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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: フユコイ。 ( No.22 )
- 日時: 2015/12/06 11:41
- 名前: 夏目 織 ◆wXeoWvpbbM (ID: .HsHtyLH)
- 参照: ちほりん→とらじ、澪羽、*織*→夏目 織、リザ、桜里
ちょこっと更新〜♪
第五話
「みんなーーー!教室戻るよーー!」
夕日ちゃんと一緒に話していると、大きな先生の声が聞こえた。
クラスの人たちも次々と先生がいる所に集まっていく。
私と夕日ちゃんも小走りでそこに向かって走った。
◇
授業も部活も終わりもう下校時間。
雪が積もってるから気を付けて帰ってね、って先生が言ってた。
確かにアスファルトの上に雪が積もってるし、凍っているところもいくつかある。
「あい、未來に届けなくていいの?」
「……?」
「手袋、まだ返してないでしょ?」
……忘れてた。
かんっぜんに忘れてた。
もう……帰っちゃったかな?
「夕日ちゃん、私っ、返してくるねっ……!」
手袋をバッグから出して走る。
昇降口に行って、塩野くんの場所を見る。
上履きだけ━━━━
やっぱりもう……
「どうしたの?」
━━━━この声。
「誰か探してんの?」
この顔。
「しっ、塩野くんっ……これっ……」
やっぱり緊張して上手く話せない。
だけど……
「あ、手袋……朝貰ってなかったよね……わざわざここまで走ってきたの?」
「うん……帰っちゃってるかと思って……」
下を向いて、そう話す。
ハァハァと息が上がってる。
「そっか。ありがと!じゃあな!」
塩野くんはそう言って、昇降口から出ていった。
……話せた。
男子と……一対一で……!
しかもそれが……塩野くん……!
━━━━話せただけで、こんなにドキドキして、走った以上に顔が熱いのは何故だろう。
━━━━━━━━━━━━━━━
駄作orz
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