完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*38*
彩月
「‥‥‥‥‥ま、まさか」
彩月
「マリオさん、ちょっとUターンするね」
マリオ
「お、おう‥‥‥‥もしかしてなにか気づいたのか」
彩月
「うん、なんというか滅茶苦茶いやな予感したから‥‥‥」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マリオ
「入口まで戻ってどうしたんだ?」
彩月
「いや‥‥‥‥どうせ無理だと思って調べてなかったけどまさかと思って」
マリオ
「え?入口のドア?いやホラーゲームって大抵は開かずに閉じ込められるパターンだから」
ガチャリ
彩月
「開いた‥‥‥‥」
マリオ
「なんで?」
【こうして何も得られずに帰宅した】
彩月
「普通に出られて普通に終わった‥‥‥‥」
マリオ
「いや‥‥‥‥ダメだろ!普通はそうなんだけどさ!!当たり前なんだけど、ホラーゲームでそれを出来たらダメなの!!」
音牟
「まさか何も起きずに終わるとは思わなかった」
彩月
「あれ?ちゃんとフラグは踏んだはずなんだけどな‥‥‥‥‥」
【エンディングの条件を確認しますか?】
マリオ
「うわすげぇフリゲでよくあるやつ出てきた」
彩月
「まぁ仕方ないし見ておこう」カチ
【あまりにも早く調査を進めていませんか?】
【彼らは手探りで、素人でなくてはいけません】
【もう少し長い時間をかけて、下手な感じでなくてはならないのです】
彩月
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
彩月
「ゲームの方から『早く進めすぎだ』とか言われるとムカつくなぁ」
彩月
「ゲームをどれだけ早く終わらせようとこっちの勝手じゃん」
彩月
「大体謎解きも大したことないのに時間かけるなって‥‥‥‥」
音牟
「キレててもしょうがないよ」
彩月
「まあ仕方ないか、ちょっと攻略本買ってくる」
マリオ
「いつもみたいにサイトに載ってないのか?」
彩月
「さっき見てみたけどろくな情報なかった」
彩月
「確か攻略本が投げ売りされてる世界もあったからそこから買ってくる」
‥‥‥‥‥
マリオ
「試しに俺もやってみるか」
音牟
「ええ!!?このままでいいじゃん!!」
マリオ
「お前もお前でビビりすぎだろ‥‥‥緑はビビりの傾向あるのか?」