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Re: 約束の剣〜デスゲーム〜 ( No.7 )
日時: 2015/11/23 17:15
名前: アウリン ◆gWIcbWj4io (ID: L3qeerbj)


 主人公に新たなる仲間、です。第二章、始まり始まり〜(パチパチ


———


第二章  眠りの森の美女


〜1〜

「———っ」

 目を開ける。
 何故かベッドの上に居た。
 あ、やっぱり夢だったんだ。そりゃそうだ。今の科学の技術では不可能……。良かった、現実だよね、ここは。

「おはようございます」

 しかし。
 やはり現実逃避はよくない。
 ゲームの中でもここは現実だ。何度か繰り返したら頭がこんがらがりそうだけど。ここはゲームという空想の世界の中でありながら、現実の世界になっているのだ。

 ……。
 また現実逃避。

「おはよう。ごめん。重かったでしょ?」

 アバターに重さがあるかどうかは知らん。
 感じないだけかもしれない。

「大丈夫でしたよ?それで、そう言えば名前聞いてなかったなって」

 そう言えばそうだった。

「やっぱり皆偽名?」
「そりゃあそうですよ。私、ルーシーって名前にしたかったんですけ  ど、先客がいたみたいでとれませんでした。なので、私はマリアで  す」
「私たちも早い方だったんですけどね。アーナです」
「私はローズです」

 なんだか申し訳ない。彼女たちが早い方で、私がそれよりも早かったって……。私はもしや一番乗りか?そう言えば周りには誰もいなかったような気がする。

「えーっと。ごめん、私はルーシー」
「あら」
「はや?」
「す、すみませんっ!!」

 勢いよく頭を下げられた。

「いやいや、ごめんはこっちのセリフだって。……っていうか、なんで 皆敬語?」
「私たちよりもレベルが上ですし」
「年上そうですし」
「なんとなく」

 『なんとなく』が9割近くを占めていそうだ。

「えっとー、私そこまですごくないし、普通に話して?」
「私は普段からこれですから、お気になさらず」

 マリアが言う。
 おお、リアルにいたのか、こういう人。てっきりアニメや物語の中の人だけかと思っていたぞ。アニメも物語か。

「それで提案なんですけど、ルーシーさん、私たちとPT組みません?」
「パーティ?」
「はい。このゲームでは二人がコンビ(C)、三人以上がパーティ(PT) になれます」
「メリットは?」
「PTだと、ダブったスキルなどをめんどくさい交渉なしで相手に売った り、譲ったり、テレパシーが可能になります。声を出さなくてもチー ムワークがとれますね」

 なるほど。一緒に戦うのなら、こちらの方がいいのか。めんどくさいのは嫌いだし。

「でも、ほんとルーシーって凄い!超レア物ばっかり持ってる!」

 マリアは興奮して私のアイテム———主にスキル———を漁っていた。

「む、無咏唱スキル!しかも魔力増加!?」
「ひ、一人にこんなたくさんのレアスキルって、このゲームどうなって んの……」

 アーナとローズは若干呆れの目で私を見る。
 いやいや、私は悪くないからね?このゲームの被害者だからね?

「しかし……」

 まだ説明は続いていたらしくマリアが言う。

「私たちの場合、どうしてもルーシーが私たちのレベルにつきあう事に なります。そうすると、レベルの差がありすぎて、レベルアップでき ないかも知れません。ここは、臨時PTにするのが妥当かと」

 かなり頭脳派のようだ。
 やはり私にはよくわからない。

 自分のレベルを確認すると、一つ上がってレベル9になっていた。
ビッグスライムとの戦闘で経験値が結構入ったらしい。

「ところで、魔王、だっけ?倒さないといけないのは」
「そうだね。魔王ってなんか怖いイメージなんだけど」
「私も同感です」

 まあ、最後のステージとかなんだろうから、別の物もコツコツこなしていけばいつかはたどり着けるだろう。

 私もいつまでもベッドに座っているわけにはいかないので、とりあえず起き上がり、皆でぞろぞろと部屋を出た。

「私どのくらい寝てた?」
「1、2日くらい」
「うわぁお」

 思ったより寝ていた。

 ……いや、待てよ?一日と二日を間違えるか?

「間違えた。1、2時間くらい」
「紛らわしいわっ」

 にしても、デスゲームか……。本っ当に物語みたいだよね。

 お昼を食べてから外に出る。
 あそこはホテルだったらしい。この三人が宿をとってくれていた。
 クエストボードはデスゲームの証明版みたいになってるし、斡旋所でクエストを受けるしか方法が無いらしい。
 そんなわけで私たちはクエストを受託、今度は北門から町を出た。


———


 さて、宿題をしなければならないはずのアウリンです。やってませんけど。
 えーと……第二章突入しました!

 ……ごまかすな?な、何のことでしょう?

 とくに話す内容もありません。まあ、一日にバカみたいな数を投稿しているので当たり前といえば当たり前……。
 はい、張り切ってるんですよ!「後先考えずに……(ブツブツ」なんて言わないで下さいよ!?

 ちなみに宿題のほうは三連休なんだから、と多めです。だ、大丈夫!最悪学校でやる!やります!

 ……。
 大丈夫かなぁ……。