コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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*   秘密探偵、天文部   *
日時: 2015/10/11 15:35
名前: 悠。 (ID: 0a987INq)






*、ごあいさつ



皆様、初めまして!
悠。と申します(*^_^*)

タイトルは、本当に作者の好みです((汗
精一杯頑張らせて頂きますので、応援宜しくお願いします*



*、注意事項



荒らしや成りすましはご遠慮くださいませ。

書いていらっしゃる小説を教えて頂ければ、小説の更新が終わり次第極力行かせて頂きます!



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Re: *   秘密探偵、天文部   * ( No.1 )
日時: 2015/10/11 16:42
名前: 悠。 (ID: 0a987INq)



【 story1. 】






深い、深い、夢のなか。
もうずっと昔の、嫌な記憶が蘇ってくる。

そんな悪夢をかき消すように、きらきらと朝陽が照り付ける。
その眩しさに私は起き、頭を押さえた。



 「——夢、だよね」




あんなの、正夢になったら困るとしか言いようがない。
私、一ノ瀬 奏(いちのせ かなで)はベッドから起き、欠伸をした。

下から聞こえる母親らしき声を覚えて、一階へと降りていく。
そこには用意された朝食があって、私はパンを手にとって座った。

そして食べ終えると、席を立って洗面台へと向かう。
青色のくしで髪を梳いていると、鏡に映る自分と目が合った。

背中ぐらいまで伸びた焦げ茶色の髪に、健康そうには見えない白い肌。
比較的大きいと言われる二重の瞳に、それを縁取る黒い睫毛。

鼻筋は高くも低くもなくて、唇は桜色。
身長は平均的な160センチで、周りとは変わらない。





 「行ってきまーす」

 「はい、行ってらっしゃい」





お母さんからお弁当を受け取り、茶色のローファーに足を通す。
私の家は母子家庭で、お父さんは私が三歳のときに事故で亡くなった。

だから、この十三年間はずっと二人暮らし。
最近お母さんも仕事を始めて、帰ってきて一人なんてことは良くある。

そんなことを考えながら、玄関ドアを押した。
ひとつ溜め息を吐いて、空へ視線を向ける。

やっぱり、考えてしまう。
もう関わらないって決めたのに、「空」を見ると、どうしても。








 『 奏(カナ)、星、見に行こうぜっ——! 』

 『 ほらっ、手、繋いで! 奏(カナ)! 』










もう忘れた筈の、昔のおはなしを。
また思い出してしまいそうで、無理矢理に頭を変えた。

今日から、私は高校生になる。
どうしてもそこを受けたくて勉強して、ぎりぎり入れた高校。

普通に何の変哲もない高校だけど、入りたかったのには理由がある。
絶対に、天文部に入りたかったから。

私は昔から星や月が大好きで、それはお父さんも同じだった。
お父さんは天文学者で、良く星を教えてもらっていた。

一緒に何度もプラネタリウムにも行ったし、その記憶はずっと残る。
いつか私も星や月を勉強したくて、お父さんが行ってた高校を受けた。



色んな人が行き交う歩道には、私と同じ制服に身を包んだ人もいて。
爽やかな春風が髪を靡かせ、髪には桜の花弁が絡んだ。

指で花弁を取ると、薄いピンク色の花弁が数枚指についた。
少しだけ頬が緩んで、胸の奥が高鳴った。

そして高校に着き、私は周りをぐるぐると見回した。
やはり家から離れているから、知っている人はいない。

分かっていたけれど、少し寂しい、なんて。
そんな考えは振り切って、私はクラス表がある掲示板を見に行った。




 
(えっと、私はB組か)





クラスを確認して校舎に向かっていると、後ろから肩を叩かれた。
思わず振り向くと、そこには知らない女子生徒が立っていた。

綺麗な艶のある黒髪を右の方に寄せて、前髪を編み込んでいる。
私が生徒手帳を落としてしまったみたいで、拾ってくれた。




 「あ、私は成宮 杏璃(なりみや あんり)、杏璃って呼んで!」

 「……一ノ瀬 奏、です」




背筋が垂直に立ち上がり緊張している私とは違い、杏璃は欠伸をする。
二人で並んで廊下を歩いていると、生徒の視線が集まる。

やっぱりな、と肩を落とす。
歩いているだけで、杏璃は様になる。

大きく溜め息をついたのには誰も気がつかず、ただ時間は過ぎる。
あんな事になるとは、まるで私は知らずに。



Re: *   秘密探偵、天文部   * ( No.2 )
日時: 2015/10/11 16:54
名前: 杏莉 (ID: 3mln2Ui1)

悠さん

また、新しい小説を書き始めたんですね!

とっても、文才があるので、羨ましいです。

欲しいぐらいですね╰(*´︶`*)╯

良かったら、

この駄作小説の

「スイーツは、恋の嵐!」

に、コメ・アドバイス等ください。((殴

では、更新ファイト!( ´◕㉨◕)


by杏莉

Re: *   秘密探偵、天文部   * ( No.3 )
日時: 2015/10/11 19:45
名前: 悠。 (ID: 0a987INq)





*、杏莉 さま




わわわ……コメントありがとうございます!
文才なんて欠片もございませんよ(。´・ω・)?ナイナイ

はい、是非伺わせて頂きますね*
コメント、訪問ありがとうございましたっ。



Re: *   秘密探偵、天文部   * ( No.4 )
日時: 2015/10/11 23:03
名前: Cosmos. ◆YBWquB21YQ (ID: SHYi7mZj)




初めまして、Cosmos.(秋桜)と申します。

いきなりですが、悠。様のfanです。追っかけです(
一作目の「同居人は、旦那さま。」の隠れfanだった危ない奴ですよ!←

相変わらず、物凄い文才をお持ちなようで……。
一作目のときも思ったのですが、まず題名で人を惹き付ける力がありますよね……!

えええ、ちょっと待って下さい。←
奏ちゃんも充分可愛らしいじゃないですか。あ、杏漓ちゃんも勿の論で可愛いですはい。(

天文部……ですか。素敵ですね。
中学に天文部ないんで、ちょっぴりショックです。(苦笑

奏ちゃん、過去に何が……?
更新、楽しみに待っています。頑張って下さい!



Re: *   秘密探偵、天文部   * ( No.5 )
日時: 2015/10/12 10:11
名前: 悠。 (ID: 0a987INq)





*、cosmos. さま




こちらこそ初めまして、駄作者の悠。です(。´・ω・)ドウモッ
追っかけ!?fan……目の錯覚でしょうか;

文才なんて欠片もありませんよ((汗
皆様の小説を見ていつも圧巻されております←

奏ちゃん可愛いんですけど捻くれてますよねえ、全くもうっ(
天文部って中々ないですよね、空想上ではある設定でっす☆←

更新、精一杯頑張らせて頂きますね*




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