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- 零fighter山鷹隊ヨシュア外伝【オグル島の姫君】完結
- 日時: 2016/09/07 21:32
- 名前: ワタル (ID: C9n6E2JV)
零fighter山鷹隊 《ヨシュア外伝》
【オグル島の姫君】
プロローグ…。
そこはロギアンヌ大陸よりも、遥か東にある島国リトルシダーでの話。
※ロギアンヌ大陸とは零fighter山鷹隊の舞台となっている場所である。
(後付け設定w)
解らない方は是非、零fighter山鷹隊の本編をご覧あれ……。
____リトルシダーの世界観は、忍者、侍、妖怪が共存しているんですよ。
その島には、万里姫(まりひめ)という美しい女性がいたんです。
その姫様が闇将軍の使いの、悪い悪代官てきな奴に拐われちゃって…って話ですよ…。
しかも…鬼の巣食うオグル島にね………。
さてはて大変!!!
どうする×2!?
蜻蛉四十師団(かげろうしじゅうしだん)のお出ましだ!
表向きでは都を守る、め組の火消しの奴さん達(今で言う消防団)
だがその実態は……超絶忍者集団である!(一部侍、若干名半妖怪)
お頭は、服部万蔵(はっとりまんぞう)
No.2は、女ながらに最強のアサシン。御門美郷(みかどみさと)
四十師団って、一番隊〜八番隊まであるんすよねー。
んで
1小隊5人編成っス。
え〜早速依頼が来まして40人総出で出発!鬼退治いきまーす!
船を出しまーす!
見えてきましたオグル島!
中央にそびえ立つ鬼の顔の形をした岩山ですね…。
その牙城に万里姫がいるっす!
最年少隊長のヨシュア率いる八番隊の初仕事は、船の見張り番でーす。
あらゆる脅威から船を死守する事なんですよ。
しっかりやれよ!と服部万蔵!
かしこまりました!とヨシュア!
先輩方が勇ましく乗り込んでいきまーす!
セイヤ!ソイヤ!セイヤ!ソイヤ!
あ↑これBGMでーすw
先輩方は行ってしまったー!…。
因みに七番隊は全員女性のクノイチでーす。
残された小僧っ子5名……そのうち1人は女の子…。
おやおや?夜なのに何やらカラスの集団が飛んできますよー。
大蛇丸『おいでなすったぜ!どうするヨシュア?…』
ヨシュア『ああ わかってる…月詠!ミフネを起こして来てくれ!』
月詠『ふふ wりょうかーいw』
ヨシュア『ん?ジライヤの姿も見えない…さてはまた食料漁ってんな?』
カラスの鳴き声、近づいて参りました!
大蛇丸『フン!…ほっとけ!俺様1人で十分だ…八咫烏か?…おもしれー』
船首に立つ長身の大蛇丸……蒼白い刃紋の刀が鞘から抜かれました………つづく
※八咫烏(ヤタガラス)3本足のカラスである。
《目次》
第1話 オグル島上陸!初陣!! >>1 >>2 >>3
第2話 断頭台の封印 >>4 >>5
第3話 地獄妖怪たんたん坊 前編 >>6 >>7
第4話 地獄妖怪たんたん坊 後編 >>8 >>9
第5話 灼熱のカチカチ山 >>10 >>11 >>12
第6話 河童沼の森 >>13 >>14 >>15
第7話 牙城突入!!>>16 >>17 >>18
第8話 万里姫救出! >>19 >>20 >>21
最終話 沈没! >>22
余談 >>23
※[小説挿絵]イラスト掲示板も是非ご覧下さいw
劇中歌(BGM)
吉田兄弟 Rising
※クライマックス時の戦闘シーンで流れますw(イメージ)実際は流れません。YouTubeで検索して下さいw
- Re: 零fighter山鷹隊 ヨシュア外伝【オグル島の姫君】 ( No.9 )
- 日時: 2016/01/20 21:26
- 名前: ワタル (ID: HLTL9ZJI)
はい!ここでBGM流れまーす!
