コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 僕の彼女は恋をしらない
- 日時: 2015/12/29 08:12
- 名前: 三葉 (ID: qNIh9ax1)
こんにちは 三葉です!
こちらの方で作品を書いていくのは 初めてなのですがよろしくです!
ちなみに恋愛初心者丸出しの少女漫画好きです!
普段 少女漫画は女の子目線が多いのですが 今回は男の子目線にしてみました!
それでは注意事項です!
《注意》
○学園恋愛コメディー
○恋愛
○男の子目線
○文才力皆無
○シリアス ギャグ多数
次に更新ペースについてです!
月曜 戦場に咲く一輪の紅い華
火曜 僕の彼女は恋をしらない
水曜 戦場に咲く一輪の紅い華
木曜 僕の彼女は恋をしらない
金曜 生徒会は今日も平和です(未定
土曜 (未定
金曜 (未定
こんな感じで 基本この三作のどれかが終わるまで新しい作品はつくらないつもりです!
土曜日曜は月曜から金曜までで あげられなかったものをあげていきます!
それでは こんな初心者が書く作品ですが楽しんでみていただけたらです!
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- Re: 僕の彼女は恋をしらない ( No.1 )
- 日時: 2015/12/29 10:23
- 名前: 三葉 (ID: qNIh9ax1)
序章
朝霧未来、彼女は少し変わった少女だ。
艶やかな黒髪のロングストレート。陶器のように滑らかな肌。ぷっくりとした桃色の唇に吸い込まれそうな冷たい瞳。年頃の女の子にみられる発育は服の上からでもわかるくらいに圧倒している。
そんな、容姿端麗な彼女は回りから見れば百人が百人認める美少女な訳だが_____
彼女は、恋をしらない。
性格に言うと、恋愛という概念を持たない、持っていない。
そんな彼女に恋をしたのが僕、二ノ宮悠一。
彼女が好きで、告白をした。
唐突な話だが、純粋なラブコメではないことを参照しよう。
そして、告白した僕に彼女は迷うことなどなく、
「いいですよ」
と、答えた。
そんなこんなで、僕と彼女は付き合うことになった。
晴れてカレカノ。
さすれどカレカノ。
そしてこの物語は、
恋をしらない彼女と、そんな彼女に片想いをしている僕のノロケ話である。
- Re: 僕の彼女は恋をしらない ( No.2 )
- 日時: 2015/12/29 17:39
- 名前: 三葉 (ID: qNIh9ax1)
第一章
「はぁ…」
ジリジリと肌を焼くような暑い夏の日射しに、ウンザリしながらうつ伏せになりため息をつく僕。
季節は夏。
空は太陽が輝いていた。
「お、どうした悠〜。暑さにやられたか?」
「……別に」
前の席で椅子に寄りかかりながら僕の方を向く少年は、神崎天音。
短髪の金色の髪。片耳には銀色のピアス。ズボンの裾をまくっており、かなり顔の整った美少年。
女みたいな名前だが、列記とした男である。
こんな無愛想な僕と、何故か友達をしている。
「ははは、何だ?彼女のことでも考えてた?」
「…………別にっ」
にやにやとからかってくる天音に、いまだに逆らうことのできない僕。
言われたことは、図星をついていた。
- Re: 僕の彼女は恋をしらない ( No.3 )
- 日時: 2015/12/29 20:38
- 名前: 三葉 (ID: qNIh9ax1)
【前回の天音の台詞に悠の後に変な文字が並んでますが パスワード忘れて修正できていないため 気にしないで読んでください。ちなみに天音は悠一のことを悠とよんでいます】
「にしてもよく朝霧と付き合えたよな、お前」
「未来はそういう意味で付き合った訳じゃないと思う」
「はぁ?じゃあどういう意味だよ」
疑問に思うのも当然だろう。
男女が付き合うのには、お互いがお互いを好きであるからであって、どこぞの暇潰しだけに付き合うやつとは違うのであるから。
だから、未来の場合は特殊であろう。
一週間前
「す、好きだ!」
あの日、僕は自分の気持ちを必死に伝えた。
「朝霧……さんが好きだ!毎日手を繋いで帰りたいし、付き合ってほしいと思ってる!」
少し夢見がちな少女のように、伝えた。
「だからっ……」
その必死すぎる言葉に、彼女はたった一言返した。
「いいですよ」
変わらない冷たい瞳で、僕を見つめながらそう言った。
唖然とする僕に、彼女はこう言う。
「それじゃあ今日の放課後から帰りましょう。いいですよね?」
顔色ひとつ変えない。
嬉しいのか、少し悲しいのか、それともただ虚しいのか、僕の行き場の無い心は彼女には届かなかった。
そして、そのまま彼女はきた道を戻っていく。
「……え?」
ただ頷くことしかできなかった僕は、彼女のいない所で沈黙を翻した。
そして、虚しさだけが心を通りすぎていった。
- Re: 僕の彼女は恋をしらない ( No.4 )
- 日時: 2015/12/31 20:17
- 名前: 三葉 (ID: qNIh9ax1)
そして、現在にいたる。
それは、今日の朝のこと。
「おはようございます」
「ぅわあああああ!?」
下駄箱でいきなり背後から声をかけられたため、大声を出してしまう。
周囲からの痛い目を受けながら、今日も彼女に挨拶する。
「び、びっくりしたぁ……おはよう、未来」
「そんなに驚きました?」
きょとんとした顔で見つめられる。
確かに愛らしい顔だが、中身がまるでコミュニケーションのとれないとなると、気が引ける。
わざとやっているわけではないため、そこがまたあざといとも言える。
「うん、それなりに……というか、敬語使わなくてもいいよ?」
「いえ、こちらはただの習慣なので気にせず」
「そ、そうか……」
これがいつもの会話。
少し堅苦しい喋り方をするのが未来。
「それでは、放課後」
「うん、じゃあね」
軽く会釈をされる。
これももう日課になりつつあり、僕にとって、
まるでストレスだ。
- Re: 僕の彼女は恋をしらない ( No.5 )
- 日時: 2016/01/02 18:17
- 名前: 三葉 (ID: qNIh9ax1)
「……あー……何て言うか……お前も大変そうだな」
「だろ?彼女に何の定義があるのか知らないけど、恋人だからって一緒に帰るって……こっちとしてはもちろん嬉しいけど」
愚痴を溢す。
こんなこと言えるのはこいつだけだ。
ともかく未来にとって僕は、少し話すただのクラスメイトでしかないのだ。
こっちから言い出したのを守ってくれているのか、同じクラスでも教室内では話しはしていない。
「ううう、これは彼女に遊ばれているのか!?そうなのか!?」
「ばーか。朝霧ってそういうタイプに見えないだろ?それにお前に対してはお堅い態度だけど、女子の前では普通だぞ?」
天音に言われて未来のいる方に振り替える。
そこには女子と親しげに話している未来の姿があった。
未来の回りには女子が多くいるようにも思える。
「確かに敬語使ってるところは変わらないけど、あーゆータイプって女子から嫌われるかと思ってた。まさかあそこまで仲良い友達いるとはねー」
「……この前女子に未来のこと聞いたら、仕草が可愛いとか敬語使ってるところが可愛いとか言ってたな」
「見た目が元からいいから、いわゆる愛されキャラってやつ?」
「かもな」
未来の交友関係については疑問に思う部分もあるが、今はいい。
それより何故僕の前ではあんなにお堅い態度なのだろう。
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