コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 俺達は人生ゲームの敗北者
- 日時: 2016/06/11 15:55
- 名前: 雪姫 (ID: 5YBzL49o)
「非リア充たちの日常風景」
———————————————————————————————————————————
◆ミッション◆
1:休憩時間の潰し方(語りパート)>>07-08
番外「魚谷 亮也の外の世界では」>>09
休憩時間の潰し方(物語パート)>>10-12
2:高校生活の振り返り方
◇勝者◇
「ザ・幼馴染」
尾久村 隣(オクムラ リン
亮也の幼馴染。隣の家に住んでいる。ベランダ越しにお互いの家に行き交いできてしまうほどの近さ…けしからん。
いつも笑顔で明るくトークも面白くて常に輪の中心。毎朝起こしに来てくれて多少のラッキースケベ・イベは許してくれる。ギャルゲによくいる幼馴染キャラ。
「キングオブリア充」
金元 奏(カナモト カナデ
亮也の幼馴染パートツゥー。中学時代からの親友(奏談)腐った紐(縁)(亮也談)
高学歴・高収入・高身長!サンケー!…将来的には。家は超がついちゃうほどのエリートかつセレブ…ケッ
なのに!このおぼっちゃまはそれを鼻にかけることなく、誰にでも友好的に接し人望も厚い。まさに亮也とは正反対のリア充。我ら非リア充の敵である。
◇敗者◇
「おおよそ主人公」
魚谷 亮也(ウオタニ リョウヤ
死んだ魚のような目の初年R。働いたら負けだと考えている。
ひねくれた性格から友達も彼女もなく、ぼっちであり、友達だと思ってたら相手にとってはまったくそんなことは無かった、という経験を積み重ね数多くのトラウマを抱えている。
どこぞのそこらに稀いるおまえら。
□魚谷家の一族>>01
「完璧系美少女…なんていない」
宝城 レン(ホウジョウ レン
学校の校長の娘で黒髪ロングで頭脳明晰・スポーツ万能・容姿端麗、おまけに気品が性格も良しなみんなから好かれる生徒会長!
…という人物にしたかったのにどうしてこうなった(※猛毒を吐くので注意)
□宝城家の一族>>02、>>05
「クリミノー(咎人)」
天馬 魔穂(テンマ マホ
身長150㎝のふたつの意味で小さな先輩。見た目は小学生(…にしか見えない)っぽいが、実は高三でIQがめちゃ高い…近年まれにみる天才。
娘っ子だが一人称は「オレ」態度も性格も男っぽく(ドSで性に対して解放的)漢気に溢れ(口より先にパンチがでるタイプ)「姐さん&お姉様」と慕う後輩は数知れず。
見た目通り?に可愛いモノが大好き。大好物は黒髪ロングの妹…あっ察し。恋愛対象は一応男だと言っているがバイ…バイバイキ〜ン〜〜☆
■「闇(病み)系」
ネム・トゥルース(忌み名
イッちゃってる子、イタイ子、かわそうな子の三拍子スキル持ちのいわゆる厨二病患者。
種族はトゥルーヴァンパイヤ(始祖吸血鬼)宿命のライバル女神の呪いで貧乳ロリッ娘姿(…になったという設定)
魔穂(えっ?ダレですか?それは)の前世(数ヶ月くらい前)の名と姿(…は現在も)
全ては女神の呪いのせいとされアカシックレコードに黒歴史として封印された、恥ずかしい過去(もういっちょ数ヶ月前)
□天馬家・ペンドラゴン財閥の一族>>03
▲その他
教師>>04
依頼人1>>06
家族1>>01 2>>02、>>05 3>>03
モブ>>13
- Re: 俺達は人生ゲームの敗北者 ( No.11 )
- 日時: 2016/06/09 08:41
- 名前: 雪姫 (ID: tVCgD/M1)
(魚)
“俺は優しい女の子は嫌いだ——”
ほんのひとことあいさつをかわせば気になるし
メールが行き交えば心がざわつく
電話なんかかかって来たその日には、着信履歴を見てついほほがゆるむ
だが知っている それが優しさだということを——
俺に優しい人間は、他の人にも優しくて
そのことをつい忘れそうになる
真実が残酷だと言うのならばきっと嘘は優しいのだろう