吉田兄弟のrisingでーす!一応この物語のテーマソングでーす!
読者の皆さん毎回クライマックス戦闘シーン突入時はこれ流れまーす。
この曲聞きながら読んで頂けたら幸いっすw
※YouTubeで検索w
弾薬庫に向かい爆弾持ち出しまーす。
『あったぞ!う…重い…2個が限界だな…』
『おも!私1個も無理!てか!これ2人で1個運んでなかった?』
『そうさな!人間には無理だろうよ……俺様は半妖怪だからな』
『てか…私も妖怪のオトンと人間のオカンのハーフなんだけど…重いw』
『月詠!援護してくれ!俺様が突撃したら白狼先輩の火炎蓮玉で奴を討つ!』
『解った!カマイタチは任せて!』
そう言いながら、上衣を一枚脱ぐ月詠っす。
背中の大きく開いた衣、着てまーす。
『解放!!』
バサッ!
わお!大きな翼が生えましたぁーー!
月詠は女天狗でしたーーー!
心なしか顔もケバくなってまーすw
多分メイクでーすw
て事で、突撃!
飛び出したーーー!
羽ばたき急降下!
まずは、たんたん坊の目の前で、急旋回!
『あっかんべぇーーwだ!』
それから、
カマイタチを煽り、誘き寄せ空中戦だーーー!!
両手に持った2本の鉄の扇で、竜巻起こしまーす!
『でかした!月詠!』
大蛇丸爆弾抱えて突撃ぃーーー!
その時!ミフネも飛び出したーー!
たんたん坊のハゲ頭に斬りつけるっす!
『どっせぇーい!!』
ポキン!
『のわ!!折れた!オレの名刀虎鉄(こてつ)がぁぁぁ!』汗
大口開けた、たんたん坊に爆弾投げ込む大蛇丸っす!
『でぇぇぇぇぇい!!白狼先輩!とどめを頼む!!』
『ん?大蛇丸にミフネ!それに月詠 いつの間に……あ…お前ら誰に話かけてんの?それ分身w』
『いいから!早く撃てぇーー!』
『慌てるな!チャージ完了!忍法!火炎蓮玉!!』
ドムドムドムドム!ボボン!ボン!!
『グワアアアアアアアアアアアアアアアア!』
たんたん坊に連続ヒット!
ドッガーーーーーン!
爆発炎上っす。
カマイタチも月詠の鉄の扇で、百叩きっす!
バチコン!ホームラン!
大海原にドボン!
葬り撃退っす!
一体残った白狼の分身も元に戻りまーす!
めでたしwめでたしw
でもないか…犠牲者多数でーす。
そこへ幻妖斎達が帰還しまーす。
白狼と大蛇丸で屍を埋葬しまーす。
鯱と榊とミフネは戦闘不能なので壊れた船の修理でーす。
月詠は見張り台に付きまーす。
幻妖斎と時雨で断頭台目指しまーす。
剣豪2人がジライヤ救出に行きまーす……つづく
- Re: 零fighter山鷹隊 ヨシュア外伝【オグル島の姫君】 ( No.10 )
- 日時: 2016/01/27 10:35
- 名前: ワタル (ID: HLTL9ZJI)
断頭台見えて参りました!
えージライヤ自力で脱出しまーす。
『忍法!ムササビの術!』
ドシューーーーーーーン!
ヨシュアを追っていきまーす。
『幻妖斎様!ジライヤの奴!飛んで行きますぜ!』
『そのようだな……時雨』
断頭台の上層部の開口部から垂れ下がる、長い垂れ幕と思われたのは、髪の毛だぁーーー!気持ち悪!
