コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 記憶の欠片と恋欠片。【亀更新】
- 日時: 2015/11/09 00:10
- 名前: キノ (ID: 5fqeGTW2)
- 閲覧ありがとうございます。 
 キノと申します。以後、お見知りおきを。
 恋愛小説に挑戦してしまいました。更新ペースは当然、文才やストーリーにもあまり自信はありませんが、十年以内には完結させるよう心がけます。
 コメントなども、お気軽にして頂けると私が喜びます。何卒。
 ※注意事項※
 ●コメントやアドバイスをして下さるのはとてもありがたいのですが、荒し、または中傷など、周りの方々が不快になるような発言はご遠慮下さい
 ●一部、シリアスな雰囲気になるかと思われます。ご注意下さい
- Re: 記憶の欠片と恋欠片。 ( No.7 )
- 日時: 2015/08/22 18:21
- 名前: キノ (ID: nnVHFXAR)
- 【第二章 私が過ごした日々。(2)】 
 勉強続きに流石に飽きた私は、空腹に耐えかねたお腹を抱え、キッチンへ向かった。
 冷蔵庫を開けると、イカの塩辛やら、たこわさやら、見事につまみがぎっしりと敷き詰められている。
 それ以外のものと言えば……よく見ると、牛乳や卵が申し訳程度にあるくらいだった。
 私はそれを確認するとため息と共に冷蔵庫を閉めた。
 空腹を紛らわすものはないかと、棚など隅々まで漁っていると、ガチャリと鍵の開く音がした。
 「ただいまー」
 両手に買い物袋を持ちながら、笑顔で帰って来たのは空き巣………
 ではなく、半年前病院で出会ったあの男だ。
 後から聞くとその男_____イオは、私の兄らしい。
 あまり顔が似ていないため不審に思うところがあったが、私の家の合鍵を持っていたり私の好物など知り尽くしていたため (それはそれで怖いが)、いつの間にか気にしなくなっていた。………まぁ、今更気にしたところで遅いのかもしれないが。
 ちなみに、私をあの病院からここに連れて来てくれたのも、イカの塩辛やらを皮肉にも買い込んでくれたのも、全て兄であるイオがしてくれたことだ。
 なぜ冷蔵庫にイカの塩辛やらが大量にあるのかと言うと、私がよく食べていたものらしく、すぐ無くなってしまうから、とよく買い込んで来るのだ。
 恐らく今日も買って来ているだろう。
 しかし、事実上この半年でイカの塩辛を消費したのは3つだけ。
 イオが一度に買って来るのは、3つ。
 週に1回の買い物だ。
 1ヶ月、約12個……。
 プラス、たこわさ(ちなみにこちらは幸いにも一度2つしか買って来ない)を合わせると……
 1ヶ月、約20個……。
 半年で、120個…………。
 その内賞味期限が間近になり、犠牲になったイカの塩辛とたこわさはいくつになるのだろう。
 せめて、もう少し女の子らしいものを食べていてほしかった……。
 私よ。どうして、そんなにおっさんくさいものを好んでいたのだ。
 ……ん?待てよ、1週間分のイカの塩辛を消費できているじゃないか!
 なんだ、そうだったのか!と少し心が明るくなるも、すぐそれも力尽きた。
 ………何事にもポジティブ精神が大切と言うが、いい加減私の精神も冷蔵庫も限界だ。
 だが、イオに悪気はないので責めることもできない。
 ______仕方ない、今日は塩辛とたこわさをふんだんに使った料理にしよう。
 私は少しため息混じりに微笑むと、イオに顔を向けて言った。
 「おかえりなさい」
- Re: 記憶の欠片と恋欠片。 ( No.8 )
- 日時: 2015/08/25 16:56
- 名前: キノ (ID: B5mnT9uz)
- 【第二章 私が過ごした日々。(3)】 
 その夜、食卓にて大事件が起きた。
 いつも夕飯は二人で作るのだが、今日はなぜかイオが一人で作ると言い張ったため、言葉に甘えて任せていたのだ。
 ああ見えても結構料理の腕前は上出来で、いつも料理に関しては女性である私が教わっている。
 そういうこともあり、今日は任せたのだが……。
 「何これ」
 酷い。酷すぎる。
 「何って……何が?」
 どうしてこうなった……。
 「どうしてこうなった!ほとんど肉炒めに野菜しかないじゃん!!てかイカの塩辛活用しようよ!!!」
 信じられない、と言うような表情をしてやる。
 と言うか、私が野菜嫌いなの知っててやりやがったな…コイツめ!