だから優しさは嘘だ——
いつだって期待して
いつも勘違いして
いつからか希望をもつのはやめた
訓練されたぼっちは二度も同じ手にひっかかったりしない
百戦錬磨の強者 負ける事に関しては俺が最強
だからいつまでも 優しい女の子は嫌いだ——
+ + +
「リョウ?」
「んあ」
「なんか難しい顔してるよー?リョウらしくもない」
「ちょっと考え事してた」
「ふーん…」
あの日以降も隣はいつも通りに俺と接する。何事もなかったかのように。
隣がそんなだから他の奴らもそれ以上のことはなにもしてこなかった。
優しい隣のおかげで俺の平和な学校生活はたもたれた、ようにみえたが実際はそうじゃない。
俺も優しい隣に対してなにも思わなかったわけじゃない。
いろいろ思うところあって、きまずくなって、あの日以来どことなく隣を避けるようなった。ぼっちの道を貫くことにした。
「それで、ご用件は?」
「ようけん??」
「なにしに来たんだよ…おまえ」
「あぁ!えっとねぇ…何しにきたんだっけあたし」
「………」
こいつマジか…。馬鹿だとは思っていたがここまでとは…。
「ああ、思い出した!すうがく!数学の教科書借りにきたんだった。ふぅー、よかった思い出せてー」
「ほんとだな、っとゆうかまたか」
「えへへ」
こいつはよく忘れ物をする。そしていつも俺に借りにくる。
まあそれだけ俺が信頼されてる…わけもなく、すべての教材をロッカーにおきべんしてるからだ。
いつでも貸し放題だ。…返ってくるかどうかはおいといて(過去に何度かカリパクされた経験アリ
「二人はいつも仲がいいね」
「あっ奏くん」
声がしたほうを見ると金元が立っていた。いつもみたく爽やかスマイルで
「「キャー、金元君だー、キャー」」
俺に対しての陰口が一気に金元への黄色い歓声へと変わる。
金元とは中学の時からの知り合い。ただの知り合いだ。
金元と魚谷二人合わせて「金魚」コンピなんて呼ばれてた時代もあったが昔の話だ。
俺はこいつが嫌いだ。
サッカー部のエースで爽やか王子っていう異名も嫌いだが、なにより一番嫌いなとこは俺を利用してることだ。
おそらく金元は隣の事が好きだ。隣と仲良くなろうと思ったら、いつも一緒にいる俺が邪魔者なわけだ。でも俺を退場させたら自分の地位が危なくなるし、下手したら隣に嫌われるかもしれねぇ。
そんな危ない橋わたるよりも、俺を仲良くしてるふりをして近づいてきたほうがずっと有効的だ。
…この金元の策に気が付いたとき泣きそうになった。
「奏くんもリョウにようじー?」
「うん。次の移動教室に使う教科書われちゃってさ」
「えぇー奏くんが忘れ物なんてめずらしいこともあるんだね」
そうか、だから今日雨降ってんのか。
「昨日予習するために持って帰ったら、そのまま机の上に置きっぱなしだったよ」
「うわっ理由もすごいっ。あたしなんか、苦手科目だからもってくるのも苦で苦で〜」
だからって俺に借りればいいや〜ってことにはならないだろ。
「リョウの四次元ロッカーはすごいよ〜ねっ」
「あっ?お、おう」
やべっ、急にふられたから変に返事しちまった。
「ふふっ。サナヤ君、僕も借りていいかな?」
…こいつを嫌いな理由もう一つあった。「サナヤ君」と呼んでくるとこだ。
初めて呼ばれた時からずーと、こいつは俺の事を「サナヤ君」と呼ぶ。誰だそれ。このクラスに「サナヤ君」という奴はいねぇ。
「かまわねーよ、ほら」
金元にロッカーのカギをほうる。
「よっと」
「ナイスキャッチ」と歓声があがる。ちっ。
うちのロッカーは防犯のため全部、カギ付きだ。
昔はカギ付きおろか扉すらないただのボックスに入れてたらしい。
だがそんなんだと、ぼっちの財布がリア充どもに盗まれまくって、被害届が続出だったため、去年から全部カギ付きロッカーとなったらしい。
マスターキーもある。それはやっぱり校長と理事長が一本ずつ持っているらしい。
「あー!まだなにもつけてなーいっ」
突然隣が大声をあげる。
「なにが?」