でもって、その長い髪の毛、スルスルと開口部へ引き込まれていきまーす。
『物の怪(もののけ)か? ……しかし息絶えたか?先程までの邪気が微塵にも感じられん……』
『そのようですな……あれ?なんか落ちてますぜ…キノコだ』
時雨はズタ袋に入ったキノコを見つけるっす。
『こいつはいい…早速 皆にキノコ汁でも振る舞おうぞ!』
『幻妖斎様 あっしは念の為 断頭台を調べて来ます!』
『そうか?お前の腕なら心配ないが …もしもの時は…これを吹け…無茶をするなよ……』
そう言うと木の枝で造った、鳥笛を時雨に渡す幻妖斎っす。
んでもって、ココの話はひとまず置いといて……w
万蔵達やヨシュアの動向が気になる所っすねーw
えー、ところで!
服部万蔵率いる本隊はというと…なにやらゴツゴツとした険しい山岳地帯をひたすら進軍してまーす!
辺りは蒸気が立ち込め、熱風が吹きまーす!
マスク無しでは喉が焼けそうでーす!
時折、ガスみたいのが岩山に出来た無数の穴から噴射しまーす!
身体に触れるとめっちゃ熱いでーす!火傷するレベルっす!注意っす!!
皆、汗ダクっす!
えーーと
流石に女の子達にはキツイっす。
満蔵の判断で七番隊のクノイチ部隊は一度、下山して迂回する様に指示しまーす。
実は麓に分岐点がありましたー!
しかし最短ルートはこの山岳部でーす!
牙城までの近道でーす。
『七番隊!アスカ!と 言うことで迂回するべし!』
『ハッ!お頭!!』
『ゲ!マヂすか!?せっかくここまで来たのに!つうか!化粧が汗でベトベトやん!栞風(しおかぜ)ちゃん!』
『ボーー …はい?そですね…ハァハァ…熱ッ……ちょ……那智(ナチ)手ぇ繋ご……』
『え?うん…いいよ……大丈夫?身体熱いよ……』
『あのぉ……覇乳さんも…あの…その…汗で…顔が……』
『ヒヨリちゃん!それ以上言わんときぃ!』
キャンキャン言いながら下山するっすw
『行ったか…よし!!……三番隊も七番隊と共に行け!アスカと覇乳以外はまだ忍術が使いこなせんようだからな……』
『ハッ!三番隊!我に続け!』
『おう!』
『ハッ!』
『ウスッ!』
『了解!飛竜!』
と、いったところで整理しますと…
一番隊、二番隊、四番隊が山岳(最短ルート)を進軍中。
三番隊、七番隊が迂回路コースの為、下山。
戦国、赤目はようやく分岐点に到着。
僅かに遅れてヨシュア。
更に後方からジライヤ。
んでもって、船では、残ったメンバーで、船の修復作業に追われてまーす!
戻って来た幻妖斎が、働く皆の為にキノコ汁を作ってるっすw
勿論、月詠も手伝いまーす!!
だって女の子だもんw
時雨は未だ帰って来ませーーーんデス!………つづく
- Re: 零fighter山鷹隊 ヨシュア外伝【オグル島の姫君】 ( No.11 )
- 日時: 2016/01/25 18:30
- 名前: ワタル (ID: HLTL9ZJI)
えーと、分散されたメンバーですが、万蔵の判断は決して間違いではありませーん。
何故ならば!
まず七番隊は、他の隊に比べて、スタミナ最下位でーす!
『だって女の子だもん』byヒヨリちゃんw
スピードはありまーす!偵察。伝達。隠密。などに向いてまーす!
んでもって、三番隊は水辺の戦闘が得意でーす!
なので、あえて灼熱ルートを外しましたー!
え?なになに?
「最初からぁ!二手に別れていけば!良ーいじゃないかぁー?」って?
そんな、えなりかずきのモノマネで言われましてもねーw
中腹くらいからっすw
灼熱になり始めたのがw
故に、万蔵はお頭としての、賢明な判断かと、思われまーす。
んでもって、メンバーこちら!
三番隊はツートップでーす!
