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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 44ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 逃走中 魔石商編 MM○○中
*16*
………列車は進んで進み続けて、次の行き先に止まった
スピードワゴン
「…………な、なんだこいつはっ!!、蛇のようにしなやかで細い乗り物に、俺達は何の疑問も持たずに入り込んじまった!!」
ジョナサン
「わ、わからない………ッ!『この後』何がどうなってしまうのか、さっぱり分からない!!」
たくっちスノー
「体でっか」
クロエ
「天井に手が届きそうなの」
ジョナサン
「…………人が居る!?」
【たくっちスノー説得中】
ジョナサン
「なんだ、これはただの夢なのか」
スピードワゴン
「確かに!引っ張ってみたが痛くもなんともねぇ!どうやら夢で間違いねぇようだ!」
スピードワゴン
「俺としたことが、ディオの戦いの疲れからぐっすりと安眠しちまったようだな!」
たくっちスノー
(あ、一応倒した後に呼んだんだな)
雪
(決戦中に呼ぶのはちょっとね………)
ジョナサン
「こんな乗り物が存在するなんて」コオオオ
スピードワゴン
「馬車よりずっと速いじゃねぇか!こいつは快適だぜー!!」
ミシェル
「確かに馬車以上だ、一体何で動いているんだ?」
たくっちスノー
「さあ?」
【次はトラトラ、トラトラ】
たくっちスノー
「略すな」
メイドウィン
「トラートラートラー」
ジャガー
「虎だ………お前は虎になるのだ」
たくっちスノー
「タイガーマスクにもなるな」
………
カーム
「………あ?なんだこれ………よくわかんねぇけど、まあいいか、マール」
マール
「うん」
扉から赤い髪の少年のような男と、対照的にジョナサンよりやや下ぐらいの男が入り………
レオン
「お先!!」
カーム
「あっ!」
その後ろから金髪の男が飛び出し、高級そうな席に居座る
ふと、興味が湧いたジョナサンは男に近づく
カーム
「………ったく、あいつは」
ジョナサン
「どうも、君の友人かい?」
カーム
「でかっ!………って、ああ、レオンのことか?」
カーム
「悪い、あいつは昔からああなんだ」
ジョナサン
「そうなんだ」
スピードワゴン
(こいつら……俺と同じゴロツキの匂いがするな、特にあの金髪、高い身なりで誤魔化しているが、悪いものが見え隠れしてやがる)
カーム
「俺はカールヒェン・モン、カームって呼んでくれ、こっちはマールことマリウス・ディーナー」
マール
「…………よろしく」
ジョナサン
「僕はジョナサン・ジョースター、ジョジョでいいよ、その隣はスピードワゴン、頼れる仲間さ」
カーム
「ああ、よろしくなジョジョ………ほら!お前も挨拶しとけよ、レオン!」
レオン
「……………レオン・エストマンだよ」