コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: (題名変更)オカンな私の息子たち。【題名募集中】 ( No.3 )
- 日時: 2015/08/30 11:27
- 名前: あまま (ID: Jro3iv1q)
ピピピッ、ピピピッと早朝にアラームは鳴り響いた。
布団の中から出てきた手は何かを探すようにして空中を彷徨い、アラームを布団の中に引きずり込んだ。アラームをとめ、しばらくすると、布団の主は起き上がった。
「…ねみぃ。まあ、しょうがないか。ずっと引きこもってたし。」
布団の主、風間光は、昨日来た同じ小学校で現在は同級生の少女を思い出した。
オカン気質でしっかり者。でもそのくせどこか抜けていて。
久しぶりに会ったけど、変わってはいなかった。
「やっぱめんどいな…。」
そう呟いた時、計らったように部屋のドアがバンッ、と開かれた。
「おはよ〜光ちゃん〜、日向ちゃん来たわよ〜」
「おはよう!さあ行こっか、学校!やっぱめんどいなんて思ってないよね?」
嵐のように母親と少女__北海日向__が入って来た。
…つーか聞かれてたのか。
「日向ちゃん、光ちゃんのことよろしくね〜朝ご飯作ってくるね〜」
そう言ってのんびりと母親が出てくと、日向はくるりと俺の方を見た。
「じゃ、準備しよっか!」
*¥*¥*
ほどなくして準備を終えた(朝ご飯は食べて来たけど進められたので食べました)風間くんと登校中。
「ほら、シャンとして!」
「はいはい。」
二人で行くと、やはり男女のためか、注目される。んまあ、大丈夫でしょ。
二人で駄弁りながら行く。
「おお、北海か!」
その声の主に心当たりがあった私は、後ろを振り返った。
「九重先生!」
ニコニコと笑う、美人鬼教師こと私、もとい風間くんの担任でもある九重奈々江先生。
「うん?ソイツは誰だ?弟か?」
九重先生の『弟』という言葉にピクリと反応する風間くん。童顔と小柄なの、気にしてたもんねー。
「不登校の風間光くんですよ。」
「どーも。」
私が紹介すると、風間くんがぶっきらぼうに挨拶する。
九重先生はやっと来てくれたのか!と嬉しそうに笑い、結局三人で登校しました。