コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 記憶をなくした少女*
- 日時: 2015/07/27 15:23
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: bOX/HSBq)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2a/index.cgi
 こんにちは!移転しました。
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- Re: 記憶の隣に住む少女 【大感謝 参照2480突破】 ( No.77 )
- 日時: 2014/05/21 18:10
- 名前: ミヤ ◆yIknKu/.Mk (ID: g./NUPz6)
- ヤッホォ♪ヽ(´▽`)/ 
 たった今、アイス食べてきた!←わざわざ報告ww
 だいじょーぶ!今回だけだよ、報告するのは!←そりゃそうだろ
- Re: 記憶の隣に住む少女 【参照3493突破感謝】 ( No.78 )
- 日時: 2014/05/21 18:26
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: jyOVwInT)
- 参照: http://www.
- ごーー更新できん——忙しい…ああああああ。 
 まぢで アイスたべたの?いなー!
 でもわたし かき氷は嫌いなんだよね(っていう別の話)
 でもこの前 潮干狩り行ったんで、このまえはアサリのパスタだったよ!!(なんでここで自慢する?)
 話しずれまくりだけどじゃーねー
- Re: 記憶の隣に住む少女 【参照3493突破感謝】 ( No.79 )
- 日時: 2014/05/24 12:14
- 名前: 星慧 ◆8DJG7S.Zq. (ID: jyOVwInT)
- 参照: http://www.
 第五話 幽かな少女 to46思いた日々
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 「うわ!!このボリュームで6コセット480円は安いよー!」
 とあい子が、プラスチックのパックから、ひとつお好み焼きを取り出し、騒ぐと、その店の店主が言った。
 「だろだろ?こんな可愛い子に言ってもらってうれしいよ。お味はどうだい?」
 「おいしー。ほら、蓮くんも取りなよ!」
 と、志乃に急かされて、パックからひとつ、
 僕も手に取り、ぱくりとお好み焼きをぱくつく。
 「うあ、美味!」
 優希も騒ぎ、隆志も手に取って、瞬時に食べ始める。
 「おいしー…」
 僕と近江が横でぼんやり、なぜか気の合う店主とあい子の会話を横目に食べる。
 「さ、そろそろいこーぜ」
 食べるだけ食べると、優希は
 「歩きはじめる」
 「うーまーいー!」
 おしゃべりに夢中であんまり食べていなかったあい子は、食べ歩きだ。
 「蓮蓮ー!!俺さー、?」
 隆志が、僕に乗りかかってきた。
 「俺、部活やろうと思ってんだけど」
 『えっ?!部活?!』
 声をそろえて皆驚く。
 「た、隆志は今まで陸上づくしで、ついさっき陸上部のシーズンが終わったばかりじゃ?!」
 あい子が騒ぎ出した。
 隆志は一応、陸上部に入っていたのだが、あまりに緩いので、練習もほとんどなかったのだ。
 「で、バスケやろうと思ったんだけど、優希は季節オールでサッカーだしさ、近江は美術、あい子は演劇、志乃は吹奏楽。おまえだけなんもやってないし!一緒にやろうぜー!」
 (・・・)
 それは 無理。
 僕の中で YESかNOかは確定している。
 (それに一年生の頃 どこに入るかまで考えてて、迷ったんだけど…)
 ф
 蓮 一年生
 「——今度、吹奏楽部に入部したいヤツは、入部説明会に行くように」
 (部活かあ—)
 入るなら、そうだなあ…
 まわりからは
 「蓮くんは吹奏楽部でしょ!!」
 と言われてるけど、
 僕はピアノは得意だけど、器楽は自信が無い。
 「———じゃあ運動神経良いし、陸上?」
 かといっても、陸上は、どうしても嫌いな先輩がいるからなあ。
 「———水泳とか?」
 残念。僕カナヅチ。
 「茶道!華道!書道!バレー!卓球!」
 全部この学校に無いし。…。
 どれもしっくりこなくて。
 「あ」
 気付いたら、文芸部か料理部かで 迷っていた。
 なのに
 「蓮は陸があるから部活ダメ。蓮が高校生になったようなら、陸はもう面倒見なくていいから 中学校の間は部活辞めなさい」
 本当は姉さんが面倒見てくれるはずでもあったけど
 姉さんは母さんと父さんに逆らって、…
 (僕も逆らえば、中学校の間部活に入らせてもらえたのか?)