飛竜(ひりゅう)飛燕(ひえん)。ダブル隊長でーす!双子のイケメンでーす!
水滸(すいこ)甘いマスクで、とにかくモテマスw
加賀美(かがみ)眼鏡系知的男子。
雨音(あまね)童顔っす。
全員男っすw
ルックス偏差値高めでーす。
飛竜、飛燕は忍者。
他三名は薙刀(なぎなた)の使い手でーす。
雨音は槍ですがw
加賀美は三俣の矛でーす。
因みに三番隊はイケメン揃いの為、地元では"華の三番隊"と呼ばれ人気でーすw
ファンクラブまでありまーすw
んで、アスカと加賀美は付き合ってまーす。許婚(いいなずけ)てきな。
アスカは超絶美人ちゃんっす!
羨ましか!!
まー加賀美だから仕方ねっかーって感じですかねw
結局、三番隊と七番隊と赤目が合流後、行動を共にして、戦国は山岳コース行きまーす。
後方から来るヨシュアも山岳コース行きまーす。
ジライヤは途中でヨシュアを見失いトボトボ船に戻りまーす。
彼はヨシュアを説得して引き返そうとしたんですかねー?
それからそれから……。
万蔵たちは大岩を見つけ休憩に入ってまーす。
でもなんだか様子がおかしいぞーー!?
『ここいらの岩はよく見ると 人の形をしているぞ……モグモグ……』
万蔵はオニギリ食いながら辺りを見渡しまーす。
ここまでくれば牙城は目前でーす。
『ホントだぜ! そのうち動き出すんじゃねぇか!?……ハッハッハ!なんてなw』
豪快に笑い飛ばす一番隊のバジリスクっす。
『はん!笑えねぇな……こちとらゾクゾクしすぎて逝っちゃいそうだぜ!』
『ゴホッ!ゴホッ!ん!あ!んん!……サザエさん!っと……おいおい !レディーが言うセリフとは言えんな……モグモグモグ』
バジリスクと御門美郷(みかどみさと)の会話に割って入る万蔵っす。
梅干しの種が喉に詰まり呑み込んだっすw
しかーし!
和やかな、ひと時も長くは続きませーん!!
グラグラ……
地震か?
地震じゃありませーーん!
『お頭ぁーーーー!岩が!岩が!動きだしましたぁーーーー!』
『ぬわぁーーーーにぃーーーーーーー!!!』
岩男っす!
辺り一面!岩男のテリトリーだったっす!
『退けぇーい!皆の者ぉーーーー!このまま牙城に走れーーーい!!』
『全員退避は危険です!背中を狙わせる様なものです!』
『とにかく走れーーーい!!』
ドッゴーン!
ドッゴーン!
『ぐわーーーーあ!!』
『羅刹ぅーーーーー!』
ドッカーーーン!
『ぎやぁぁぁぁぁーーーー!!』
『白夜ぁーーーーーーー!』
ゴゴゴゴゴ!
落石なのか?地震なのか!?
わかりませーーーん!
とにかく修羅場でーーーーす!!
岩男が大暴れ!何体いるのか、わかりませーーん!
とにかくいっぱい!縄張りだーーー!
刀なんて効きませーーーん!
逃げる万蔵達!
流石お頭!足の速さは抜きん出てまーす!
続いて夜叉悟、鬼桐丸、御門、バジリスク。
その他の一番隊。
二番隊。
逃げ遅れた残りの四番隊。
という具合っす。
『鬼桐丸(おにきりまる)!このままではお頭達まで全滅だ!オレがここで食い止める!』
逃げる皆さんの中、1人立ち止まり立ち向かうのは、四番隊隊長、夜叉悟(やしゃご)っす!
灰色のボサボサの長髪をなびかせるっす!
背中に担いだ、大太刀を抜くっす!こいつは斬れそうだ!!