 「野菜残してちゃダメだよー?塩辛ならご飯で食べよう、それが一番だよ!」
 「……………」
 このご飯バカが!と言ってやりたかったが、野菜の件もあり、何も言い返せない。
 「ささ、早く食べようよ!冷めるよ?肉団子のスープ、好きなんでしょ?」
 私の大好物である肉団子のスープが視界に入り、思わずゴクリ、と唾を飲み込む。
 食べ物で釣られるのも少し悔しいが、今回のことは目を瞑っておいてやろう。
 イオは、私が席に着いたのを確認し、満足気に頷くと手を合わせた。
 「いただきます」
 自然と声が揃った合図と共に、私はスープを口にした。
 これから野菜地獄が始まると思うと少し憂鬱になるが、それでもこのスープのはとても温かく、美味しかった。
- Re: 記憶の欠片と恋欠片。 ( No.9 )
- 日時: 2015/08/26 21:24
- 名前: 冬野悠乃 ◆P8WiDJ.XsE (ID: dhvyz82z)
- こんばんは、冬野です。 
 わたしなぞの小説にお越し頂き、ありがとうございます…!
 アドバイス…初心者のわたしが偉そうにいえないのですが、
 書籍で売っているような小説だと、地の文のときはだいだい一文字分空けているのですね。
 でも、カキコでは基本のルールを守ってなくともいいと書いてあった(はず)…ので、このままでも大丈夫だと思います。
 それに、ストーリーも登場人物も面白いし…わたしがいうのもなんなのですが、素晴らしいと思います。
 以下感想です。
 イカの塩辛…たこわさ…!!
 わたしはたこわさなるものを知らないので、興味シンシンです…!
 た、食べてみたい…美味しそう…! 美味しそう!
 ユイさんかなり渋い(?)好みなのですね…!
 わたしは梅などが好きなので、好み…合うかなあ…?
 記憶喪失ってとても大変そうです…。
 でも、忘れたいことも忘れられて、そこはいい点なのかな…。
 でも、個人的にイカの塩辛が頭を埋め尽くしました。
 なんか後半食べ物の感想だらけですが、わたしはこう思いました!
 また来ても大丈夫でしょうか…?
 宜しければまた来させて頂きたいです!
 では、冬野でした!
- Re: 記憶の欠片と恋欠片。 ( No.10 )
- 日時: 2015/08/27 00:40
- 名前: 中の人 (ID: bobjbGZP)
- こんばんは、中の人です 
 雑談スレからきさせてもらいました(´∇`)
 いや、記憶喪失…いいですね(真顔)
 記憶喪失は書きやすいし、恋愛模様もハッキリするし、読み手としても楽しいので大好きです(
 大人になりたてって設定も楽しみがいがありました
 更新楽しみにしていますね(´∇`)
- Re: 記憶の欠片と恋欠片。 ( No.11 )
- 日時: 2015/08/27 11:43
- 名前: てるてる522 (ID: hYCoik1d)
- 参照: http://te5rute5ru2@gumi
- キノってあのキノかな...? 
 てるてる522ですッ♪
 小説内容も凄く面白いです!
 これからも頑張って下さい!(^^)!
 記憶喪失って私は想像付かないけど大変だと思うな。
 更新頑張って☆彡応援してる〜ww
 お邪魔しました!
 byてるてる522
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