コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 部活をやめていいことなんて
- 日時: 2016/02/13 16:22
- 名前: トウケツ (ID: NASf6KAd)
初めまして!
トウケツは本名からとりました!
物語は、夢小説とかでしか書いたことないのですが、頑張って
完結させたいです!
宜しくお願いします。
エッセイです!
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- Re: 部活をやめていいことなんて ( No.1 )
- 日時: 2016/02/13 16:52
- 名前: トウケツ (ID: NASf6KAd)
私は小学校の時、なんの前触れもなく
付属女子高へ行くことに決めた。
「ここの学校受けることにしたから、
秋になったら文化祭行こうな。」
ある日、お父さんが缶ビールを飲みながら
私にその学校のパンフレットを見せて来た。
だが、普通に小学校の勉強にもついていけてない
学力の私がどうやって…?と不安になった
私は昔から要領が悪かった。
忘れものはおおいし、運動はできないし、勉強は出来ないし
話をちゃんと聞けてないし
何かものごとを覚えるのに人の3倍は時間がかかる。
そんな私がどうやって?
受験する子は皆、4年生の時から塾へ行ってるか
それかよっぽど頭のいい子が推薦されてるか…っていう
あの受験だよね?
目の前に、パンフレットあるし
「お父さん、それ本気?」
と、私が言うと当たり前だと言わんばかりに父は頷いた。
「だーいじょうぶだって。
勉強したら、桃子でも入れるところだから」
私はお父さんが、自分の学力のなさを
全然理解してないんだなとその時思って
隣で紅茶を注いでいるお母さんを見上げたら
「明後日から頑張りなさい。」と微笑んだ
今思ったら、この時から
あの部活に入るために、私は今通っている学校に呼び寄せられたのかもしれない。
そこからは、勉強をサボっていた私には過酷な日々が待っていた。
帰ったら勉強、勉強、勉強
日本でも有名な大学に受かった、頭のいいお父さんが
私のために夜中までつきっきりで
受験の範囲を復習して、毎日私に教えてくれた。
まだ受験生の自覚がなくてあそびたかった私は、
近所にあるおばあちゃんの家に逃げ込んだりもした。
だが、すぐに見つかって、叱られてから
勉強。
父も私の学力の無さが分かったのか、凄く焦っていた。
途中からは、テレビも見れなくなり
ゲームも漫画もどこにあるのか分からないところまで隠された。
有り得ない…!と何度も恨んだ。
けど、問題が正解した時、父は本当に大げさなぐらい
私を褒めてくれた。
「桃子は実はほんとに頭がいい!
さすが俺の子だ。」
私は、そう言われたくて必死に勉強し始めた。
朝は6時に起きて、世界史を覚えて、日本史の復習
眠くて字が読めないぐらいに汚かった。
そんな私のために、母が父のために作ったブラックコーヒーに3杯の砂糖を混ぜて、お気に入りのマグカップに注いでくれたりもして
何とか耐えた。
もう何年も前のことでよく覚えてないが、
とにかくもう二度としたくないのは覚えている。
月日は流れた
冬になった。
私は受験と戦うためにねる時間を削る必要があった。
なので、お菓子を1問ずつとき終わるごとに
食べて、自分のご褒美にした。
そうしたら眠くなかった
だが、元々痩せ気味で「細いね」としか褒められなかった身体は
みるみる太って、しかも丸顔はさらにまんまるになって
むしろ友達からは「ぽっちゃりしてるよね」と言われるセリフに変わってしまった。
そこだけ、受験をして後悔したことだった気がする
受験で読解力をつけるために、有名な作家の本を
父と一緒に音読した。
分からない漢字は、父が教えてくれる
難しい言葉も
その作者なりの独特な表現の仕方もたんらくてきに
「まぁ、このじーさんはつまり
自分が使いこなせないから携帯が嫌いなわけだ。ガッキだなぁ」と、こんな感じで訳してくれて。
父が、こんなにわかりやすく勉強を教えれることを
全然知らなくて、
私は、是非いつか父に塾の先生をして欲しいなとひっそり思ってたのを覚えている。
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