『夜叉悟様!馬鹿な事を!たった1人で何処へ行かれる?………ワシかて……ワシかて……漢!千両!一花咲かせるたい!!!』
最後尾を走る恰幅が良い、太鼓腹でヘソ出しの男。
鎖鎌(くさりがま)の千両が、引き返す夜叉悟に続きます!四番隊っす!
仲間の捨て身の勇気ある行動に、心、動かされた鬼桐丸は……。
立ち止まり決意っす!
『お頭ぁーー!ここは我ら四番隊が命を懸けて足止めします!どうか必ずや万里姫様をお救い下さいぃぃぃーーーーッ!!』
叫ぶ鬼桐丸。何か吹っ切れた様に夜叉悟の後に続きまーす!
すれ違いざまに、一番隊の忍さんと目が合いまーす。女性でーす。
鬼桐丸が片思いしてまーす。
この事は誰も知りませーーん。
忍さんも、なんだか後ろ髪惹かれる感じがしまーす。
(忍さん……)『うをぉおおおおおおおお!!!!』
鬼桐丸!飛びます!
斬撃飛ばしまーーーす!
ツノが生えてきて、緑の眼に変わりまーす!
犬歯が伸びた!長ーい!
めっちゃ跳躍力っす!
半妖怪でーす!
ズバババァン!
1匹粉砕!マヂ強い!
離れた場所から別の掛け声聞こえまーす!
『でぇええええっっっい!!』
ガシャァーーーーン!!
夜叉悟の一撃!まるで落雷の如し!
岩男を真っ向から粉砕!こっちはもっと強い!
走る万蔵、振り返りエールを送るっす!
『鬼桐丸ぅう!!夜叉悟ぉーー!!お前達の想い!しかと受け継いだ!!』
万蔵達は牙城にもうすぐ辿り着きまーす!
んでもって合戦状況っす!
四番隊生き残りは……
大太刀の夜叉悟。
鬼の血を引く半妖怪、鬼桐丸。
鎖鎌の千両。
現時点死亡者……大型十字手裏剣使い、羅刹(らせつ)
マキビシの白夜(びゃくや)罠を仕掛け狩猟が得意であった。
敵の岩男はよく見たら全部で六体でしたw
パニクって周りの岩山全部が岩男に見えたんすよねーー。
二体撃破したので残りは四体。
しかし、夜叉悟の刀は明らか斬れ味、落ちてまーす!
ピーンチ!
因みに岩男の背丈は3M程っす!
腕が長いっす体形はゴリラに近いっすねー!意外に動きも足も速いっす!
突進型!
まさにゴリラだーーー!
壁際に追い詰められる夜叉悟でありまーす!
鬼桐丸、助けに行こうにも囲まれたー!3対1だぁーー!
鎖鎌の千両見当たりませーん!
とっくに殺られてるーーー!
やっベーぞ!
岩男に夜叉悟が潰されるー!
そこへ戦国が駆けつけまーす!
大岩を小高い崖から転がし命中!粉砕!
崖を滑り二刀流の戦国!只今見参!
『戦国ぅ!!お前がいれば100人力だぁ!!』
夜叉悟に初めて笑顔が溢れたっす!かなり凄腕のようっす!
この戦国という男!
『ワシが焔五番隊の起爆剤!戦国卍丸じゃぁーーいぃぃ!!』
……。
……。
場面は変わり……。
『見えたぞ!あれが……牙城!』
ヨシュアがようやくその目に牙城を見つけ、カチカチ山を登り始めましたーー!
つづく!
- Re: 零fighter山鷹隊 ヨシュア外伝【オグル島の姫君】 ( No.12 )
- 日時: 2016/02/14 22:27
- 名前: ワタル (ID: WqtRIGcg)
ヨシュアがカチカチ山を登り始めると地震が起きまーす。
ちょうどこの頃、上の方では岩男が動き始めたところでーす。
『なんだ?地震か?……それとも火山の噴火の予兆なのか!?……どちらにせよ……胸騒ぎがする!先を急がねば!!……忍法!韋駄天走り!』
シュン!シュン!シュン!
