コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: フユコイ。【オリキャラ募集中】 ( No.8 )
日時: 2015/09/13 21:07
名前: 夏目 織 ◆wXeoWvpbbM (ID: LaqAx/EG)
参照: ちほりん→とらじ、澪羽、*織*→夏目 織

第一話



「ぁ……あ、あのっ!…………これっ……あ、ありがとうございましたっ……!」

私、曽良野 あいは人見知りで男子恐怖症。

なのに……なのに……!

「あぁ、手袋!」

何で……!


男子とっ……!

「……邪魔」

……ヒイィ!

人生最大の勇気を振り絞ってるときに……!

睨まれなきゃいけないの……!?

「未來、早くいこう」

「え、ちょ、或斗?」

あぁ、行っちゃう!

手袋……結局渡しそびれちゃった

元はというと……そう、従兄弟の或斗くんのせい!

……塩野くんとは普通に喋れるようになりたかったのにな

「あい、私たちも行こう」

「え、うん……」

今のは、幼馴染みの夕日ちゃん。

なにかと頼れる友達です。

「雪だまばくだーん!はっしゃー!」

…………今私たちのクラスは雪が降っているので、外のグラウンドで遊んでいます

……寒い

塩野くんは……

夕日ちゃんのとなりに座って、必死に塩野くんを探す私

……何で?

何で私、塩野くん探してるの?

「おーっ曽良野も八野もやる?」

しっ、塩野くん!?

「んー?今はいいやーあとでいくねー!」

ゆ、夕日ちゃん……“表顔”作ってる……

「あ、あの……」

同じクラスの雛子ちゃんだっけ

「そこ……冷えるのでよかったら……」

雛子ちゃんが指差した先。

そこはグラウンドの端っこで大きなかまくらがあった

「塩野くんが、あいちゃんに……って」

塩野くんが?私に?

「夕日ちゃんもどうぞ……」

「ありがとう!未來にも伝えといてくれる?」

塩野くん……さっきはこれを?

……私はマフラーに顔を埋めた

どうしょう……

あのときみたいに、顔が熱い