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Re: 異世界召喚で転生したら最強になりました。 ( No.10 )
日時: 2018/07/10 18:12
名前: 白銀輪廻 (ID: .1oO/8Qg)

コッコッコッコ‥‥この扉の向こうには、メデューサと呼ばれる魔物がいるだろう。メデューサとは、その眼を見たものを、石に変えてしまう呪いを使ってくる魔物としてとある神話の話で登場する。神話の通りなら、ペルセウスと同じく、鏡のように磨いた盾を用意しておかねばならないが、そもそも盾など持っていないので、今の状態で倒すしかない。
ガチャッと鈍い音をたて、扉が開く。すると、
「こんにちは」と笑いかけてくる何かがいた。心眼のおかげで、見なくても、半径60メートルほどなら問題ないはずだ。「私はメデューサ。我らが魔王様に仕える誇り高きし者。あなたは?」答えを促されたので、名乗ることにした。「僕の名前はレイン、あなたを倒すものです」すると、「アハハハハ」笑い声が部屋中に響いた。「なぜ笑うのですか?」メデューサは答えた。「昔の人類ならいざ知らず、あなたごときが私に勝てるとでもお思いで?」なら、昔の名前を名乗るか。「僕は転生者だ。前世の名は、「金お稲荷」。二つ名は、金の世界の王者だ」その言葉を聞くや否や、メデューサの顔色が悪くなるのが分かった。「ま、まさか本当にあの金の大魔王なの!」うなずく。さて、目標の打倒魔王までの一歩を確かに踏んだように感じた。