 いっそのこと入っちゃえ
 自分の人生だ、他の人に縛られる権利なんてない。
 でも——
 部活に入れば…
 琴に、会いに行けなくなる。
 ф
 「ば、バスケ?・・・いつから?」
 バスケットボール部なんて考えたことも無かった。
 「——たぶんすぐに入部説明会がある!!」
 と肩をバンバン叩かれる。
 「——そーだなー……。このまえ先生が15日に入部説明会って言ってなかったっけ。でもバスケ部大変だよ。季節はほぼオール。秋から春までなんだけど。顧問も厳しい。」
 とあい子が、指を突き立てる。
 「——まあ、夏に部活が無いのが、夏休みのんびりできる良いとこだよね」
 と、志乃が呟いた。
 「やるだろ?」
 決断を隆志に迫られて、僕は考えた。
 (僕は、バスケ部に入るのか?)
 人に誘われたから?
 (僕は、何かほかの部活に入るのか?)
 両親に逆らってみたいから?
 (僕は、何も部活に入らないのか?)
 中学校生活、何もできないの?
- Re: 記憶の隣に住む少女 【参照3493突破感謝】 ( No.80 )
- 日時: 2014/05/26 17:02
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: jyOVwInT)
- 参照: http://www.
- 明日花開く日 to1 
 ∮———————————————————∮
 沙和目線。
 わたしは 街を歩いていた。
 ・・・連は、
 昔から、聡い子だった。
 なんでも真面目に捉えていたから、周りから、からかわれる。なんてことはあっても、
 仲間うち…グループから外されたり、変に卑下されたりはしない。
 常に、みんなの真ん中に居たのだ。
 なんでも出来たし、ある意味自分からみた「天才」というものだったのかもしれない。
 そういう意味では、バカな姉だった。として自分も受け入れられてんのだろうか。
 「———沙和、明日部活だっけ?」
 横から、海斗に声をかけられる。
 「——そう!。ごめんね。」
 「あ、いいよいいよ。じゃあねー!!」
 「うん、また。」
 (絶対に、ばれてはいけない)
 彼氏がいるなんて。
 ばれてはいけないのだ。
 (———ばれたら、この付き合いは無いものになる)
 彼氏——…遊沢海斗は、古い幼馴染。
 親同士の仲がすごぶる悪くて、お互いの存在を忘れてしまったほどずっと敬遠してた。
 ばれたら、だめなのだ。
 ばれたら、お互いが愛することが出来なくなる。
 いざとなったら駆け落ちする覚悟もある。
 (蓮にだって、言えない)
 いくら聡い弟にだって 言ったりはしない。
 (これは、絶対にばれちゃいけない——…)
 手を握る嬉しさが、消えてはならない。
 蝋燭をふうっと吹き消すと、黒い煙が立ち上った。
- Re: 記憶の隣に住む少女 【参照もうすぐ4000感謝】 ( No.81 )
- 日時: 2014/05/30 17:34
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: jyOVwInT)
- 明日花開く日 to2 
 ∮———————————————————∮
 沙和目線。
 ———……もう 消えてしまいたい。
 このまま ふわりと空を駆けるように。
 二人だけで。
 でも、それは無理だった。
 ——自分はまだ 高校生だった。
 親の元を離れたら、生活できない。
 それは、海斗にだって沙和にだってわかりきったことだった。
 ふわっとキンモクセイのかおりがした。
 (——まだ秋じゃないのにな。)
 ほんのり甘い その香りが、あまりに現実味を帯びすぎていて怖くなった。
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