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Re: 美女4人怪盗団 ( No.18 )
日時: 2015/10/25 01:08
名前: キャッツアイ (ID: Z5cmkimI)

「それより私、観光案内で見た、鮫のプールに行きたい!!鮫の泳ぐ中をガラスで通り抜けるのよ!たのしそう!」

パンフレットには確かに、鮫がいる水槽を通り抜ける筒のようなガラスの中に人が映った写真があった。しかし華は反対した。

「却下よ!そんな危険な事無理よ!麗ちゃんの時だけ、水圧が強くてガラスが割れるわよ。だいたいサメは一緒に泳ぐものじゃないのよ、食べるものよ!ふかひれよ!!」

「それも、ちょっとずれてるでしょうが。」都が突っ込む。

「安全なんだってば。鮫がまぢかに来るのよ、スリルあるでしょう。行きたい!

「だめだめ!ぜったい危険よ。私たちには幸の薄い薫がいるのよ。最高に運の悪い薫がついてるのよ、薫の不幸パワーで、絶対ガラスが割れるわよ。それで、小さい薫なんて一口で食べられるわよ。

「私は幸薄くないし、想像で勝手に殺さないで~~」と薫。

「もう、ケチね。じゃ、どこにいくのよ??ずっとホテルだなんていやよ、せっかくのラスベガスなのに!!」

「ほほほ。いくとこは決まってるのよ。」と華

「もしかして。カジノ?」と都

「あたり。絶対勝って稼がなきゃ!!!」

「結局お金なのね。わかったわ。でも、ギャンブルなんて、素人でしょ。

しかも不運の薫がいるのよ、それこそ絶対大損するわよ。」と麗。4人の中では、悪い事がおきるとたいていは薫のせいにされる。

「みんな、私は不運じゃない!!ひどい。。」

「大丈夫だよ、薫を連れていかなければいいんだ。」と都。

麗はいった。「都、それがいちばんひどいから。」

薫が怒って反撃した。
「みんな、そんなこというならこうだ!」

何やらねばっとしたものを華の手にくっつける薫。ぎゃーー!と華。
「何これ何すんの!!きもちわる!」

ねばねばした物体は、緑色のスライムの様な見た目で、華の手にしつこくくっついて離れない、強力な接着剤のようだった。

「これね、じつは都に頼まれて私が開発したの。たとえば警官に追われてるときに、

この接着剤を道路に投げる。そうすれば警官は靴がくっついて追って来れなくなる。」
「わーできたんだ!」と都が喜ぶ。
「試してみたい!」と麗もスライムを取って華にくっつけ始める。

「やだー!なんで私で試すのよ———!」
TAKE5は今夜もにぎやかだ。