「なにが?じゃないよっ。カギ、なんにもつけてないじゃんっ」
確かにカギにはなにもつけてないし、書いてもいない。銀色のごく普通のどこにでもあるカギだ。
…たまに家のカギと間違うときがある。
「それがどうした?」
「だーかーらー、どうしたじゃないってばっ。落としたらどーすんの!?こんなサラの状態だったら、見つけてもらってもだれのかわからないよ」
「べついいだろ、戻ってこなくても。スペアあるし」
「そうゆう問題じゃなーい」
- Re: 俺達は人生ゲームの敗北者 ( No.12 )
- 日時: 2016/06/11 15:54
- 名前: 雪姫 (ID: 5YBzL49o)
しょうがないなーと言いながら隣はスカートのポケットに手を突っ込み、なにかを探し始める。
そして「テッテレー」と青い猫型ロボットよろしくの効果音を口にしながら取り出したのは…
「げっ、たこねこマン キーホルダー」
たこねこマンとは
たこ焼きの被り物をした虎猫のキャラ。表情はなぜかにんまりスマイル。
なにかのアニメキャラなのか、マスコットなのか、ゆるきゃらなのか、何処かのご当地なのか、キモカワイイのか、ただひたすらにキモイのか、俺にはよくわからないが今女子たちの間ですごい流行っている。
「これでもう安心だね♪」
などと考え事している間に、隣のやつ俺のカギにたこねこマン キーホルダーをつけてご機嫌の笑みだった…。
「いつ、どこで、落としたとしてもきっとだれかがリョウの元まで届けてくれるよ」
「いやっ、たこねこマンじゃこねーだろ。普通、女子のだと思うんじゃ?」
「だいじょーぶ、だいじょーぶ」
隣はなぜか自慢げだ。
「女子達の間で出回ってたら、あたしの所に回って来たとこで気づくし、それに証人はここにいっぱいいるよ?ねー」
「「おぉぉ!そのキーホルダーがついたカギ、見つけたら魚谷くんに届けますっス」」
「ありがとーみんなー」
おまえはアイドルかっ。あっ…アイドルか、学校内の。
男共は「りんちゃーん」と意気揚々に手振っている。…がその反面、女子たち(たこねこマン好き)は、「あれ限定モノじゃない?」「ウソッ、なんで尾久村さんもってんの」「意味わかんなーい」とこそこそ陰口をたたいている。
ふぅん、これ限定モノなのか…なんで隣はこんなレアモノおれにくれたんだ?
「あ〜、かなでくぅんみぃ〜けっ!」
いきなり俺の視界に乳が…デカイ乳が…
「あっ乳子ちゃんだっやほ〜」
「チッ尾久村 隣……うふっ、やほ〜♪」
あっ察し。デガイ乳の正体は、ホルスタイン 乳子だった。俺様命名。本名は別にあるけど、親しくないからしらねぇ。
乳子はその名の通り、胸がバッッカデカイ、それはもはやメロンやスイカのように。
けどいいのは乳だけであとは駄目だ。腐ってる。
見た目はセクシーだし、姉御肌な感じとかお色気系のキャラでいけばいいのに、本人は真逆のあまったるい話方でゴリゴリご自慢の胸を押し付けてくる、ムカつく可愛い系キャラを演じている。
当然他の女子たちのウケはよくない。みろよ、あの女子達の目。あれは敵を見る目だ。
まあそんな些細なことを気にするような乳子じゃ、ないんだけどな。
「ねぇ〜ねぇ〜かなでくぅ〜ん。そろそろ移動しないと、ち・こ・くしちゃうよぉ〜」
「わぁーほんとだー」
時計を見た隣が大きな声をあげる。隣に空気を読む、という機能は残念ながらついてない。
乳子は「…アンタには言ってないわよ」と言いたげに隣を睨みつけている。
「そろそろ行かないとだね。じゃ、サナヤ君教科書ありがとね」
「またねーリョウー」
「おう」
手を振りながら嵐たちは去っていった。ちなみに乳子は無言で俺を睨みつけたまま出ていった。
どうやら金元と仲良くしてるのが気に食わないらしい…。
別に仲良くなんかねぇーし、男同士なんだからライバルになるわけないだろっ!…と心の中でツッコミをいれ、次の授業の準備をする。
「…あ。次の授業、数学だった」
(豚)
次の授業にいる教科書を隣に貸してしまった亮也はどうなったのか——!?
