コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 妹さんの誕生日 ( No.39 )
日時: 2015/02/14 23:10
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: chZuMjzt)

 段ボール迷路捜索中

 てくてくてくてくてくてく。

 3つ目の星を見つけてから、もう、10分くらいはかかったんじゃないかな?

 結構歩いてるんだけど、ぜーんぜん、なーんにも、無い。

 ここって、こんなに暇なところだったっけ?

 ……まあ、今日、初めて、ここに来たんだけどさ。


 〜それから314歩、歩いたとき〜

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

 ねえ、ちょっと!

 この、「314」って数字さ、小数点をつけるとさ!

 「3,14」

 「……15926535897932384626433832795028841971……」

 絶対に、円周率のパクリだから!

 やけに正確だな、とか、思っちゃだめだからね!

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

 

 ……ん?

 これ……

 見つけたものを懐中電灯で照らしてみた。

 段ボール製の……階段!?

 しかも、その表面には。

『この先、緑の星あり』

 って!?

 緑の星!?

 何それ、苔かカビの生えた星形の石(←)しか、思い浮かばないんですけど!?

 ……と、ちょっと待て。

 この階段、登れるの?

 段ボールで出来ているし。

 ………………。

 いいや!

 ちょっとぐらい、落ちたって。

 だって、妹さんも、パーティーの準備を進めるために、体を張ったんだよ?

 私だって、挑戦する!

 と、いうことで。




 1歩目。

 特に、何も起きない。


 あ、ちなみに、この階段は9段あるみたいだよ。


 2歩目。

 ちょっとだけ段がへこんだような気がしたけど、気にしてなんかいられない。

 そこから3歩目、4歩目、5歩目、6歩目と進めていくけど、その様子は2段目とほとんど同じ。

 7歩目。

 ひっ?

 今、階段全体が揺らめかなかった?

 8歩目。

 ひゃっ?

 この床、抜けそうじゃない?

 最後、9歩目。

 ……ひゃあっ!

 か、階段が崩れる!

 落ちるぅ〜〜〜〜〜〜〜っ!


 グシャッ!


 ひ〜ん、痛いよぉ。

 段ボールが、崩れたぁっ。


 そして、緑の星っ。

 まだ上にあるの?

 それとも、私と段ボールと一緒に落ちてきたの?

 どこなのっ!?

 今までに星を3つ見つけたんだから、この冒険に「星」が関係ない訳が、無いもん!

 ……と、いろいろなことを考えて。

 必死に緑の星を探す。

 階段の中にある可能性もあるし……その上の床……それより向こうにも、あるかも……。



〜捜索しまくって〜



 あったぁ!

 見つけたぁ!

 わ〜いっ!

 小踊りする私の手の中には、緑色に光る、リコーダーの先ほどの大きさの、星。



 ハッ。



 我に返って、星をポケットの中にしまう。

 これで、集まった星は4つ。

 本当に、これ、何に使うんだろう……

 疑問。

 ……まあいい!

 早く、宝箱を見つけないと!

Re: 妹さんの誕生日 ( No.40 )
日時: 2015/02/15 12:57
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: chZuMjzt)

 ん?

 今までと同じサイズの紙が貼ってあるんだけど……これ、書いてある文字がさ、

『暇つぶし用グッズ』

 なんだよね。

 暇じゃないんだけど……取っておくか。

 紙をぺりっと剥がす。

 すると、その奥にあったのは……

 ルービックキューブだ!

 3×3の、ノーマルなヤツ!

 独楽林檎も同じらしいんだけど、私、全面そろえるのが得意なんだよ。

 ちょうど色がばらばらになっているし、そろえようっと。


 まずは白の面をそろえて……次にそれに接する部分の色をそろえて……

 という手順のはずなのに!

 まず、白の面が無い!

 次に、これ、6面のキューブなはずなのに、7つの色がある!

 おかしいのは、それだけ!

 これじゃあ、そろうはずがないよぉっ!

 半ベソ状態で、キューブをくるくると回しながら、私、あることに気が付いた。

 これ、赤色と、橙色と、黄色と、緑色と、青色と、藍色と、紫色。

 全部合わせて、虹色……?

 ……って!

 赤、橙、黄、緑!?

 左手をポケットの中に突っ込む。

 中にある、4つのものをつかんで、引き抜く。

 開いた手のひらには、赤、橙、黄、緑の星。

 じゃあ、あと、3つで……

 星が、そろうんだ!

 何に使うのかが全く分からないこの星だけど、絶対、集めないといけないものなんだよね。


 こうしてなんか、いられない!

 早く、宝箱を見つけないと!

Re: 妹さんの誕生日 ( No.41 )
日時: 2015/02/15 17:33
名前: 美奈 (ID: Oh9/3OA.)

また遊びに来ました。笑
なんでこんなに面白く書けるんですかっ?!読みながら私、腹筋崩壊しそうなのですが…←あ、腹筋あまりないですけどね笑
何度も私の方にコメントありがとうございます(((o(*゜▽゜*)o)))
またちょくちょく来ますね(・ω・)ノ

Re: 妹さんの誕生日 ( No.42 )
日時: 2015/02/15 18:40
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: chZuMjzt)

 〈美奈さん〉

 わ〜い!

 ほんっとうに、目で警報が発令しますね!

 藍レク(勝手に略すな)の方に宣伝しておいて、よかった!¥(^。^)¥

 面白くなんか、ありませんよ!

 私も、腹筋が壊滅的に無いです。

 それに……ムフフ、フフフフフフフフフフフッ!(きもい byラミ)

 実は私、基本的に毎日小説カキコをチェックしているのです!

 なので、返事や物語の更新がある度にコメントする、言わばストーカーなのです!(;_:)

Re: 妹さんの誕生日 ( No.43 )
日時: 2015/02/17 16:46
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: chZuMjzt)

 ずるずるずるずるずるずるずるずる。

 あ、そばとかうどんとかを食べているわけではないよ?

 床を這ってるんだよ?

 まあ、なぜかというと、さ。


〜1分前〜

 ん?

 また、紙が貼ってある……けど、『この紙を剥がせ』とかじゃないな。

『この先、青の星落下注意』

 落ちてる、ですと!?

 探さないと、宝箱が……宝箱が……





 どうなるんだっけ?

 まあ、星を見つけないと!


〜現在〜

 だから、床を探してるんだ。

 これで星と宝箱が関係なかったら、それはもう激怒&気絶ものだよ!


 じゃなくて。

 足元……じゃない、手元に注意。

 きっと、青い星がどこかに落ちている、はずなんだし!















 這いながらも上げていた顔を、床に突っ伏す。

 ……無い。

 無い、無い、ない、ない、ナイッ!

 ……え、何がって?(聞いてないけど)

 分かってると思うけど、青い星が、だよっ!

 なんで?

 なんで?

 落ちてるんじゃないの!?

 そう思って、もう一度、あの貼り紙を見る。

『この先、青い星落下注意』

 って、書いてあるよね。

 何で、無いのっ!?










 あ。

 「床に落ちてる」と決まったわけじゃない、とか、かな!?

 張り紙を剥がしてみる。

 と。

 そこには、青色に光る、星が落ちていた。

「あったあああああああああああああああああああああああああっ!」

 久しぶりの鍵かっこだなぁ、なんていう声が聞こえないでもないけど。

 見つけた!

 謎が解けて、よかった!

 これで、残った星はあと藍色と紫色、2つだよね!


 よぉし。

 早く、宝箱を見つけないと!