいから至る所調べたりサブイベントはこなしてるけど‥‥‥」
マリオ
(それやる度に犠牲者も増えてるけどな)
彩月
「個人的にも天鱗‥‥‥なんか気になってきたなぁ」
彩月
「なんというか、天鱗そのものが悪人って訳では無さそうだし」
マリオ
「ディザスター‥‥‥‥こいつは英雄になるのか災厄になるのか」
音牟
「実はこういう過去がありましたとかないのかな」
彩月
「なんか恥カスと同じでクズなのにすごい盛り上がってる」
音牟
「ファンタジーはそういう所あるから」
彩月
「ファンタジーってすげー」