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第８話　〜happyVantine♪　(短め)〜

新年が始まり、私の正月太りも漸く元に戻って来た頃...

「夏海は、佐野にチョコとか渡すの？　もうちょっとでバレンタインじゃん！？」

美佳が聞いてきた時、私はもう少しで大イベントが待ち構えている事を実感した。

「そうだったね。　毎年友達くらいにしか渡してないからな・・・。　後、義理チョコ(笑)」

今まで、バレンタインは男子に渡した事が無い...という事に、気付いた。

「美佳はどーすんのさ？」

百合の言葉に、美佳は俯きながら...
「渡すよー///」
と言った。




そっか、渡すんだ。








私も渡した方が良かったりするのかな？






そもそも佐野は、バレンタインはどういう風に思ってるんだろう。




・・・私って、佐野のことあんまり知らないな・・・。


【続く】

続きどうしよう...？

byてるてる522

〜夏海サイド〜

そもそも佐野って、甘いもの好きなのかな？
聞いてみて、『「いきなりどうしたの？」』とか聞かれた時に、上手く言い訳出来ないしなァ...

緊張するよ...；





...そういや私って、お菓子作りとかした事あったっけ？





普通に御飯とかは作れるけど・・・お菓子って...？


御飯と何がどういう風に違ってくるんだろ・・・。






...上手く作れるのかな？！





どんな材料が必要になってくるんだろ...。










・・・お金は！？


「うわああぁぁぁぁぁぁあぁぁ・・・」

気がついたときには、もう既に自分はかなりヤバイ状態なんだという事を思い知った。


これはちょっとヤバイのかも知れない。

自分が無知なのもそうだけれど、この状況において大変だな・・ウン。


とりあえず、百合達に電話してみようと携帯を手にした。


【続く】

byてるてる522