わお!スッゲー速さだ!!これならすぐに追いつくっす!
えーと、ヨシュアが近づくに連れ、激しい合戦が聞こえてきまーす。
すぐにヨシュアの目に飛び込んできたのは、四番隊の羅刹と白夜の屍だー!
白夜は叩き潰され、見るも無残っす!
1人だけ、白装束なのですぐ分かりまーす。
羅刹は、大型十字手裏剣だけが落ちてまーす。
砕けた落石の下敷きでーす。
その先に戦国と鬼桐丸が戦っていまーす!
夜叉悟は片膝ついてまーす。
咳き込み血しぶき吐きまーす。
実は結核もちでーす。長くは生きられませんでした。
このことを知っているのは、万蔵だけでーす。
3対2で戦う鬼桐丸と、戦国っす。
2人共、一匹相手にするだけで手一杯だーーー!
岩男が一匹、隙をついて鬼桐丸を掴みまーす。
『ぐはあ!しまった!!』
『大丈夫かぁ!!鬼桐丸!……どわっ!しまった!』
戦国も、油断して掴まるっす!
ピーーーンチ!!
夜叉悟にも残りの一匹が襲いかかるっす!!!
しかーし!咳が止まらず動けなーい!
『ゴホッ!ゴホッ!…くそっ!こんな時に!ゴハァッ!……』
と、その時!!
大型十字手裏剣が飛んできたーーーー!!投げたのはヨシュアっす!上手い!
ブォン!ブォン!ブォン!
ガキガキ!ガキキィィン!
岩男の突進を挫いたーーー!
綺麗な弧を描き他の岩男にも攻撃を浴びせたーーー!!
自由になった鬼桐丸!すかさず斬撃を飛ばす!目の前の敵では無く夜叉悟を襲った敵を玉砕!!
そして鬼桐丸を襲う岩男を、今度は戦国が粉砕する!
『戦国無双!刃天(ばってん)斬りィィィ!!!!』
ズバババン!
ズバババン!
ズシーーン!ガラガラガラ!!
二匹同時に粉砕する戦国卍丸っす!
敵殲滅っす!
『この大型十字手裏剣は!?羅刹か!?』
振り返る戦国、そこには岩の下敷きとなった羅刹の屍があるだけっす……。
既にヨシュアの姿はありませーん。
ヨシュアは見つかる前に、忍法"狩猟豹"使いました!瞬間移動でーす!
この術をヨシュアが使える事を知っているのは、八番隊の連中だけでーす。
『ゴホッゴホッ……かたじけない戦国…鬼桐丸……しかし羅刹……とうに生き絶えたものだと思うたが……執念の成せる技……かもしれぬな……』
2人に心配かけまいと、吐いた血ヘドを隠すように、白夜の屍を拾う夜叉悟っす。
白夜の血を衣服につけるっす。
『……すまぬが……オレは長くは生きれんようだ……此処へ置いて行ってくれ……このまま眠り……羅刹と白夜と共に土に還ろうぞ……』
言いながら、地面に横たわる夜叉悟っす。
『何を言うか!?夜叉悟!後はお頭達に任せてワシらは船に戻るぞ!』
無理矢理担ぎ起こし、下山する戦国っす。
『おい!鬼桐丸!お主も十分役目を果たした!一緒に帰るぞ!』
しかし鬼桐丸は、返事も返さず牙城へ行ってしまったーー!
