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Re: フユコイ。 ( No.22 )
日時: 2015/12/06 11:41
名前: 夏目 織 ◆wXeoWvpbbM (ID: .HsHtyLH)
参照: ちほりん→とらじ、澪羽、*織*→夏目 織、リザ、桜里

ちょこっと更新〜♪

第五話


「みんなーーー!教室戻るよーー!」

夕日ちゃんと一緒に話していると、大きな先生の声が聞こえた。
クラスの人たちも次々と先生がいる所に集まっていく。

私と夕日ちゃんも小走りでそこに向かって走った。

授業も部活も終わりもう下校時間。
雪が積もってるから気を付けて帰ってね、って先生が言ってた。

確かにアスファルトの上に雪が積もってるし、凍っているところもいくつかある。

「あい、未來に届けなくていいの?」
「……?」
「手袋、まだ返してないでしょ?」

……忘れてた。
かんっぜんに忘れてた。

もう……帰っちゃったかな?

「夕日ちゃん、私っ、返してくるねっ……!」

手袋をバッグから出して走る。
昇降口に行って、塩野くんの場所を見る。

上履きだけ━━━━

やっぱりもう……

「どうしたの?」

━━━━この声。

「誰か探してんの?」

この顔。

「しっ、塩野くんっ……これっ……」

やっぱり緊張して上手く話せない。
だけど……

「あ、手袋……朝貰ってなかったよね……わざわざここまで走ってきたの?」
「うん……帰っちゃってるかと思って……」

下を向いて、そう話す。

ハァハァと息が上がってる。

「そっか。ありがと!じゃあな!」

塩野くんはそう言って、昇降口から出ていった。

……話せた。

男子と……一対一で……!

しかもそれが……塩野くん……!





━━━━話せただけで、こんなにドキドキして、走った以上に顔が熱いのは何故だろう。

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駄作orz