コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- いつか、きっと。
- 日時: 2015/12/29 23:52
- 名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)
どうも、湯桁のろまと申します。
いや、今日も寒いですね(><)
そして今年も残り僅かで終わりますね・・・早いものです。
さて、今回から新しい小説を書いていこうかなと思い、悩んだ末に至った結論が、「よし、恋愛系にしよう!」というw
実は私、恋愛系を書くの初めてに等しいといっても過言ではないんです汗
ですので、元々文才も全く皆無な私が今やろうとしている事は完全自爆行為ですw
どうかあまり期待しないでやって下さい(元からお前に期待なんかしてねぇよ)・・・ごもっとも▽・x・▽
・・・コメント、是非、是非是非z・・・オッォお待ちしておりやす←
|x・)))
- Re: いつか、きっと。 ( No.3 )
- 日時: 2015/12/30 10:18
- 名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)
はわわわわ
コメント、ありがとうございます!!てるてる522様!
来て下さったんですね!!
すごく嬉しいです!!
恋愛って、奥深いですよね。
私が今まで恋愛ものを避けてきた理由は、文章や言葉にする事が非常に難しいと感じていたからなんですよ(^_^;
恋愛ほど、複雑なものはないと思うんです・・・
適切な言葉に当てはまらないっていうのかな・・・複雑過ぎてw
ですので、文才も全くないですが、どうか温かい目で見守ってやって下さい←
長くなりましたが、どうぞお体にはお気を付けて、新年をお過ごし下さい。
残りの年も、悔い無きものにしていきませう!!\(*^▽^*)/
- Re: いつか、きっと。 ( No.4 )
- 日時: 2015/12/30 10:45
- 名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)
県立白川高等学校に通う、城嶺柚葉はふと校舎を見上げた。
今日で高校二年生へと進級。不安と期待が絶妙なコンディションで絡み合う中、柚葉は息を大きく吸い込んだ。何事も、新しい事には誰もが緊張するであろう。それが、新学期ともなれば尚更の事である。
そう。
新学期。
学生にとってこれほどの恒例イベントはないだろう。
いや、正確に言おう。春というこの季節だからこそ味わえる緊張感なのではなかろうか。
そう。
クラス替えだ。
多くの学生が一年間の学校生活を、そして運命を左右するであろう大々的なイベント。
学生生活真っ直中の高校二年のこの春。
青春を、謳歌せずにはいられない。
「今年こそ、彼氏作ってみせるんだから!」
私は、その一歩を踏み出した。
新しい出会いを求めて。
- Re: いつか、きっと。 ( No.5 )
- 日時: 2015/12/30 11:20
- 名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)
白川高校は、生徒棟と特別棟の主に二つの校舎に分類される。生徒棟とは、大半の生徒たちが一日をそこで過ごすであろう、いわゆる教室がメインの校舎。逆に特別棟とは、移動教室の時に使う部屋が主であり、代表的なものをあげるならば、音楽室や美術室、そして図書室等といった類である。進路を決める場所、すなわち進路室もこの特別棟に存在する。
柚葉はその二つの校舎の片方、生徒棟の入り口へと向かった。昇降口である。
自分のげた箱を探し、出席番号と名前を確認すると、スライド式の鍵を開け、靴を入れた。
そして、綺麗に洗った上履きを鞄から取り出す。
床に置き、靴を履こうとしたその時だった。
「城嶺さん」
突然声をかけられ、驚きのあまり声が出ず、柚葉は無言で顔をあげた。
そして、ようやく声を出した。
「は、はい」
顔を上げると、そこには長身の男子生徒が立っていた。さらさらの髪と色白な綺麗な肌が特徴的な人だった。前髪は目に軽くかかるくらいの長さで、長身で細身なのにしっかりとした体格をした彼は、何となく運動部でいうと"バスケ部"に入っていそうな印象だった。
顔を上げた柚葉に彼は聞く。
- Re: いつか、きっと。 ( No.6 )
- 日時: 2015/12/30 11:46
- 名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)
「B組って、何階に有るか分かる?」
そう聞いてきた彼は、愛想良く笑った。いや、愛想笑いなんかではない、これは自然な笑いだ。何となくだが、直感的にそう思った。
私はやや緊張しながら答える。
「えっと・・・三階の、奥から二つ目の教室、です」
すると彼は、くしゃっと笑った。
「ありがとう」
そう伝えた彼の笑顔は、かつて見たことの無いほどの爽やかなものだった。
ドキッ・・・
柚葉は、不意に胸がドキッとするのを感じた。
何かに撃ち抜かれた様な、そんな感覚を。
(かっこいい・・・)
格好良い。しかし、彼には、単にかっこいいだけではない、何か別のものを持っている様な気がした。
それが一体何なのか、知りたい。
自然と、そんな風に思った。
去って行く彼に、とっさに「止めなきゃ!」と声をかけた。
「あ、あのっ!」
若干驚いた顔で振り向く彼。
柚葉は、呼び止めたものの何を言えばいいのか分からず、必死に言葉を探した。そして、ふととある疑問に気づいた。
「あの、どうしてさっき、私がB組だって分かったんですか?」
- Re: いつか、きっと。 ( No.7 )
- 日時: 2015/12/30 12:06
- 名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)
問いかける柚葉に、彼はふっと笑いながらげた箱に目をやりながら口を開いた。
「げた箱」
柚葉は、彼の視線の先にあるげた箱に目をやると、そこには名前と出席番号が書かれていた。
「あっ・・・」
納得する柚葉に、彼は爽やかな笑顔でこう言った。
「宜しくね、城嶺さん」
たったそれだけ言葉を残すと、まだ名前も知らない彼は颯爽と階段を駆け上がって行った。
柚葉は、密かに高鳴る胸の鼓動を感じながら、胸に手を当てた。
ーーどんな・・・人なんだろう・・・。
自分の中で、何かが動き出した様な、そんな気がした。
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