コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ある日マフィアに拾われました。ーはちゃめちゃstoryー
- 日時: 2016/02/13 20:39
- 名前: 赤城果南 (ID: OG.Eam1W)
prologue
「逃げたぞ!!!あっちを追え!!」
「くそっ…いったいあの坊ちゃんはどこ行ったんだ!?!?」
「小娘…あいつが来るまで人質とする!!」
暗い大きな部屋の中。
いる人は5人のスーツとサングラスの巨大男とロープで柱に縛られてる私。
もう…なんで私がこんなことに!?!?!?
「誰か助けてえええええええ!!!!!!!」
Page:1
- Re: ある日マフィアに拾われました。ーはちゃめちゃstoryー ( No.1 )
- 日時: 2016/02/13 21:00
- 名前: 赤城果南 (ID: OG.Eam1W)
story1
じりり…りりりりり…じり…
何?まだ私眠い…
じりりりり、りりりりり
うるさいなぁ…寝かせてよ!もう!
じりりりりりりりりり
「あー!もう!!!!!!!」
叫んでバンっと「ヤツ」を叩く。
「ヤツ」は床に転げ落ち、電池が吹っ飛んでった。
ゆっくりと目を開け、天井をみる。
あれ…今何時だろ…てか今日って…
ばんっっっっっつつつ!!!!!!
部屋のドアが開く。
第2の強敵が来たらしい……
「おい、起きろ叶波」
「…」
「おーきーろー!!!!」
バサッと布団をはがされる。
ううっ…寒!!!!
「なによっ!まだ少しよくない!?」
「よくねーよ!学校だぞ!?!?」
はっ。
「そ、そそそそそそうだ!学校だああああああああ」
制服を手に持ってトイレに駆け込む。
「なんども言ったろー」と部屋から声がする。
うう…今日もあいつより遅く起きてしまった…
私、栗原叶波(くりはら かなは)。見たとおりのお寝坊さん。今年の春に高校2年生になったばっかり。何度たっても起きるのは辛い…。
さきほどのうるさくてズカズカと女子の部屋に入ってくるやつは小野寺翔平(おのでら しょうへい)。
私の隣の家に住んでいて幼馴染みでもある。
いつも学校に行く時起こしてくれて、一緒に登校してるんだ。
着替えてトイレから出る。
翔平は壁にもたれて腕を組んで待っていた。
翔平「ほら、髪くらい整えろ。女子だろ一応」
叶波「一応じゃなくて、れっきとした女です!!!」
洗面所にいってくしで頭を整える。すると翔平が鏡ごしに話しかけてきた。
翔平「そーいや母さんが今日はハンバーグっつってた。いい加減うちにくればいーのに。」
叶波「だーめ。迷惑でしょ!!!」
実は私には両親がいない。事故で亡くなった。
祖母とか祖父とかも、みんな遠くて身内も少ない。だからご飯はいつも翔平の家で食べてる。
翔平の家族はみんな、うちで暮らせばいいっていうけどそーいうわけにはいかない。だからごはんだけごちそうさせてもらって少ない焼肉店でのバイトで生活費はまかなっている。
叶波「よし、完成っ!!」
肩につくミディアムの髪をとかして鏡に微笑む。
叶波「ほら翔平いくよー!」
翔平「お前が寝坊したんだろ…」
まあこの生活もきらいじゃない。
お母さんとお父さんいなくてもなんとかやっていけてる。
…これからおこる悲劇もしらずに。
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。