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*51*
彩月
「は?何これ」
マリオ
「もう顔だけでめっちゃキレてんの分かる」
彩月
「‥‥‥‥あのさ、部屋いっぱいあったよね」
マリオ
「そりゃ学校だからな、教室も多い」
彩月
「七不思議を探すんだけどね‥‥‥‥‥」
彩月
「だだっ広い学校の中、殆どがなにもないENDのダミーで当たりが僅かだけって構図なんだ」
彩月
「しかもノーヒント」
マリオ
「‥‥‥‥3階建ての廃校とはいえ、7つもあれば」
彩月
「ううん、一つだけ」
マリオ
「え?でも七不思議って」
彩月
「行けばわかるよ」
彩月
「ちなみに怪異が出るのは2階の教室Cだよ」
マリオ
「なんでそんな中途半端な所に!?」
‥‥‥‥‥
彩月
「ほーらほら出てきたよ、例の怪異」
彩月
「テスト中に突然死した謎の生徒」
マリオ
「突然死はホラーって感じするけど‥‥‥‥」
彩月
「この後にこのゲームを象徴する言葉が出てくるよ」
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「ごめん‥‥‥七不思議っていうのは、ウソなんだ」
「ここにいるのはアレだけ、7つもある訳ない」
「じゃあなんでそんなこと言ったんだよ!」
「多く盛ったように言ったら、誰だって食いつくし‥‥‥‥お得感あるだろ?」
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彩月
「あ“?」
マリオ
「ひいいっ」
彩月
「私はね、この発言を当たり障りのない発言で盛った部屋やエンディングの言い訳と捉えたよ」
彩月
「カラモンの時も思ったけど、スカスカを誤魔化すためにこういう手抜きで数盛っていくのってどうかと思うんだ」
彩月
「そんなに4800円で売りたいかぁ!!」ドンッ
マリオ
「怖いよこの小学生!!悪い酔い方したオッサンみたいになってきた!!」
音牟
「ぼ、ボクちょっと任天さんに連絡入れてくる!!」
マリオ
「落ちつけぇ!サウンドノベルにキレてどうする!!」
彩月
「大体よぉ!このゲーム、ホラーサウンドノベルとしても全然面白くないんだよ!」
彩月
「殆どが怪異関係ない愚痴どころか、折角の怪異も喧嘩しかなくて敵意すらないとか、ホラーをなんだと思ってるんだ!」
彩月
「これで売ろうとした制作陣の方が怖い!2回目だよこれ!!」