完結小説図書館
>>「紹介文／目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
＊35＊
彩月
「ひたすらNPCが私に嫌がらせしてくる‥‥‥真の敵はハンターじゃなくてこいつらだ！」
音牟
「月村さんこんな逃走中してたら頭抱えるよぉ」
マリオ
「松山でもここまでやらねーぞ」
音牟
「これ名前が適当でよかったね‥‥‥もししっかりとしたパロディ名だったら元ネタの人に要らぬ風評被害が流れてたよ‥‥‥‥」
彩月
「そこを気にしてどうする！！」
彩月
「このNPCどもどういうAIしてるの！？」
彩月
「もう完全に私(プレイヤー)を蹴落とすために行動してるよ！！」
マリオ
「誰かと組んでクリアするっていうのは‥‥‥‥」
彩月
「最後の最後で裏切られる未来しかない」
彩月
「‥‥‥‥‥ふふふ、でもおかげでこのゲームの攻略法が分かったよ」
彩月
「マリオさん、ゲームで大事な四字熟語ってなんだと思う？」
マリオ
「切磋琢磨？それとも‥‥‥以心伝心？」
音牟
「あ、もしかして一意専心とか？」
彩月
「違うよ‥‥‥‥」
彩月
「先憂後楽‥‥‥人々が心配する前に心配し、人々が楽しんだ後に楽しむ」
彩月
「‥‥‥‥‥妨害してくる前に、妨害する！」
マリオ
「‥‥‥‥彩月」
マリオ
「それは『先手必勝』って言うんだぞ？」
‥‥‥‥‥
彩月
「FPSでは妨害のプロの私に‥‥‥‥妨害で勝てると思うなっ！！！」
音牟
「あのさっちゃん、これ一応逃走中‥‥‥‥」
マリオ
「ゲームでもマトモに逃走中出来ないのかお前は‥‥‥」
『ゲームでもマトモに逃走中出来ない』
マトモな逃走中ってどんなのだっけ？
彩月
「ハンター邪魔だっ！！」ﾋﾞｭｵｩ
音牟
「何そのコマンド！？なにその神回避！？」
マリオ
「今どんな動きした！？カメラマンもびっくりだぞ今の避け方！」
彩月
「オラッ！！まずははせがわわだ！！くたばれっ！」
彩月
「その次は馬場ばーばば・バーカだ！！」
マリオ
「さ、彩月怖ぇ‥‥‥‥」
音牟
「こんなストレスむき出しでゲームする姿初めて見たよ」
マリオ
「やめろー！こんなのゲームじゃない！ゲームっていうのはもっと、明るくて楽しいもので‥‥‥‥！！」