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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 雨漏り傘。【短編集】 ( No.13 )
- 日時: 2016/07/24 18:24
- 名前: 洸。 ◆qiPqkmYC.c (ID: ZSw8dY6l)
「夏の向こう側 2/2」.雨が降らなきゃ虹は出ぬ.
後悔したって、何も始まらんよ。
ばあちゃんの言葉が、頭の中で響く。
そんなこたぁ分かってる。と、あのときそう言った。今もそう言いたい。
分かってるけど、俺みたいな天才はそうは上手くいかないんだ。
何であのとき——って、反省ばかりしちまう。時は戻らないのにな。
「あーあ……つまんねえ」
波が立ち、ズボンの裾が濡れる。
君と出会ったのも——確か此処だったね。
皮肉なことに、一生会えなくなったきっかけも此処だけど。
風みたいにいつの間にかいたと思えば、風みたいに突然去ってしまう。
不思議で儚くて、なんだか壊れそうな君。
コロコロ笑う声と、常に絶やさない優しい笑みが心地いい君。
——「そんな君が、大好きだったよ」
そのとき、1つの風が頬を撫でた。
目を見張る。まるであのときの後悔を溶かすようだった。
気のせいかもしれない。気のせいなのだと思う。
けど、そうは思いたくない。君だから。
今、何か言うとしたら。僕はこう言いたい。ありが——
「こらあああ勉強せい北斗(hokuto)! さっさと戻れやあほんだら!」
「ばあちゃんタイミング悪すぎんだろ!? 今すげえ良いとこなのに!」
「タイミングに良いも悪いもあるかい!」
……天才ってつらたん……(星を5つくらいつけたい)
× ×
題名と中身合ってないよー! そろそろそう言われる気がする、洸です。
突然ですが、この話をもちましてここを閉めようかと思います。
本当に急でごめんなさい。
これを含め7つのお話しを、書くことができました。
虹は7色。だから7つの物語。そんな安易な考え。それが私。
今までこの小説を読んで下さった皆様に、感謝です。
まだ完結していない、泡沫少女。そっちも頑張ります。
ありがとうございました!
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