コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 甘い夢。
- 日時: 2015/11/14 00:54
- 名前: 蝉時雨 (ID: CejVezoo)
私が幼い頃から夢見ていたものは
想像していたものより数倍も きらきらと眩しく、それでいて、甘い__
……そんな、世界。
蝉時雨と申します。
今回はパティシエのお話に挑戦します。
拙い文章ではありますが、よろしくお願いします。
- Re: 甘い夢。 ( No.19 )
- 日時: 2015/12/02 01:17
- 名前: rose (ID: A8fB1cHq)
寝る前に篶音の小説を読めばよく寝れるんでこんな時間に来ました((
更新ファイトー!
- Re: 甘い夢。 ( No.20 )
- 日時: 2015/12/25 16:34
- 名前: 篶音 (ID: gZQUfduA)
「なんでも相談してみて?」
「……私、とあるお菓子屋さんに新しくバイトとして入ったんです。そしたら、そこの店長さんが『入店試験をする』って言ったんです。」
「……へぇ。」
「私、お菓子、作れないんです。作れるようになりたくて、入ったんです。」
「……なるほど。」
また私達の間に沈黙が続く。
「んー、おそらく、君が入ったところはこるくぼーど、試験内容は……チョコ辺りかな?」
な、なぜそれを。
「訳わからないって顔だね、ふふ、僕がどれだけ通った店だと思ってるの?」
「あ……」
そうだった。彼は私よりも遥か昔から店に通ってるんだ。このくらいは知っていても可笑しくないかも知れない。
「初心者でも簡単!なレシピ教えてあげようか……いや、そしたら僕が怒られるかも。」
「お知り合い、なんですか?」
「あぁ、薙原とは高校の同級生でね。それに、一応こるくぼーどのスタッフは皆顔見知りだよ。」
「そ、そうだったんですか!?」
まさかそこまでとは。
恐るべし常連のお兄さん。
……ん?
高校の、同級生……。
ということは、薙原さんと、同い年……!?
……少ししか歳違わなさそうだなんて思ってすみませんでした。
そんな私の心情を知らずして、お兄さんはまた口を開いた。
「うーん、チョコかぁ、チョコって難しいよねぇ。よく新人にそんな試験出したもんだ。」
その言葉をそっくりそのまま店長さんにぶつけて下さりませんかね。
「でも、それだけ期待されてるんだよ、良かったね?」
それからまたしばらく、私とお兄さんは日が暮れるまで他愛もない話をしてから別れた。
お兄さんはチョコ菓子作りのヒントをいくつかくれた。『ヒントぐらいなら怒られないかもしれないし』って、怒られたらどうするんですか。
家に帰ったらヒントをもとに、また新しいものを作ってみよう!
「よし、頑張るぞ〜っ!」
私は誰も居なくなった薄暗い公園で、月に向かって一人叫んだ。
- Re: 甘い夢。 ( No.21 )
- 日時: 2015/12/28 14:36
- 名前: 篶音 (ID: gZQUfduA)
翌日。
「おはようございまー……す……?」
「……これは……」
朝、今日は学校が休みだったので来ると、真っ先に目に入ったのは難しい顔をした薙原さん。
「あ、あぁ、おはよう」
薙原さんが此方に気付き、慌てたように挨拶を返してくる。
「……なにかあったんですか?」
「いや、えーと……この間鶇が作ってきた試作品、あるじゃん?」
試作品……あ、あれのことかな。
「固めただけのチョコですか?」
「うん、あれ、さ。何処のチョコ使った?」
「何処の……ってゴ○ィ○ですけど」
高級なもの使ったら美味しいかなぁって思って、お小遣い殆ど使って買ったんだけど。……私何か変なことしたかな……?
「あのね、高級なもの使えばいいって訳じゃないの。鶇の歳じゃ随分奮発して買ったんだろうけど、料理は愛情。やっすいパサパサの板チョコでも、調理次第でどうにでもなる。」
「……っ、そうですよね。私も、同じような事をお母さんに言われて、気付きました。反省、してます」
そう、一日目家に帰ったあと、母親に
「料理の出来は愛で決まるみたいなものなんだから、こんな高級なチョコ贅沢に入れなくてもいいじゃない!」
と、散々怒られたのだ。
「……それで、また試作品作ってきたんですけど……どうですか?」
昨日貰ったヒントをもとに作った苺のチョコクリームケーキ。スポンジにはチョコを使わず、クリームをチョコクリームにして60%未満になるようにと意識して作った。
「……既製品じゃ無いよね……?」
「酷くないですかそれ」
私のつっこみにごめんごめん、と軽く返し、薙原さんはケーキを口に含む。
「んー……昨日だか一昨日だかに、童顔で私ぐらいの歳のお兄さんと話さなかった?」
……え、なぜそれを。
「図星か……。あぁもう三峰の奴……!」
「三峰……?」
「え、名前聞いてない?彼奴の名前は三峰 吹雪。私の高校の同級生。彼奴かなりのスイーツ好きで、昔からこの店の常連なの。」
三峰さんとこのレシピに何の関係が。
「……どうして分かったんですか?」
- Re: 甘い夢。 ( No.22 )
- 日時: 2015/12/29 16:59
- 名前: rose (ID: j/F88EhV)
苺のチョコクリームケーキ…
いかんいかん、この小説を見るとどうにもスイーツが食べたくなる(汗)
これ以上太ったらブタもいいとこだから抑えなければ。・゜・(ノД`)・゜・。
更新頑張ってー!
- Re: 甘い夢。作者からの御挨拶。 ( No.23 )
- 日時: 2015/12/31 12:56
- 名前: 蝉時雨 (ID: gZQUfduA)
えー、作者の蝉時雨と申します。
この話は本編の話に掠りもしないのでスルーなされても何の害も御座いません。
もうすぐ新年ですね。
今年は誰と年を越しますか?
__あら、ご家族と。
家族水入らずでゆったり年越しですか。よいお年を。
__あら、恋人と……。
リア充さんですね、爆発されます?……よいお年を。
まぁこんな話は置いておいて。
私、実はとある御方に一章を年内に終わらせる、と宣言してもう二、三週間。全くしませんでした。
……というわけで。
平成二十八年度は「語彙力強化」「やるやる詐欺脱却」を目標に頑張りたいと思います。
ここまで読んで下さった方々、ありがとうございました。
来年度もどうか、宜しくお願い致します。
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