コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ある日魔法の大冒険!? ( No.12 )
- 日時: 2015/12/24 17:14
- 名前: 彩 (ID: /M2Jvana)
- 春視点 
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 結局尾行するメンバーは僕と花輪ちゃん、蒼衣ちゃんになった。
 僕と蒼衣ちゃんは例によって押し付けられ、花輪ちゃんは興味本位で行くらしい。
 「行って来ます」
 「えっと、頑張ります……」
 「石神萌、必ず何かつかんでやるわ……」
 「花輪は石神さんにナンノウラミガアルノデスカ?」
 そんなこんなで出発。
 門を出てすぐ石神さんを見つけた。ふらふらと頼りない足取りで歩いて行く。
 やがて路地裏にはいっていく。
 「花輪もうやめようよ、路地裏だよ?」
 蒼衣ちゃんの言うことは尤もだ。
 路地裏は暗いし、危ないかもしれない。
 「大丈夫よ、うちについてくれば!」
 どこからそんな自信が…
 しかたなく付いて行くと、行き止まりだった。
 しかし、石神さんは歩いていく。
 ぶつかる!と思ったとき、なんと石神さんの姿は……
 
 消えた。
 「え……?」
 目をこすってみたけど、変わらない。
 蒼衣ちゃんも、同じ事をしていた。
 花輪ちゃんだけは、たのしそうに笑っている。
 ここに、人が消えるという奇妙な事件が起こった!
- Re: ある日魔法の大冒険!? ( No.13 )
- 日時: 2015/12/21 18:26
- 名前: 彩 (ID: /M2Jvana)
- 赤莉視点 
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 一方の待機チーム
 うるさい。とにかくうるさい。ものすごくうるさい。
 うるさい原因は武治と大地だ。
 さっきからまだかなと言ったり遅いと文句を言ったり。
 遅いと言ってもまだ十分しかたってませんよ?
 これにはとうとうキレた。望が。
 「煩いわね!文句言うならあんたたちが行けばいいでしょ!」
 「ごめんなさい」
 「ゴメンナサイ」
 「もしかして萌が消えちゃったりしてね!」
 あたしは場を和ませるために、言った。
 望は、「そんなわけないでしょ」と言いつつも表情が柔らいだ。作戦成功!
 でも春達は大丈夫かな…?
- Re: ある日魔法の大冒険!? ( No.14 )
- 日時: 2015/12/21 18:23
- 名前: 彩 (ID: /M2Jvana)
- 蒼衣視点 
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 「でね、それを追いかけていって…」
 いま、花輪が待機してた皆に尾行の結果を報告中です。
 話が石神さんが消えたことに入ったとき、赤莉ちゃんが 「当たった…!?」といいました。何でしょう?
 きいてみると、待っている間に冗談で石神さんが消えたんじゃない? と言ったらしいです。偶然って怖いですね。
 話し終ると、望ちゃんが眉を潜めて
 「ありえないわ……」
 と言います。まあ、当たり前ですよね。
 そんな時、ガラッと音がして戸が開きました。大地君は驚きすぎていすから落ちました。
 入ってきたのは—、
 「もしかして、私の噂してる?」
 話していた、石神さん本人でした。
