コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: えっ、今日から私も魔法使い!?【募集あり】 ( No.92 )
日時: 2014/11/09 19:16
名前: 雪兎 (ID: hqWYiecP)

こんばんは。更新遅くてすみません。

早く対抗戦編終わらせろよ!なげーよ!

と思っている皆さん、大変申し訳ありません。全てはぐうたら作者のせいです。頑張って早く終わらせます。

まあとにかく本編をどうぞ☆


第二十一話 <対抗戦編>

その子供っぽい言い争いに見かねた(あきれた)ハクが、どうにか仲裁に入ろうと語りかける。

「まあ皆さん、口げんかしていても始まらないでしょ。ここは一旦…」

「小生意気な!へっ、所詮は人間の娘ェ!一瞬で片付けてやるぜぇッ!」

「人の話を聞けよぉ!?」

ハクの言葉をさえぎり、風魔が大きく手を広げた。
かと思うと、突然轟音とともに旋風が巻き起こり、周りにいたものが吹き飛ばされる。

しりもちをついたロゼッタが、涙目で呟いた。

「うう…風魔さん、やっぱりむちゃくちゃですぅ…。」

ただ一人平然と宙に浮かんでいた雷魔が、あきれた声で言う。

「おい風魔、やりすぎだぞ。ロゼッタまで飛ばしてどうする」

「へへっ、つい…」

うわうわ、見境なしですかあ?
…ていうか、服やぶけちゃったんですけどぉ。

リリアンは、頬から垂れた血を拭いながら立ち上がる。
見るとカイルとハクも、よろよろと立ち上がったところだった。

「これじゃ分が悪いよ…なんとかならないもんですかねえ?」

自分を勇気付けるように力なく笑う。…こんなめちゃくちゃな相手は初めてだ。

そういえばフィリアはどうしただろうかと、東の方角に何気なく目を向けたときだった。

「……え!?」

目を見張った。

ちょうど、木々の隙間から見えた学園の校舎が見えた。
では校舎から上がっている、あの黒い煙はなんだ?

どうしよう、みんなまだ気づいてない!

…それから地面を揺るがすような爆音が聞こえたのは、そのわずか一秒後のことだった。

              ☆

同じ頃フィリアは、プランスと刃を交えていた。

「ははっ、なかなかやるね、君!」

「うっ……」

といってもこっちは、これでまあまあ限界なんですけどね…!

おそらく彼はまだ、全力を出していない。
これで魔法を使われたときは、間違いなく私の負けだ。

どうにか勝つ方法を見つけないと…!

そのとき。

ドォォォーン!!

「えっ!?」

「な、何だい?」

この音は…爆発!!

私とプランス君は、顔を見合わせた。

            ☆

そして同じく、キャンディと交戦中のジーク。

「これでもくらえっ!」
大鎌での攻撃かと思わせるフェイントから、ジークは炎を放った。

「きゃっ!…危ないじゃないですのぉっ!!」

「ちっ、避けたか…」

そのとき、

ドォォォーン!!

「うおっ?」

「何ですの!?」

この音は…!

             ☆

そして、リュネットと森を移動中のエリオットも。

ドォォォーン!!

「ぎゃあ!!」

「…何っ」

ビビッて頭を抱えるエリオットと、すぐさま銃を構えるリュネット。

もう…ただでさえ怖いのに、勘弁してくれよぉ…。

冷や汗をかきながらそう思う、エリオットであった。

           
      一体何が起こったのか?次回、第二十二話。お楽しみに!