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「まだまだその眼には、可能性があるってことね」殺気を感じない。さっきの者たちとは違うようだ。「あなたは誰ですか？」とりあえず質問する。「私は、シャルル。よろしくね」茂みから出てきた人物をみて、驚いた。「お‥と‥こ‥？」声の高さと、しゃべり方、名前から女性だと思っていたのだが。「こう見えて、オレは、この学園の指折りなのよ」一人称を変えたな。「ごめんごめん。初対面の人は、こうしてからかってるのよ」声が低くなっている。そーゆー君は？」名乗るのか。「そうだよ」
心を！「読まれている！ってか？」名乗る必要はないようだ。「えーと、レインだな。よろしくね」シャルルか。悪いやつでは無さそうだ。「レイン、君は結構疑いを掛けるのが趣味なのか？」違うだろ。
「そういえば、そこで倒れている案内人、助けなくていいのか？」そういえば、地面に倒れていた。「医務室には、オレがつれていくよ。お前は、生徒会室にでもいってろ。じゃな」そういい残して、一瞬で、二人そろって消えた。瞬間移動ではないようだ。「生徒会室に行けといわれても、場所を知らないのだよ。そういえば、チャイムが鳴っていた気がしたけど、遅刻扱いなんじゃ？」後日、レインは、職員室に呼び出しをくらった。「シャルルも教えてくれればいいのに。そういえば、心を読んだなら、腹黒いって思われてるかもしれない！！」怒られる事よりも、その方が心配なレインだった。