とかとかごく一部分の方は気になるかもしれにゃいけど〜〜〜からの〜〜スキーーーップ!!
そんなこんなのなんやで時間は流れ あっとゆうまに放課後。
▽放課後 教室にて
授業も終わり、夕暮れの放課後。さあ、おまえらは何をする?
部活動に精を出すか?全国大会目指すか?
トモダチと教室や校門前で仲良く時間を忘れるまでお喋りか?
図書室にこもって、予習・復習・宿題。勉強に励むか?
ふんっ。ぼっちを貫いてきた俺は違う。そんなことはしない。
帰宅部である俺はまず、
誰よりも先に変える準備を終え
誰よりも先に教室を出て
誰よりも先に上履きを履き替えて
誰よりも先校門をでてかえ——
「“二年二組の魚谷 亮也くん。至急 職員室へくるように——”」
る…んだいつもなら。
でも今日は運悪く、あの鬼教師に捕まってしまった…。
mission2 「高校生活の振り返り方」へつづく
- Re: 俺達は人生ゲームの敗北者 ( No.13 )
- 日時: 2016/06/11 16:07
- 名前: 雪姫 (ID: 5YBzL49o)
【モブ】
モブキャラクターは原則として名前を持たず、「群衆」として扱われる。漫画やアニメの中で、名前が明かされるキャラクターの背景に描かれる、偶然そこに居合わせた通行人達などが、モブキャラクターの典型的な例である。
モブキャラクターを英語風に表記すると、“mob character”になる。略してモブキャラともいう。また、群集キャラ・背景キャラと呼ばれることがある。俗にザコキャラクターともいう。
wiki抜粋。
———————————————————————————————————————————
名前:真田&猫丸
奏のグループ。
真田は奏と同じサッカー部で奏の二番目に上手い。高一のとき初めて知り合い、同じクラスで同じ部活ということで意気投合し仲良くなる。
猫丸は園芸部。高一の春 いじめられていたところを奏に助けてもらって以来、ずっと奏の傍にひっちゅきもっちゅき。
名前:ホルスタイン 乳子
デカイ胸が特徴的な少女。もとろんスタイル抜群。だが性格に問題あり。
奏とは中学のときからの付き合い。実はそのころからずっと一途に思いを寄せている。
もちろん本名はべつにある。だけどリョウヤの脳内ではみんな「乳子」と呼んでることになっている。
- Re: 俺達は人生ゲームの敗北者 ( No.14 )
- 日時: 2016/06/13 22:41
- 名前: 雪姫 (ID: FEqFrkLe)
名前:ギャル子とその付き人
ギャル子。サチ高一年のギャル系少女。髪は校則違反の金髪でバリバリメイク&着崩し制服。
右美(ウミ)&左希(サキ) ギャル子の付き人。いつもどんな時でも一緒にいる。太鼓持ち。
名前:早乙女 浪漫&栗(サオトメ ロマン&マロン)
漫画研究部に所属している姉妹。
姉 浪漫は無類のBL(ボーイズラブ)好き。
妹 栗は無類のGL(ガールズラブ)好き。
二人の特技は妄想。生物から無機物であろうと、二人の頭の中ではめくるめく愛の物語が繰り広げられている。
- Re: 俺達は人生ゲームの敗北者 ( No.15 )
- 日時: 2017/02/08 13:16
- 名前: 雪姫 (ID: lQjP23yG)
あげり
この掲示板は過去ログ化されています。