コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: えっ、今日から私も魔法使い!?【募集あり】 ( No.36 )
- 日時: 2014/09/25 21:53
- 名前: 雪兎 (ID: hqWYiecP)
なんといつの間にか参照100こえてました・・・!
いつもコメントを下さる皆様、キャラを募集してくださった方、そしてこんな小説を読んでいて下さっている皆様・・・本っっっ当に、ありがとうございます!これからも更新頑張りますので、皆様応援よろしくお願いします!では、本編スタート♪
第四話・後編
昇降口にて。
私は、大勢の生徒たちとともにクラス分け表を見ていた。
「えっと、フィリア・ヴァレンタインは・・・あ、あった。」
私は1-Aから1-Dまであるうちの、B組だった。
「あっ、ジークも一緒だ。あとは・・・エリオット君だっけ?も、一緒か。この前見かけたっけ。」
残念ながら、カイル君はA組だった。そのうちに本人も現れて、「残念でしたね。」と声を掛けてくれた。
教室に入ると、ジークはもう着席していた。
「あ?まーたお前と一緒かよ。」
「何よそれ、不満なの?」
いつも通りの会話をしながら、私も席に着いた。
しばらくすると、先生が入ってきた。若くてきれいな女の先生だった。
「はーい皆さん、お静かに!私は皆さんの担任になります、ソフィア・
ボールドウィンです。よろしくお願いします。」
みんなが(特に男子が)、盛大な拍手を送る。
「では早速ですが、みんなに自己紹介をしてもらいます。・・・えーまずは、出席番号一番のアイネさんから。」
「は、はいっ。」
緊張した面持ちで、一番角の席に座っていた女の子が立ち上がった。
そして、自己紹介は何事も無く進んでいったのだが。
ある空席で止まった。
「あら。リュネットさんはお休みなのね。飛ばしましょう、次の人。」
リュネット・・・?女の子かな。入学式に休みだなんて。まあ、いっか。
そうこうしている間に自己紹介は終わり、簡単な学力テストをすることになった。
一部の生徒からブーイングがあったのだが、先生が眼力で黙らせた。(何気にすごい・・・。)
テストが配られているとき、隣の子が話しかけてきた。ピンク色の髪の毛を赤いリボンで二つにくくった、かわいい女の子だった。
「ねえねえフィリアちゃん・・・だっけ?あたしはリリアン・ウォルトン。頼みがあるんだけどさあ、ちょっと聞いてくれる?」
「あ、う、うん・・・」
「ありがと!じつはあたし、今日筆箱忘れちゃってさあ。良ければ一本貸してくれない?ね、頼むよ〜。」
そういって、パチンとウインクする。
「ああ、それくらいなら。はい、どうぞ。」
私がペンを差し出すと、リリアンはパーっと笑顔になった。
「やった!ありがとおっ。もう友達だよね、ね!フィルっちって呼んで良い!?」
「う、うん、いいよ。これからよろしく・・・リリアン?」
「うふふっ、ありがと!よろしくね!」
なんか、明るい子だな。えへへ、早速お友達ができちゃった!うれしいなあ。
これが、私の生涯の親友との出会いだった。
無事テストも終わった休み時間。
一人の女の子が話しかけてきた。
「あなた、フィリア・ヴァレンタインさんでよろしくて?」
「うん。そうだよ。」
振り向くと、私と同じ金髪の、上品そうな女の子だった。着ているものもピンクが多くて、お嬢様って印象だ。
脇には、取り巻きみたいな女の子が二人ついていた。
「あたくし、キャンディ・セイレルですわ。あ・の、セイレル家の長女ですのよ。・・・これからよろしくですわ?」
そういって、右手を差し出してきた。
私があわてて「よろしく」と言って握り返すと、ふふ、と笑った。
「では、失礼しますわ。」
「あ、うん!・・・またね」
そういって二人を引き連れ、去って行った。きっと他のクラスメイトたちにもあいさつしにいったのだろう。
ふう。
なんか、会ったことない感じの子だったな。仲良くなれるかな?
次回、エリオット&リュネット登場。お楽しみに!