コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ある日魔法の大冒険!? ( No.87 )
- 日時: 2016/03/06 20:20
- 名前: 成宮 理斗 (ID: /M2Jvana)
- はい本編です。さぼっててすいません。 
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 望視点
 「ねえ皆、長門 彩って知ってるかしら?」
 突然、そう問いかけてきたのは萌だった。
 今は放課後。夕日が差し込む教室に、いつもの7人(+萌)が集まり各自好きなように座っている。私はきちんといすに座っているけれど、花輪や赤莉などは机に座っていた。行儀が悪い。
 ちなみにこの学校は帰りに鍵を閉めるなら放課後残っていてもいいという決まり。話し合ったりするのに便利だ。
 そもそもこうして集まっているのは、萌に「話があるから放課後残って」と言われたからだ。そして、まず最初に萌が言ったのが最初の質問。
 長門 彩……そういえば、聞いたことがあるような?首をかしげていると、赤莉がいきなりバッと手を上げた。
 「はーい、あたし知ってる!3年の、あのかっこいい先輩だねっ!」
 あ、思い出した。
 彩先輩は、この学年でも結構有名だ。女子弓道部の主将をやっていて、いつも凛としているので女子からもかなりモテる。顔が綺麗なので、勿論男子からもモテるのだが。
 「で、なんで萌はそんなこと聞いたのー?」
 いつものマイペースで、花輪が聞いた。笑顔だが、眼が眠そうにトロンとしている。さっきからずっと欠伸をしているし、また寝不足なのだろう。
 花輪の質問に、少し難しい顔をして萌が答えた。
 「それが……。
 長門彩はどうやら私達のような力を持っているらしいのよ」
 予想外の答えに、私たちは眼を丸くした。
 私達のほかにも、力を持った人が?
 いや、正確に言うと眼を丸くしたのは武治と大地以外。武治達は驚くのではなく瞳を輝かせ叫び始めた。
 「すっげー!俺達以外に力使える奴がいるんだ!すっげー!どんな力なのかな!?」
 「どんな戦い方すんのかな!戦ってみてぇ!」
 ……武治はちょっとズレている気がするが。
 けれどそんな2人に構わず、萌は話を続ける。
 「力の名前は、「戦力強化歌」。技の命中率などをアップさせるらしいわ。補助系の力ね」
 いったん切らせていただきます。
