コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 私はアリス!! 〜ただし……〜
- 日時: 2016/01/12 17:14
- 名前: 雅 (ID: 8MLsWoCW)
☆この物語は私にとって休憩的な感じで作りました。
☆コメントをよろしくお願いします!
☆現在、進行中の「プリンセス&3騎士(トリプルナイト)」も よろしくお願いします。
〔メインキャラクター〕
【愛川 有栖(あいかわ ありす)】
【鑑 廉(かがみ れん)】
【宇佐木 由依(うさぎ ゆい)】
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- Re: 私はアリス!! 〜ただし……〜 ( No.1 )
- 日時: 2016/01/11 19:12
- 名前: 雅 (ID: f..WtEHf)
〜プロローグ〜
——私はアリス。——
——ただし……カワイイとか、そんな素敵すぎる意味じゃない。——
——自分の名前が【有栖】だから、という意味でもない。——
——私は鏡の国に迷い込んで、ずっと閉じ込められているアリス。——
- Re: 私はアリス!! 〜ただし……〜 ( No.2 )
- 日時: 2016/01/12 17:12
- 名前: 雅 (ID: 8MLsWoCW)
〜Episode1☆〔カガミ〕〜
——鏡…。それは目の前にある全てを映し、逆にする。——
——でも、その効果は私にだけ…、いや、私がアイツと話す時だけ、特殊になるの。——
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某日、登校中。
「お〜い!アリス!!」
コイツは【鑑 廉】。同じ高校だけど、一学年下。
家が近くて、登校する時は絶対会う。
生意気で、いつも私にかまってくる。
「馴れ馴れしく、下の名前で呼ばないで!」
「なんでだよ。」
「アンタが年下だから!あと呼び捨てもやめてよ!」
ウソ。ホントはもっと呼んでほしいの。【アリス】って。
コイツに呼んでもらった時、輝きすぎて私に合わないこの名前を好きになっちゃう。
ー*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−
——鏡は、私がアイツと話す時、私の心を映して逆にしちゃう。——
——もっと詳しく言えば、私の気持ちを逆の意味にして、口からだしちゃうの。——
——これは、アイツの名前が【鑑(カガミ)】だからなのか。——
——それとも、私がアイツのことを好きすぎるからなの?——
- Re: 私はアリス!! 〜ただし……〜 ( No.3 )
- 日時: 2016/01/12 18:04
- 名前: 雅 (ID: 8MLsWoCW)
〜Episode2☆〔ウサギさん〕〜
昼休み。
「ふ〜ん。また言っちゃったんだ。」
「うん…。」
この子は同じクラスの【宇佐木 由依】。
私の数少ない親友。何でも話せる。好きな人のことでも。
しかも聞くだけじゃなくてアドバイスもしてくれる、めっちゃいい人。
私が《アリス》だったら、私を導いてくれる《ウサギさん》。
「ハァ〜、なんで私って、素直になれないんだろ?」
「有栖はさ、鑑のどこが好きなの?」
「どこって……、生意気だけど、たまにとっても優しくしてくれる時があって……」
- Re: 私はアリス!! 〜ただし……〜 ( No.4 )
- 日時: 2016/01/14 18:50
- 名前: 雅 (ID: T3oqfZAk)
〜Episode3☆〔アイツが好きなワケ〕〜
あれは、ある夏の日のこと。
近所のお祭りに行ってみた時。
アイツに会った。いつもように生意気な感じで話しかけてきた。
「高校生にもなって一人かよ。ホント色気ねーな。」
まあ、その通りだったけど。由依は彼氏と予定あったみたいだし。
「うるさい!!」
「ちょっとだけ付き合ってやるよ。あっち行こーぜ!」
指さしたのは射的。一等は大きなクマのぬいぐるみだったの。
アイツは露店のおじさんに百円玉を渡し、銃を構えた。
アイツは見事に一等をとった。
そして、そのぬいぐるみを私に渡し
「これでもう一人じゃないな!」
「……サンキュ。」
アイツは満足そうに
「じゃあな!」
と言って、人波の中に紛れていったの。
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そういえば、アイツに初めて会ったのは、新入生入学式の1週間後だった。私がキーホルダーを落として、拾ってくれたの。
それから話すようになったんだ。
- Re: 私はアリス!! 〜ただし……〜 ( No.5 )
- 日時: 2016/01/15 20:22
- 名前: 雅 (ID: 4sTlP87u)
〜Episode4☆〔ウサギさんの道案内〕〜
「ふ〜ん。確かに優しいね〜。鑑って1年なのに生意気って有名なのに〜。有栖のこと好きなんじゃないの〜?」
「そんなわけないじゃん!誰がこんなにかわいくない女子を好きになるの?」
「ねぇ、有栖……。」
「えっ?」
「有栖は自信なさすぎだよ。だから自分を出せなくて素直になれないんだよ…。有栖はいい所いっぱいあるよ!自分に自信持ってよ!」
「……。」
「あ……。ゴメン!!」
びっくりした。由依がこんなに強く言ってきたことなかったから。でも、由依は私のことを思ってくれてるし、本気で応援してくれてるってわかった。
「…ううん!ありがとう!!由依のおかげで自信と勇気がついた!!」
「!…良かった!」
「ホントありがとう、由依…!」
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