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嘘つきが愛した彼女は、正直者。
日時: 2015/10/22 23:24
名前: 棗 ◆.AJPkz4dwk (ID: SHYi7mZj)




小説開始/2015.10.22
小説終了/




【挨拶】

初めまして、棗(なつめ)といいます。
小説の才能は有りませんが、自分なりに出来る範囲で更新を頑張って行きたいと思っています。
応援して下されば、凄く嬉しいです!

宜しくお願い致します。*




【注意点】

■更新はほぼ気紛れ。ペースが上がったり下がったりしますが、予めご了承を。
■荒らしや成り済まし等の対処法が分からないので、荒らしと判断した際は無視します。
■コメントはなるべく早く返せるよう心掛けますが、万が一返せてなくても読んでいます!




【目次】

●お知らせ
●突破記念

【Story 1.】




【登場人物】

*夕暮 永遠  Yugure Towa.
*緋谷 千景  Aketani Thikage.

 渋染 瑠璃  Shibusome Ruri.
 豹堂 優人  Hyodo Yuto.
 雨月 菫   Amathuki sumire.
 城峰 疾風  Shiromine Hayate.

/追加有り・詳しくは後程




【わざわざコメントして下さった方々】



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Re: 嘘つきが愛した彼女は、正直者。 ( No.1 )
日時: 2015/10/23 21:15
名前: 棗 ◆.AJPkz4dwk (ID: n/98eUHM)




【Story 1.】


生まれ持った甘栗色ッシュルームカットの髪が、風でふわふわと揺れている。
首には黒色のヘッドフォンを掛けて、軽やかな足取りで「明蘭(Meran.)学園」へと向かって行く。
時折吹く6月の風が吹き抜けて、心地好い。

そんな事を思った私の名は——夕暮 永遠。

制服のポケットから伸びるイヤホンのコードに指を絡ませながら、鼻唄と共にリズムに乗る。
こんな事をしながら、ひとりで登下校する時間が、私は本当に本当に大好き、だった。

だから、後ろから飛んできた可愛らしい声に、気付く事が出来なくて。
不意に後ろから抱き付かれた為、私は危うく顔面から転ぶところであった。



「とーわっ! おはよっ」
「ぐぎゃっ」



まるで、カエルのような悲鳴を上げた。
乗っていたリズムも乱れ、私は抱き付いてきた彼女を見る為に首を後ろに曲げた。

私の目に映ったのは、やはりあいつである。
さらさらの黒髪を緩く三つ編みにして、青色のリボンで結んでいる。目もぱっちりで、可愛らしい。

このモデルのように可愛い彼女は、私の親友——雨月 菫、である。
華のように綺麗で、思わず見とれてしまうような笑顔を咲かせた菫は、私にくっついてくる。



「後ろ姿で分かったよ、永遠の事!」
「ふふ、さっすが親友。私も声で分かった」



にこり、と笑みを返せば、菫は嬉しそうな表情(かお)に早変わりする。
菫とは中学1年生の頃からの付き合いで、一緒にいるとよく目立ったものだ。


まあ、仕方がないだろう。
菫は、本当に可愛らしいんだ。


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