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- メカニズム
- 日時: 2015/12/30 21:03
- 名前: ぐりこ (ID: 6sQlqYA7)
- 特に何も考えていませんが書きます。 
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- Re: メカニズム ( No.1 )
- 日時: 2015/12/30 21:52
- 名前: ぐりこ (ID: 6sQlqYA7)
 「貴方は私の運命の人なの」
 「んなわけあるか!」
 機械論を唱える堅物の哲学者と、堅物を「運命の人」と呼ぶ少女の、そんなこんなな物語。
- Re: メカニズム ( No.2 )
- 日時: 2015/12/30 22:07
- 名前: ぐりこ (ID: 6sQlqYA7)
 character
 香椎 白(Kashii Shiro)
 機械論を唱える哲学者、二十歳過ぎ、彼女ナシ。
 白い肌と黒縁の眼鏡が特徴的、無気力系イケメン。ツッコミ属性。
 十朱 棗(Toake Natume)
 おとぎ話を信じるロマンチックな中学生。
 香椎のことを「運命の人」だと言う。常時セーラー服、たまに私服。
 ボケ属性。
- Re: メカニズム ( No.3 )
- 日時: 2015/12/31 17:12
- 名前: ぐりこ (ID: 6sQlqYA7)
 No.01
 今日も、いつも同じ朝がやってくる。
 (センセイ、センセイ、俺は今日も生きてます)
 習慣になったコレも、そろそろやめなければと思う。
 けれどどうしてもやめられないもんだから。
 もう、先生がこの世を去ってから一年が経つというのに。
 独り身にこの部屋は広すぎる。
 「・・・いただきます」
 味のしない料理を今日も余さず流し込んだ。
- Re: メカニズム ( No.4 )
- 日時: 2015/12/31 17:21
- 名前: ぐりこ (ID: 6sQlqYA7)
 哲学者は勿論、職業としてのカテゴリーには入っていないのだから、俺は今日も、明日も、嫌になるくらい本を書かなければならない。(ちなみに自費出版ではない)
 そもそも自分を自分で「哲学者」とは名乗れないから、俺自身をカテゴライズするならば「哲学オタク」と表せるが、その響きには若干の嫌悪感を抱いてしまう。
 先生がいない今、俺はこの荒んだ生活を繰り返すしかない。
 起きて、食べて、書いて、寝て、寝る。
 (くそったれ)
 書いて、書いて、書いて、書く。
- Re: メカニズム ( No.5 )
- 日時: 2015/12/31 17:36
- 名前: ぐりこ (ID: 6sQlqYA7)
 「おじさん、」
 夢の中で少女が笑う。
 短いみつあみの、
 「俺はまだ二十歳だ」
 「んー、じゃあお兄さんかな」
 そう言って、また少女は笑った。
 「あのね、お兄さんは私の運命の人なんだよ」
 そういうと少女は、どこからか持ち出したピコピコハンマーで俺の頭を叩き出した。
 「ちょ、いて、それ地味に痛いからな!?」
 少女は何も答えない。
 なんて夢だ。
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