『フン!好きにしろ!……鬼の子めが……』
鬼の姿のまま、本隊を追う鬼桐丸。
『俺は!お頭達と必ずや万里姫を救い!生涯 共に活躍を続け!その最期まで輝かしく生きるのだ!!!』
(忍さん……少しでも永く 貴女の側でお役に立ちたい……)
密かに想いを寄せる愛する女性(ひと)の名を、心の中で呼びながら、
そう願う鬼桐丸であった……。
……このまま、
[好き]でいられるのなら……。
[想い]は届かぬままでいいと……。
つづく
- Re: 零fighter山鷹隊 ヨシュア外伝【オグル島の姫君】 ( No.13 )
- 日時: 2016/01/29 03:42
- 名前: ワタル (ID: HLTL9ZJI)
___一方、赤目と合流した三番隊と七番隊はというと……。
おやおや?此方(こちら)はジメジメと泥濘(ぬかる)んで、歩きにくいぞ!
バシャン!
『キャッ』
ヒヨリちゃんコケまーすw
想定内でーすw泥塗れでーすwわざわざ深い方を歩いてしまったーー!
『もうw何してんだかw……え?キャッ!……』
バシャン!
覇乳ちゃんコケまーすw顔面泥塗れッスw
『何これw泥パック?……ウゲ……口の中ジャキジャキするわーー』
『ちょちょちょ!…何?那智?何!…きゃっ!』
バシャン!
『キャハッ!』
バシャ!
続いて栞風(しおかぜ)と那智(なち)もコケまーすwお約束でーすw
オイシイと思い、栞風を転ばせて自分も転ぶ、お笑い気質の那智っすw
栞風、覇乳ちゃん、ヒヨリちゃん泥パックっすw
那智だけ尻餅ついて笑ってまーす。
アスカもノリノリで仲間に入ろうと、飛び込もうとしまーすw
すかさず加賀美が腕を掴みまーす!
首を静かにゆっくりと横に振りまーすw
(それだけは辞めてくれ……)
コク……。
頷くアスカっすw
やれやれと、助け出そうと槍の肢の部分を差し出す雨音。
『ハイ!遊んでないで コレに掴まって……え?皆さん何ニヤニヤしちゃって?って!まさか!』
『せーのw』
グイッ!
バシャーーーン!
『だぁーーーもう!』
顔面パックは意地でも免れた雨音に、お姉さん達の襲来w
泥パイ投げ連発!
『ヤッ!』
バシッ!
『ホッ!』
バシャッ!
『ハイッw』
ボシュッ!
『てぇーーいw』
ペトペトヌリヌリ
『ぼぇ……何なんですか?この連携プレーの手際の良さ……てぇーいじゃないよwやめい!』
ヒヨリちゃんの泥塗れの両手を半ギレで掴む雨音w
全身泥塗れっすw
『たくっ……雨音の奴w悦んでねぇか?』
『確かに……よし……おいて行こう』
先を急ぐクールな双子の飛竜、飛燕。
それに続く加賀美。
『アスカ 我々も行こう』
『う…うん』
ふと振り返ると、はしゃぐ姿を見入る水滸がいるw
『水滸……何羨ましそうに見ている?行くぞ!』
『え?そんな顔してないっすよwやめて下さいよ加賀美さん!』
戯れる連中を置き去りにする一向であったw
『ブハッ 水滸さん!置いてかないで下さいよぉぉ!』
置いて行く一同。
赤目はとっくに行ってしまった。
覇乳ちゃん息抜きがてらに、ストレス発散っす。
『ほれほれw美女に囲まれ泥エステのお味はどうじゃぁ?』
『ウハッ覇乳先輩!……つうか!パンツおろすの誰だぁぁぁあああ』
え?ヒヨリちゃん?小悪魔フェイスになっちょるw
栞風のムチムチ太もも首4の字固めと、那智の電気アンマだぁーw
みんな悪い子になってまーすw
覇乳ちゃんとヒヨリちゃん泥塗れの何かでキャッチボール始めたぞ?
なんだか楽しそうだーーw
「蜻蛉四十師団に入隊して三年目。
辛い激務の日々でした。
ここオグル島に上陸してからというものの、皆さんとの距離も一気に縮まり、
初めて楽しい思い出が出来ました……。三の五 雨音光(あまねひかる)作文」
※三番隊のNo.5で、3の5っすw
つづく
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