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- 幽霊と少年の大切な約束.....
- 日時: 2016/08/19 11:03
- 名前: モンモン (ID: /NsG2i4v)
キャラ紹介
名前:美蘭
読み:みらん
性別:女
性格:真面目
容姿:黒髪にロングヘアー。
詳細:幽霊で記憶を失った少女。だが、優斗に名前をつけてもらう
名前:優斗
読み:ゆうと
性別:男
性格:熱血
容姿:茶髪にサラサラヘアー
詳細:幽霊がみえる少年。記憶を失った美蘭に名前をつけた。
目次でーす!
〜序章〜>>1
第1話【季節とは.....】>>2
第2話【そして.....】>>3
第3話【貴方は今・・・・・】>>4
Page:1
- Re: 幽霊と少年の大切な約束..... ( No.1 )
- 日時: 2016/08/13 23:19
- 名前: モンモン (ID: /NsG2i4v)
〜序章〜
ザァー、ザァー。
雨の日、女の子は歩く。
そんなとき、声がした。
?「ねぇ、君.....こんな雨の日にどうしたの?」
?「.....貴方、私がみえるの?」
?「うん、みえるよ。」
少年は笑いながら、言った。
?「僕は優斗。君は?」
?「綿沙は記憶がないの。...だから名前もない。」
優斗「名前がなかったら、不便だね。」
優斗は考えたあと、言った。
優斗「美蘭。美蘭ってどう?」
美蘭「美蘭.....。」
美蘭は涙を流して言う。
美蘭「優斗君、名前をくれてありがとう。」
優斗「うん!」
- Re: 幽霊と少年の大切な約束..... ( No.2 )
- 日時: 2016/08/13 23:44
- 名前: モンモン (ID: /NsG2i4v)
第1話【季節とは.....】
優斗「ねぇ、美蘭。」
美蘭「なに、優斗君?」
優斗は美蘭に、言う。
優斗「季節ってなんのために、あるか知ってる?」
美蘭「きゅうに、どうしたの?」
優斗がきゅうに、そんなことを言い出したのだ。
美蘭は優斗に何かあったのかを聞くが
優斗本人は、なんでもない。と言う。
優斗「で、季節ってなんのためにあると思う?」
美蘭「そうね。」
美蘭は必死に考えたが、幽霊の彼女に
わかるはずが、なかった。
美蘭「私にはわからないわ。」
優斗「僕はね、季節なんてそんな意味ないと思うんだ。」
美蘭「意味?」
優斗「うん。」
美蘭は優斗が言っている意味が
良く、分からなかった。
優斗「僕達人間は、生まれていつかは死ぬ。つまり命を大切にしなさいと言うことを教えるためにいると思うんだ。そして季節なんて、一瞬でしかない。それは僕達、人間達と一緒だと僕は思う。」
美蘭「優斗。」
優斗は美蘭に静かに言う。
優斗「美蘭、僕はさ。....いつかこの世界で、この地球と言う広い世界のなかで好きな人と一緒に旅をしたいと思ってるんだ。」
美蘭「じゃ、その人は凄く愛されているのでしょうね。」
美蘭は立ち上がり、言った。
美蘭「もうすぐ、朝がくる。はやく、家に帰った方が良いわ。」
優斗「分かった、ありがとう。」
- Re: 幽霊と少年の大切な約束..... ( No.3 )
- 日時: 2016/08/14 00:08
- 名前: モンモン (ID: /NsG2i4v)
第2話【そして.....】
優斗「美蘭、来たよ。」
美蘭「優斗君、また来たんだね。」
優斗が美蘭と友達になってから
毎日のように優斗は美蘭にあいにいっていた。
優斗「今日はね、君に伝えたいことがあって来たんだ。」
美蘭「どうしたの?」
優斗「美蘭、君が好きだ。....僕と一緒にいてほしい」
美蘭「嬉しいわ。」
2人は結ばれるとずっと思っていた。
2人は互いのことが、好きだったのだ。
美蘭は幽霊、優斗は人間。
どう考えても結ばれないはずの運命。
しかし、2人はそれでも互いを忘れることも
気持ちをおさえて、あわないことも
互いを嫌いになることも出来なかった。
それほど2人は愛しあっていたのだ。
なのに...なのに...
その次の日、大きな戦争が始まった。
人がたりないとのことで
優斗も戦争に参加しなくては
いけなくなってしまったのだ。
美蘭「優斗君、駄目よ!貴方も死んでしまう!」
優斗「君と一緒の幽霊になれるなら、僕は死んでも受け入れる。」
美蘭「それでも貴方がいなくなったら、私は!!」
優斗「美蘭。」
優斗は美蘭に近づき、キスをする。
それは届かないはず。それは美蘭も優斗も
分かっていたはず。...いや、分かっていた。
しかし、そのときのキスだけは
なぜか、あたたかく感じられた。
優斗「きっと生きて、美蘭にあいにいく。だから待ってて。」
美蘭はそんな優斗を呼び止めることもできず
そのまま、涙を流すことしか出来なかった。
- Re: 幽霊と少年の大切な約束..... ( No.4 )
- 日時: 2016/08/19 10:58
- 名前: モンモン (ID: /NsG2i4v)
第3話{貴方は今・・・・・}
それから、美蘭は優斗をまった。
何年も、何十年も・・・・・・・
しかし、優斗は来なかった。
美蘭「今日も貴方は、来なかった。」
美蘭は自分の運命を呪った。
もし自分と優斗が出会わなかったら
こんな悲しくて、辛い気持ちになることも
なかったのかもしれない。
美蘭「うそつき・・・」
美蘭はそう言って、その場を去ろうとした。
そこで美蘭はふと気付いた。
美蘭「そう言えば、あの人、最後に・・・」
『きっと生きて、美蘭にあいにいく。だから待ってて。』
美蘭「確かあの人、あのあと・・・」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
美蘭「まさか!!」
美蘭は優斗と初めて会った場所に向かった。
美蘭「!!」
?「やっと、来てくれたね。」
美蘭「ゆ、ゆ、優斗!?」
そこにいたのは
美蘭が会いたいと
願って、願っていた
優斗だったのだ。
優斗「『僕と君が、初めて出会った場所で待つ。』」
美蘭「貴方のその最後の言葉に気が付かなかったら、私は一生貴方をうらんでいたかもしれない。」
優斗「でも、これで僕は一生、君と一緒にいれる。」
美蘭「クスクス」
美蘭はその言葉に、笑った。
優斗「さあ、いこう!!」
美蘭「うん!!」
そして2人はもう誰にも邪魔されない
ところで静かに、暮らしたのです。
完
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